【未来を拓く挑戦】【16卒】三菱商事の冬インターン体験記（総合職）No.56（慶應義塾大学/男性）（2017/12/14公開）

日本を代表する企業であり、集まる就活生のレベルも高いと思ったから。総合商社の膨大な事業領域について効率よく理解を深められるだろうと思ったから。

総合商社のOB訪問を行ってからエントリーシートを書いた。少ない文字数の中で自分を表現しつつ、質問に端的に答えるようにした。現代総合商社論を熟読した。

三菱商事が展開する事業領域ごとにチームに分かれ、夫々の領域にて2030年の姿を考えてください

前半にやったこと

2020年の世界についての講義、ゲスト講師を招いての講演、社内の特別応接室見学などが2日目までにあった。5日目に予定される最終プレゼンテーションの主題が初日に伝えられ、それに向けての準備作業にもかなりの時間を割いた。

後半にやったこと

3日目にメンターに対して中間進捗報告会があり、フィードバックをいただけた。4日目から5日目にかけては研修施設泊となり、私の班を含め多くの班が夜を徹してプレゼン準備を行った。

部長クラスの社員

なし

手段と目的を絶対に取り違えないこと。プレゼンテーションの途中で観客を置いてけぼりにせず、かつ、冗長にならないラインを見極めること。

案を巡って衝突が絶えず、班のメンバーと最後まで打ち解け合えなかったように思う。今になってみれば、皆が強い思いを持ってよりよいものを作り上げようと苦心したことの裏返しだったと思うが、その時は悔しく歯がゆい思いをした。4日目から5日目にかけて徹夜で作業をしたが、それ以外の日にも夜遅くまで議論していたので体力的にも辛かった。

総合商社の事業領域や収益源は時代と共に大きく変わりゆくということ。未来を主体的に描くという総合商社が行う事業の醍醐味・華やかさの裏には膨大な調査があるということ。多様な個性を束ねる三綱領のもと、社員が志高く仕事に打ち込んでいること。

与えられた資料を素早く読み解く力と、それを周囲に効果的に伝える術をもう少し持っておけばと思った。「所詮小手先のスキル」などと思わずに、様々なフレームワークについて学んでおいてもよかったと思う。異なるバックグラウンドの学生達と話す際のいわば共通語のように機能したかと思う。

メンターや人事部の社員だけでなく、海外拠点とのテレビ電話などで様々な社員と意見を交わすことができたから。他社インターンと比較しても、社員との距離は近かったように思う。

社内では様々なバックグラウンドを持つ人が働いており、私も評価してもらえると思ったため。周囲と比較しても理系かつ帰国子女であることで十分に差別化が図れたと感じていた。ただ、結果的に内定は出なかった。スペシャリスト志向と積極性に欠けていたように感じている。

長い会社生活を送るにあたって、何のために働くかを自問せずに済むような環境に身を置きたいと願っていた私にとってこれ以上ない企業であると思った。大きな使命を背負い、レベルの高い社員とともに切磋琢磨し合えると感じたため。

インターン参加者の一部が一次選考免除となっていた。ただ、大多数のインターン生は一般と同じように一次面接からの選考ステップであった。

総合商社、海運、エネルギーなど、資源貧国日本において必要とされ続けるであろう業界に絞って志望していた。私のバックグラウンドが生きると感じたことと、就職活動に割ける時間の制約によるものである。

志望業界については特に影響がなかったが、就職ということをより具体的にイメージできるようになったと感じた。自分の弱みを痛感することができ、以降のGDなどに生きた。知り合った仲間の一部とは就職活動を通して情報交換をしたり、励まし合ったりすることができた。