【16卒】三井住友海上火災保険の冬インターン体験記（総合職）No.55（慶應義塾大学/男性）（2017/12/14公開）

損害保険があらゆる産業と関わる事業であるということを学べた。ほぼ初対面の他人（内定者及び同じ班の学生）から自分がどう見えるか、それが自分の描く自分像とどれほど一致、もしくは乖離しているかもわかった。

最後のプレゼンテーション準備までは予備知識が何もいらないと感じていたが、最後の新規事業立案の段階になって、未来の損害保険業について少しでも思いを巡らせておけばと痛感した。

実際に働いている社員と接触する時間がかなり短かったため。班に1人ずつつくメンターも内定者であり、就職活動を終えた学生に過ぎなかったから。また、損害保険がワクワクするような仕事であると感じられなかったから。

損害保険という形のない商品を差別化するのは人である、と幾度か聞いたが、肝心の会社の社風や求めている人材像が浮かび上がってこなかったから何とも言い難い。しかし、少なくとも損害保険業界が第一志望になることはないと感じてしまったため、意欲の面で他の学生に劣ってしまっていたと思う。

損害保険業がいかにして社会を支えているかはわかったように思うが、どうしても受動的な業態であることは否めないと感じた。また、耳障りのよい「グローバル」で魅力的な業務領域は一部であり、大半が自動車保険関連の業務であることも耳にしてしまったため。

インターン参加者が実際に内定する学生数に対して多過ぎるため、優遇はないと考える方が自然であると思われる。内定者から人事に対して各々の学生の評価が伝えられているかも疑問である。

インターンシップ参加者限定の説明会やイベントが3月以降開催された他は、特に社員や人事のフォローはなかった。

総合商社、海運、エネルギー業界を考えていた。私のバックグラウンドを生かし、常に使命感を持ってスケールの大きい仕事に携われると確信していたため。金融や保険業界は親から勧められなかったが、一応見ておこうというモチベーションでインターンに参加した。

志望企業や業界には特に影響がなかった。損保業への志望度は下がったように思う。その後の就職活動にあたっては、よい就活仲間が出来たという意味で有意義だった。また、内定者や班のメンバーからもらった「他己分析」のフィードバックは非常に役に立った。