私は、仕事を優先する。なぜならば、私事を優先することは他の従業員に迷惑がかかる恐れがあるからである。仕事は一人でしているのではない。私は、工場でのアルバイト経験を通してその事を強く実感した。工場では、一人でも休むと、他の人の仕事量が確実に増えてしまう。私は、学生という身分に甘え、欠勤や遅刻の多い高校生の従業員に不満を持っていたことがある。欠勤・遅刻をすることにより、他の従業員の仕事量が増え、場合によっては工場の生産量が減ってしまうということを自覚してほしいと感じていた。そのため、「私事を優先すること」=「他人に迷惑をかけること」という方程式が私の中では成り立っている。特段の事情がない限り、私事を優先するべきではない。
しかし、高度成長期のような、働き蜂型の働き方は行き過ぎだと感じる。理由は、健康に害を及ぼすからである。某大手広告会社のように従業員が過労死してしまうということはあってはならない。
そのため、私はお金をもらう以上、ある程度は、会社のために尽くす必要があるが、健康に大きな害が出るほど身を粉にして働く必要はないと思っている。
具体的に私の労働観を述べていく。例えば、残業代が支給されない場合でも、残業をする必要があるのだろうか。私はあると思う。確かに、労働基準法という観点からみれば、そのような場合に残業をする必要はないかもしれない。しかし、先に冒頭で述べたように、仕事は一人で行うものではない。会社という「チーム」で行っているのである。「チーム」に貢献するためであれば、サービス残業も受け入れる必要があると思う。
まとめると、「私事を優先することは、ほかの従業員に迷惑をかけてしまうため極力避けたい。しかし、会社のために尽くしたいとは思いつつも、健康に大きな害が出るほど身を粉にして働きたくはない」というのが私の労働観である。
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