【熱き実況、魅せるスポーツ】【18卒】静岡第一テレビのアナウンサー職の本選考体験記 No.3076（日本大学/男性）（2017/12/8公開）

自己PR/志望理由

過去に静岡第一テレビを受験した先輩にお話を聞き、局の強みを確認した。また、テレビ番組をよく見て、特にスポーツ中継に関しては実況のフレーズを覚えることも行った。そうすることで、将来的な自分のビジョンをESに盛り込めるようになる。

カメラテスト/作文/面接

カメラテストは、3種類の原稿を読む。事前に下読みの時間が与えられるが、量はかなり多め。分からない漢字は徹底的に調べるようにすると良い。その後、スタジオで進行役のアナウンサーと掛け合いがある。ESに基づいた質問の他、突然ヒーローインタビューを頼まれ、台本無しで行った。スタジオのアナウンサーをヒーローに見立て、ひたすらにインタビューを行う。その後、食リポもある。私の時は静岡県の名産、揚げはんぺんといちごだった。実食→感想の流れ。作文は、テーマが『10年後の日本はこうなっているという姿を、現在の情勢を考慮して800字以内で書きなさい』というもの。日本だけでなく世界情勢も考慮し、今の日本はどうしなければならないのかを記した。面接は、学生が1人に対し、面接官は8人。自己PRを30秒で行ったあとに着席。質問が始まる。なぜアナウンサーなのか、なぜ格闘技を始めたのか、将来的に自分はどんな仕事を担当したいのか、その理由は何か、今のテレビ番組で一番つまらないと思うものは何か、報道番組はよく見るか、それは何という番組か、どのあたりが分かりやすいのか、スポーツの魅力は何か、、等。ESに即した質問ばかりではなく、多少回答に困ってしまうものもいくつか混ざっていた。面接官は皆さんとても優しい。

これが最終役員面接でした。ここに辿り着くまでのステップが短かったので、人事部の方に私のことを知って頂けているのか不安でしたが、面接中もフランクに質問してくださり、緊張がほぐれました。一番評価して頂いたと感じる点は、キックボクシングジム部に、所属していたことで身についた泥臭さと前向きな姿勢です。格闘技関連の質問が矢継ぎ早に来たので、興味を持ってくださったのだと直感しました。アルバイトでもトレーナーを担当しているので、スポーティーかつアクティブな一面をお見せすることができたと感じています。

かなり広い会議室で行う上、面接官の数が多いので圧迫感を感じる。しかし、面接官の皆さんは温厚なので、肩の力が抜けていく感じがあった。質問も、かたいものから優しいものまで幅広かった。時間を目一杯使ったと思う。

アルバイトでキックボクシングジムのトレーナーをしているそうですが、どんなことに気をつけて会員さんと接していますか。

「つまらない」と感じられたら終わりだと思っているので、とにかく喋ることを意識しています。ただ、喋りすぎるとくどいと思われる危険性もあるので、丁度よい塩梅を自分の中で見つけました。最初のストレッチやウォーミングアップは口も身体もバランス良く動かし、時にはふざけることもあります。ただ、後半のミット打ちや筋肉トレーニングの時は、疲れている中での受け答えを強要したくないので、極力呼吸を整えてもらうよう話しかけないようにしています。全く喋らなくなるわけではありませんが、初めと同じペースで会話してしまうと、会員さんの休まる時間がないので、喋りのペース配分には常に慎重になっています。レッスンを担当し始めてから2年が経ちますが、「またお願いします！」と言って頂けることが多く、そのたびにやり甲斐のある最高のアルバイトだと感じています。

静岡第一テレビで何がしたいですか。

サッカー中継です。私も高校までサッカーをしていたので、選手権を目指す高校サッカー部の熱い気持ちは痛いほどよくわかります。高校の部活には、レギュラーとして活躍する人の他にも、控えとしてチャンスを待つ人やスタンドから悔し涙をにじませる人、マネージャーとしてチームの管理をしてくれる人など、数多くの部員が携わっています。縁の下の力持ちとして、チームを支える人たちを特集することで、高校サッカーの魅力は倍増します。私は、見ている人を心から熱くする実況がしたいです。そのためには、アスリートへの徹底的な取材や日々の勉強を欠かさず、常に自己磨きを劣らないことが必要です。視聴者の感情と、私の感性がシンクロするようなリアルな実況を目指していきます。