【価格交渉の駆け引き】【23卒】ＪＦＥ商事の冬インターン体験記（文系/総合職）No.23102（非公開/男性）（2022/4/20公開）

総合商社や鉄鋼の専門商社業界に興味を持っており、応募した。このインターンに参加できた場合、本選考での優遇が大きいということを聞き、二月末ということで三月一日の解禁前の忙しい時間であったため、迷ったが応募した。

面接ではありのままの自分を表現する。グループ面接であり、もう一人の方が体育会の方だったため、体育会のイメージが強い商社の選考ということもあり少し怯んだが、偽らず自分の話を正直にした。

面接がグループ面接であるにも関わらず、20分と短いため、とにかく簡潔に回答すること。

トレーディング業務体感ワーク/企業説明会プレゼン作成体感ワーク

企業説明があった後、トレーディングの体感ワークが始まる。二日目は現場社員との座談会を通して企業理解を更に深めた後に、JFE商事の魅力をどう伝えるかアウトプットするために、企業説明会のプレゼンを実施する。

トレーディング業務の実際の仕事

販売先と仕入れ先のそれぞれにヒアリングを行い、最終的には価格設定までを行うトレーディングの体感ワーク/JFE商事の企業説明を行うとしたらどのようなプレゼンをするか。

1日目にやったこと

最初に企業説明が行われる。その後、JFE商事ならではの強みを活かしながらトレーディングのワークを行う。販売先と仕入れ先の双方にヒアリングを行い、何が課題か、寄り添う事で価格交渉が有利、不利になるようだった。

2日目にやったこと

現場社員との座談会を通して企業に対する理解を深める。そのあと、最後に自分が人事の立場になったことを想定して、企業説明会に参加し、プレゼンを行う想定で何をプレゼンに盛り込むか考えるワークが行われる。

人事

なし

インターンシップでは2つワークを行い、最初のトレーディング体感ワークの方でフィードバックをもらうことができた。このフィードバックはグループとしてフィードバックであり、個人的なフィードバックは後日面談としていただける。価格交渉が謙虚すぎるというフィードバックを受けた。

特段大変だったという事は無いが、価格設定の部分で、班員のカラーが出て控えめな価格設定をしてしまった。また、座談会ではかなり年次が高い人も参加していただけるが、人数がそれなりに多く、一人当たりの質問数には限りが生まれてしまう事が少し残念だった。

ワークでは活発に発言する人が非常に多かったため、自分は一歩引いた視点を意識していた。

実際に現場で働かれている社員の方とお話しする機会を設けてくださり、海外経験を積みやすい環境であることや地道な泥臭い仕事が多いことを改めて実感することができた。風通しの良さを目指しているということを事前の説明会でお聞きしていたが、社員の方と話し、実際に風通しの良さを感じることができた。

鉄鋼の平均的な市場価格の感覚を持っていると価格設定がスムーズだが、教えてくれるのでマストではない。ヒアリングを通してお客様との関係を築く対話力さえつけておけば大丈夫。

トレーディングの業務はまさに人と人をつないでいる印象だった。販売先と仕入れ先の情報をグループで手分けして集め、それを共有しつなぎ合わせて提案を行っていく印象。これまで人とチームを組み一つの事に取り組んできたスポーツ経験がある自分にとっては、非常に働きやすい印象だった。

インターンシップを通して、商社の業務理解とチームで仕事を行うことが多いことを理解した。これまでの自分のチームスポーツの経験が少なからず生きると感じ、実際に他の参加学生を見てもスポーツをしている人が多い印象だった。以上の点が自分としては有利なのではないかと感じた。

他の鉄鋼専門商社に比べても、平均年収が高い事。海外経験をできる割合が高い事があげられた。また、鉄鋼が不安定な状況下で、バックボーンにJFEグループが存在していることがかなり大きな安定材料となり、今後も安泰な印象を持つことができた。社員の人も物腰柔らかい人が多く好感を持てた。

インターンシップ参加の面接のフィードバックを入念にしてくれる事、早期選考に呼ばれる事。これら二点が有利であると感じた。フィードバックを通して自信を持って本選考に臨むことができた。

インターンシップ参加前の志望企業は総合商社、専門商社、不動産デベロッパー。特に専門商社は鉄鋼を中心に見ていた。理由は鉄鋼の裾野の広さと社会的インパクトの大きさ。また、総合商社、不動産デベロッパーは生活の基盤を作る点で同じく社会できインパクトの大きさを感じることができたため志望していた。自分のこれまでのチームスポーツ経験が活かされるという意味でも、他業界と関わり一つの仕事を成し遂げる業界を見ていた。

社員の方はみな物腰柔らかだった。また、若手から海外に行く機会を利用し海外に駐在した社員の方もいらして、会社の雰囲気を知ることができた。また、JFEグループの一角の専門商社ということもあり、グループ会社のしがらみを受けることが多いのかと考えていたが、実際にはしがらみはあまりないという事を知ることができ、志望度は上がった。