【大手メーカーで挑戦】【20卒】ニトリの夏インターン体験記（文系/STEP2）No.7733（東北大学/男性）（2019/10/3公開）

まだ、その頃は漠然とメーカーに就職したいと考えていたが、企業研究が全然できていなかった。しかし、それでいてどこかに参加しておきたいと考えていた。そんな折、以前一度だけ参加して、200字程度の志望理由で応募できるのでとりあえず応募した。

200字の志望理由のみを提出するというものだった。3年生の8月のインターンシップということで書式などは特に気にかけず、思いのままに書いた。当日のために何かを準備したと言うこともない。が、最低限企業のホームページをみて業務への理解を深めた。

ボードゲームを用いて、営業・流通・生産の部署と連携し売上高1位をめざす。

1日目にやったこと

特性のボードゲームを用いてチーム対抗で出店し、販売額を競うというものだった。1班6人で、役割をタームごとにローテションしていき、それがニトリのジョブローテーションの体験になった。

なし

インターンシップで社員がよく言っていた言葉をまとめる。特に目先の利益ではなく大きな流れにのって、力を入れる部分を明確にすることだと言っていた。ワークショップ中においてはどこの地域に進出するか、もしくは世界にまで手を広げるか、その選択が迫られる時が多々あった。世界に進出することで特別ボーナス点が与えられた。

それぞれの役割の人と相談できる時間に制限がかけられていたために、話す内容を簡潔にまとめる必要があった。とにかく時間との勝負で他にもローテションしてきた仲間に自分の仕事を説明する必要もありひたすらに時間がタイトな作業であった。が、ある意味その足りなさが実務を反映しているのかも知れないと考えた。

インターンシップの参加経験が少なかったために短い時間で知らない人とたくさんの情報量を交換しなければならない。その大切さを改めて実感した。また、ワークショップについては役割を短期間で回すことで小売り製造物流業と名乗るニトリの意味がわかったと思った。

業界や商品の知識を集めるというよりは、純粋に知らない人と臆することなく話し合う勇気やコミュニケーション能力だと実感した。また、情報を共有するときもなにか特定の段階を踏んで共通認識をつかむべきだった。

今回のインターンシップではあくまでボードゲーム上でのワークショップということなので、さすがに仕事の本質をつかむことはできないと考えた。しかし、それをのぞいても、純粋に小売り、製造、物流業の骨子のようなものをつかむことができた。それがジョブローテーションを意識したワーキングで次のインターンシップにつながった。

特に本選考を受けようとは思わなかった。というのも、ジョブローテーションに鑑みるにいわゆる転勤がかなりの頻度2~3年であるようだった。それも地域を変えてのようだった。本質的に自分の希望とは少し異にするようであるので、企業の選好とはやや違うと感じたため。

STEP2と位置付けられたように、あくまで今回のインターンシップがニトリの大きな企業紹介の枠を出てないことは明確であったため、単純に、いろんな業界の折衷であり、様々な経験に繋がる、そこが楽しそうと思った。とにかく経験の幅を広げたいと考えた時期には志望度が上がった。

インターンシップ参加者のみが次のインターンシップに招待される。そして参加者のみに早期選好合宿というものに招待されるため間接的ではあるがインターンシップへの参加が本選考に有利になるといっても過言ではないだろう。

インターンシップに参加する前はメーカー大企業就職したいと考えていた。なかでも、重工業・製鉄業など、いわゆる重厚長大を目指していた。IHIや三菱重工、川崎重工、トヨタ自動車などである。ファーストキャリアとしてそこで様々な部署で経験を積む。また、社会貢献生の高い事業をこなす。その両者を満たすのが大企業メーカーの特徴であると感じていた。

この企業は小売製造物流業という名前で広く喧伝していたが、実際その名前の通りのインターンシップであった。このように頻繁なローテーション及び転勤がその人のキャリアを大きく広げうるのだと思った。それでいて、転勤が多いため大変だけどそれだけにキャリアを詰めるものと考えた。また部署の数が多いために折衝が多く業務がかなり滞りそうな感想を得た。