【魅力あふれる声を届けよう】【18卒】テレビ朝日の夏インターン体験記（文系/アナウンサー職）No.2925（日本大学/男性）（2018/4/11公開）

中学生の頃からテレビ業界に興味があり、特にアナウンサー職に興味があったため。実際にアナウンサーの方々から指導して頂ける絶好の機会であり、且つスタジオ実習の体験もあると聞いていたので、迷うことなく応募に至った。

アナウンサースクールに通い、先生・先輩方からESの指導をして頂いた。アナウンサー職のESは特殊で、通常の証明写真の他にスナップ写真が必要なので、どういった写真が求められているのかや、実際に撮った写真をチェックしてもらったりした。また、ESの余白を文章で埋めてしまうことは読んでいる側の気持ちを考えていない自己中心的なESであるということも教わり、その後の就職活動にも大いに役立った。

全身・バストアップ写真/担当したい番組/自己PR/趣味/学生時代で最も力を入れている活動/メディアへの出演歴/受講したセミナー・スクール等/4枚のスナップ写真を使って「あなたらしさ」を表現

1日目にやったこと

アナウンサーの仕事についての説明、アナウンサーの方々との懇親会、実技練習、スタジオ実習（使っているセットをお借りし、一人ずつ原稿読み、フリートークを行う）、スタジオ見学（報道ステーションのセットを見学できる。）

アナウンサー

最後に、スタジオ収録の模様をUSBにしてプレゼントされた。

原稿読みの際、文字を負うことに精一杯になってしまうため、時々姿勢が悪くなってしまう。そこで、原稿の置き場所を気持ちやや前にしてみると、目で文字を追ったとしても姿勢が崩れることなくニュースを伝えることが出来る。このアドバイスは、正に目から鱗だった。

スタジオ実習が最も緊張した。実習の様子は、他の学生たちも見ている前で行う上、見たこともないような大きなカメラを向けられるので、終始強張ってしまったと感じた。しかし、アナウンサーの方が優しくリードしてくださるので、我々学生は元気よく、大きな声で、ハキハキと喋るだけで様になるとも思った。まだまだプロではないので、多少の緊張感も大切にしつつ、普段は入ることのできないスタジオの雰囲気を楽しむことを第一目標にすることで、気持ちが大分楽になった。

同じ夢や目標を持つ同世代の学生に出会い、互いを刺激し合える仲間が出来たことが何よりの財産だったと思う。インターンで出会った仲間たちとは、内定を頂いた今でも腹心の仲であり、これからもどこかで必ず繋がるであろう大切な友であると確信している。アナウンサー試験は、技術や知識以上にコミュニケーション能力を見られていると感じたので、こうしたインターンシップから積極的に人と会話することが大切である。

基本的な声出しや、毎日の新聞チェックはインターンシップで特に役に立った事柄だったと思う。というのも、いくら初心者の集まりとは言え、日ごろ声出しのトレーニングを行っている学生とそうでない学生では、やはり声の大きさやハリが全然違うからである。普段元気な人でも、人々の前では然程大きな声が出ないのはそのためである。自分自身をPRするためには、声の出し方が必要であると感じた。時事問題に関してだが、話題のニュースについてアナウンサーに意見を求められた時に、瞬時に答えられる瞬発力を試すような場面があった。日ごろ欠かさずにニュースを取り入れることで、対応力も違ってくると思う。

スタジオ実習・見学やアナウンサーとの掛け合いがあったので、イメージがしやすかったのだと思う。特にスタジオ実習では、自分以外の様子も見られるので、「自分ならこう答えるだろう」や、「あれは自分にはない発想だ」等、他の学生から学ぶことも多かったので、より鮮明にイメージすることが出来た。

簡潔に言うと、自分自身に自身がついたから。ES先行の段階で何百人と落選しているインターンなので、実際に参加したことで得たものはとてつもなく大きかった。本採用試験の練習にもなり、人事やアナウンサーの方との話し方や、どのようにしたら自分をアピールできるか等、多くを勉強することが出来た。

実際にテレビ朝日で働いている自分をイメージできたので、本当にやりたい仕事の内容や、5年後、10年後の自分まで思い描くことが出来たから。数あるコンテンツの中でも、自分はこれがしたいという具体的なイメージを持つきっかけになったインターンシップだった。

飽くまでインターンシップはインターンシップであり、本採用試験は本採用試験である。インターンシップのES選考に落ちても内定にこぎつけたアナウンサーもいらっしゃったので、何が起こるか分からない世界であると感じた。

もともとテレビ業界、とりわけアナウンサー職を強く志望していた。このテレビ朝日のインターンシップを通じて、その思いがより一層強くなった。また、目標とするアナウンサーがテレビ朝日の方で、実際にお会いすることもできたので、本採用試験に向けてモチベーションがかなり上がった。自分にとってアナウンサーとは何であるか、深く考える良い経験であった。

より一層志望度が強くなった。同時に、この業界において、アナウンサー職を目指す学生は全国に沢山いるということも学んだ。みな本気で目材しているため、うかうかしていると差がついてしまうという危機感も覚えた。大学3年生の段階である程度の危機感があったのはとても良いことだと今でも感じている。焦らなくても良いが、何とかなるという安直な考えは全くなかった。