【都市ガスの未来】【19卒】東京ガスの冬インターン体験記（理系/2DAYS 東京ガス、ミライキカク）No.2229（早稲田大学大学院/女性）（2018/4/13公開）

もともと自分は社会貢献度の高い仕事に携わりたいと考えていて、インフラ業界を見ていた。メーカーや電力の企業は見れていたが、ガス会社についても知りたいと思い、日本シェア一位を誇る都市ガス会社である東京ガスのインターンシップに参加した。

ＥＳと自分を表す写真を提出するのみで、設問もガクチカと研究内容、自己ＰＲだけだったため、過去に書いたものを参考にして書いただけである。事前の対策や準備はしていない。

2025年に向けた事業展開、アクションプラン

1日目にやったこと

午前中は東京ガスが行っている事業内容、バリューチェーンなどの講義があり、軽いグループワークを2～3個ほど行った。ワークの内容はガスが使われている場面や、現在と将来のニーズについて考えるもので、個人でワークシートに記入した後、グループ内で発表し共有した。午後は本ワークについて時間が与えられたためディスカッションし、その後は社員座談会で3名の社員の方から話を伺える。

2日目にやったこと

午前中はグループで3チームに分かれて研究所、ショールーム、新宿の施設へ見学会に行った。そこから学んだことをグループ内で共有。午後は本ワークのディスカッションした内容を模造紙にまとめて全体に向けて発表した。

一般社員

なし

国内シェア一位の都市ガス企業であるため、顧客のガス使用に関するデータは膨大にあるということが強みのひとつでもあるから、そのビックデータを活用した新規提案ができるとよいというフィードバックが印象に残った。

グループワークテーマも抽象的で、グループワークを行う時間もかなり限られており、時間内にアクションプランをどこまで詰めて考えて模造紙にまとめられるか、また3チームに分かれて別々に発表するのでメンバーの理解度を合わせるのにも苦労した。チームによって完成度にバラつきがあった印象。

海外展開の難しさについて理解した。海外進出を押し出せばいいのにと思っていたが、ある国がＬＮＧ基地を作ってほしいという受注があれば売り込めるが、東京ガスから政府に売り込むことはハードルが高く、今後当分海外進出の案件はないことを知り、一筋縄ではいかないのだなと感じた。

他のガス会社についてもインターネットを通じて調べておけば、より東京ガスならではの提案ができたり、更なる根拠づけが出来たのかもと思った。

このインターンシップは大半が講義とグループワークやディスカッションのプログラムであるため、実際の社員の方が働いている現場を見ることはないが、社員座談会に参加されていた社員の方の説明が分かりやすく、自分自身としてはある程度働くイメージをすることができた。

ディスカッションを行うにあたり、グループ内でリーダーを一人決めて進行をしていくのだが、そのリーダーの役割を担う人であれば、インターンシップに参加していた学生の中では優秀であることもわかるし、本選考でも内定が出るほどの人材なのではないかと思う。

志望度が下がった理由としては、この業界の将来性に不安を感じたためである。天然ガスは世界中に埋蔵されており、可採年数は250年以上と、安定供給は今後も続けることができると思うが、価格の変動の影響も受けるだろうし、海外展開も今後数年間は予定がないことなどから不安を感じたため。しかし、このような現状も正直に学生に話してくださる社員の方々の姿勢には非常に好感を持つことができた。

インターンシップ参加後のフォローも本選考でフローが短縮されるなどの連絡も何もないから。インターンシップに参加したことは本選考の面接などで言うことはできると思うが、有利に働くかはわからない。

インターンシップに参加する前は、志望業界としてはシステムインテグレーターやインフラ、メーカーなどの社会貢献度の高い事業を行っている会社を幅広く見ていた。特に志望企業を絞るなどもしていなかった。将来性や研修制度の充実さを求めて、ベンチャーよりも大企業に就職したいという思いがあり、そのような企業を中心にインターンシップの参加を考えていた。

このインターンシップに参加したことで、志望業界の変化は特にない。しかし、今後就職活動を行っていくうえで、この企業ないしは業界の今後についてや不安要素があるかなど、ネガティブな部分もちゃんと聞いたうえで企業研究したいと感じた。その不安要素に対して社員の方々の姿勢や考えなども、参考にしていきたいと思う。