【自己主張を貫く力】【20卒】イーピーエスの冬インターン体験記（理系/先輩社員交流イベント）No.7300（北里大学大学院/男性）（2019/9/20公開）

CROとは何なのか？普段の日常では聞きなれないＣＲＯという職がどのような仕事をしているのか、仕事に対する理解を深めたいと考えた。理解を深めるうえで内資のＣＲＯ大手であるＥＰＳでなら業界や職についてより詳しく大手ならではの考えを学ぶことができる、さらに先輩社員との交流により自身の不安や疑問点の解消につながると考え応募した。

2018年から始めてインターンシップが開始したため事前に対策をとる方法があまりなかった。しかし、選考にＥＳ提出があるため、自分なりにＣＲＯとはなんなのか、治験という業務の内容の理解を深めた。また、製薬会社の開発担当とＥＰＳやシミックといった外注の開発の違いに関する勉強を中心に行い、直接製薬会社の方に伺った。

あるイベントが行われる。それぞれの役職に分かれ、与えられた数字をマンパワー、資金、期間に割り振る。（それぞれの役職には課題があり、例えば資金を５以下にしろ、マンパワーを３以上確保しろなどある。）

1日目にやったこと

イーピーエスさんが雇われている人材会社の方が企画したグループワークを行った。
あるイベントを開催する　という題目で各自それぞれ役職に分かれ　マンパワー、資金、期間を決めるという内容であった。役職はイベント企画の人やお店の人、場所を提供する人など様々ある。役職にはそれぞれ課題があり、企画の人は資金を５以下にしろ、期間は１０以下にしろなどあり、お店役の人はマンパワー３以上、資金６以上など　全員の課題が解決できない仕組みになっている。その中で、自分の課題をクリアするように周囲を説得することが求められているような内容だった。

なし

自己主張をもっとはっきりと、という言葉に納得をした。グループワークをする中で相手方に少し遠慮などをしてしまうと自分の課題がクリアできなくなってしまうという状況になった。遠慮であったり、相手を考えた行動は決して悪いことではないが貫き通すところは貫き通すというお話がとても印象的だった。

周囲を説得する、また納得させることの難しさを感じた。それぞれが自分の課題をクリアしようと議論するためどうしても衝突が起こる。その中でも相手を説得、納得させて自分の望むだけのマンパワー、資金、期間を確保するということがとても難しかった。社会においてもそれぞれの立場があり言い分がある中で自分のノルマをクリアする必要があると考えると社会はとても厳しいものだと感じた。

社員の方をお話をする機会、また不安解消の場としてとても良い機会だった。ＣＲＯというイメージのしにくいお仕事、さらには治験というあまり聞きなれない業界について事細かに学ぶことができた。さらに、交流会で話しをする中でただＣＲＯ業界だけを知るのではなく関わりの深い製薬業界についても学ぶ必要があると気づけたことはとてもよかった。

業界や企業についての説明をしてはくれるが身近な業界ではない分そこだけの話ではなかなか理解が難しい。そのため、事前に治験やＣＲＯにはどのような職があるのかなどを勉強しておくべきである。そうすれば実際の社員さんとお話をした際により深い理解を得ることができると思う。私も、実際にＣＲＡに関しては調べていたがＰＶやＤＭなどその他の職についても調べておけばよかったと思った。

グループワークは社会で行われる議論の場を模したものでそれ以外は基本的に説明会や座談会であったため、なかなかイメージがしづらい。行ったグループワークからも学ぶものは多かったがもう少しＣＲＯが行う業務に近づけてもらえたらイメージしやすかっただろうと感じた。業務内容や業務時間など知識としては申し分ないほど学ぶことができる。

ＣＲＯ業界を受けるうえで現場の社員と話している、話していないは大きな差になると感じた。イメージの難しい仕事なだけあって業務内容もなかなか理解しづらいものだが、現場の社員と直接お話をすると分からない点も丁寧にかみ砕いて教えてくれた。業界理解が志望度の確認にもなるため、参加してない人よりも有利になると感じた。

インターンシップやメンバーズサイトからとても学生を大切に想い、考えてくれる企業だと感じたため志望度が上がった。業界理解を深める資料はイーピーエスに限らず治験業界全体に関する内容なためシミックなど他の企業を受ける際にもとても役に立つものだった。さらにはどんな疑問点も解決できるようにとメールでの対応であったり社員の方と直接お話をする場を設けてくださるなどしてくれた。

イーピーエス株式会社は選考が３回あり、最初の１回は時期もはやく早期選考というカタチで２月に始まりインターンシップ参加者のみしか応募する資格がない。さらにＥＳもほぼ確実（人事の方は優先的にと仰っていた）に通る。そのため、参加してない人に比べてかなりのアドバンテージになると思う。

基本的には日用品や化粧品といったメーカーの研究職を目指していた。生活に関わるものに携わりたいという想いが強く、素材メーカーは視野に入れていない。製薬業界は博士でないと難しいことから頭に入れてはいなかったが、興味はあった。そのため製薬に少しでも関わりのある業界としてＣＲＯ業界も視野にいれイーピーエスやシミックといった大手ＣＲＯ企業に目をつけていた。

インターンシップに参加して思ったことはＣＲＯ業界はインターンシップに参加することが大きく有利になると知り諦めた。イーピーエスのインターンには参加したため早期選考を受ける資格は得たが、シミックやクインタイルズなどもインターン参加者に早期選考を行っていることを知った。そのため、ＣＲＯ業界に対して時間をかけるよりも目指すメーカーの研究職に時間をかけるべきだと考えＣＲＯ業界を諦めた。