【多様性と認知を変える力】【19卒】パック・エックスの総合職の本選考体験記 No.5559（早稲田大学/男性）（2018/9/20公開）

前向きな姿勢と、自分という人間に対する素直さ、当たり障りのない受け答えをするのではなく、会社のビジネスに対して深い議論をしたこと

優しく自分を知ろうとしてくれる感じだった。大学時代にとらわれず、それまでの人生全体を満遍なく質問された。

あなたの人生での体験を教えてください。

小学生の頃、母親の暴力に苦しみましたがポジティブさと自身のトレーニング、また友人の協力によりこれを克服しました。中学では教員の問題行動に憤りを覚えました。高校では数学の100点満点のテストで7点を取り留年しかけましたが先生方に助けられ、恩に報いるべく浪人時代の猛勉強の結果数学選択で受験校全てに合格しました。また震災のボランティアで現地の人と触れあい貢献できた喜びとその小ささの両方を噛みしめました。またイラン最高峰にアタックした際遭難しかけ、父と協力して脱出しました。大学ではアカペラサークルで先輩が横暴を働いており、それを食い止めるべく努力しましたが、自分の弱さや勇気のなさで失敗しそれを今でも後悔しています。

あなたは会社でどんなことを成し遂げたいですか。

私は、営業と、営業の仕組みを作ることの両方がしたいです。営業では実際のコンサルタント業務を行い、クライアント企業の発展に貢献したいです。人を活かす仕組みを作る上の手助けができることは大きな喜びにつながると思います。また同時に、自分はインターンの経験からウェブサイトのデータ分析と、その改善施策実行のための情報収集・およびそのアイデア考案を行ってきました。貴社はメディアや集客サイトも運営しているため、そのグロースをデザインできる仕事もしたいです。その両輪を回し、自分の企業やクライアント企業の認知を高めつつ、認知が高まった結果増えた客のためになる仕事を営業として担当したいです。そしてこの業務を通して世の中の認知を変える力を身に付けたいです。

採用説明会において求める人物を「生命力のある素敵な人」と明確にしており、内定通知書にはその部分についての合致が決め手になっていたと述べられていた。

とても和やかで優しい雰囲気であった。「こんな会社でよければ」という文言とともにかなり謙虚な姿勢がうかがえた。

それまでの人生について前の担当から少し聞いたが、より詳しく教えて欲しい。

①小学校2：リュックで通ったら5年生たちにいじめられる
4歳〜小2まで海外に在住。現地ではランドセルが手に入りにくいため、みんなリュックで通っていた。
小2の6月に帰国。日本の小学校でもリュックで通い続ける。
結果、5年生たちに傘を取り上げられるなど意地悪をされる。
この頃から日本が生きづらいと感じ始める。

②小学校：母親の暴力が小3くらいから激化
母親が精神病院に入院することも。小3の時、母親のキックでみぞおちというものを知る。
勉強なんて何の役にも立たないと思い、毎日筋トレをし・ボール遊びで走り回り・ボクシングを習う友人に鍛えてもらう。結果母親の攻撃をかわせるようになり助かる。グレたりしなかったのはその友人のおかげ。謝罪は一切ないので今でも母親のことは許していない。

③小学校〜：ボーイスカウトと茶道
尊敬できる大人にたくさん出会えた。
ボーイスカウトでは厳しいことも多かったが、リーダーたちはかっこよかった。茶道の先生は活動的で顔が広く教養があり、多くの人から慕われている。

④中学校：教員がセクハラ・いじめ
中学時代、自分の代の担当教員が問題な人ばかり。教員同士でいじめがあり、いじめられた側が退職・別の教員が自分の同級生の女子にセクハラをし騒動発生。
教員たちに対し反抗するようになる

⑤高校2：留年しかける
100点満点の数学のテストで7点を取る。先生たちが温情で助けてくれ、無事に進級。
「数学は役に立つ学問だと思うので、僕は受験では数学を使おうと思います。」と言った僕に対し、先生たちは爆笑しながらも温かい目で見守ってくれた。その恩に報いるべく浪人時代猛勉強し、数学選択で早稲田を含む受験校全てに合格。

⑥高校2：震災とボランティア
震災の年の夏にボーイスカウトの仲間たちと現地(宮城県南三陸)へ。津波で流された街を見て呆然。
少しでも現地の人の苦しみを救えた嬉しさ、同時にそれがほんの極一部でしかないことへの悲しさ
→ビジネスで「誰かを稼がせる」仕組みを作る方を目指したいと考え始める

⑦高校2：登山で死にかける
父と2人でイラン最高峰に挑戦。吹雪と霧に遭い下山ルートを見失う。追い詰められた状況の中でも常に冷静な父の姿があった。2人で知恵を出し合い、なんとか下山し助かる。
この経験から「明日死ぬかも」論には反対。自分たちはいつ火事で死ぬか分からない江戸っ子とは違う。常に思い残すことがないよう意識して生きるなんて無理だと思うし、もし死にそうになったら諦める前に最後まで最善を尽くすべし。

⑨大学1・2：サークルで嫌な思い
宗教的で上下関係の厳しいアカペラサークル。こき使われた1年生たちがブラックバイトのスパイラルでどんどん辞めていく。先輩たちのやり方に勇気を持って反対できなかったことは今でも後悔している。
しかしその経験から人との縁を大切にするようになった。その結果よろちゃんを通じてHuber.に出会えたり、授業やシェアハウスなどたくさんの繋がりや友人ができた。

⑩大学4：年上の社会人と恋愛
去年から今年にかけて。彼女はいつも背中を押してくれたり、おもしろい場所を見つけてきてはそこに誘ってくれたり。自分も仕事が大変な彼女を少しでも支えようと努力したが、やはり自分の未熟さを実感。強く頼もしい男になりたい。

逆質問「パチンコ業界をよくすることの難しさ、そのモチベーションの源泉を教えてください。」

パチンコはゲームアプリや他のボードゲームカフェなどと同じ娯楽提供のサービスに過ぎない。悪いイメージは単にイメージに過ぎず、とくに犯罪などがあるわけではない。にも関わらず、パチンコ屋の子どもに生まれそれを継いだだけで差別を受ける人もいる。たとえば不動産を貸すことを渋られるなど。パチンコ経営者たちには、従業員たちとその家族の幸せをいつも考えている人がたくさんいる。立派な生き方をしているにも関わらずそれが評価されないのはとても悲しいこと。パチンコに限らず介護や薬剤師、飲食など採用などで困っている業界はたくさんある。我々はそれらの人の苦しみ悲しみをなくしたい。そのためにパック・エックスは存在する。利益はそのまま自分たちの生んだものに対する通知表。