【リアル損保体験、未知への挑戦】【19卒】あいおいニッセイ同和損害保険の夏インターン体験記（理系/アクチュアリー）No.4151（京都大学大学院/女性）（2018/12/12公開）

理系の研究職以外の仕事に興味があったため、アクチュアリーコースを選択した。年金、損保、生保全て経験してみたかったのと、日程的に都合が良かった（土日含めた日程だったのでラボをほとんど抜けなくて良かった）あいおいのインターンに参加することにした。

インターンシップ選考は、一次選考がES、二次選考がグループディスカッションだった。周りにアクチュアリーコースのインターンに参加した人がいなかったため、事前に選考内容をインターネットで調べた。ESに関しては、平易な文章を書くように心がけた。グループディスカッションでは初対面の人と話すことになるため、研究室にこもらずに外部の人と日頃からコミュニケーションをとるよう努めた。

損保業界・当社理解 　・アクチュアリー説明会 　・損保アクチュアリーの基礎知識講座 　　（リスクとは何か、リスクの計量化等） 　・データハンドリングスキル研修

1日目にやったこと

損保業界やアクチュアリーの説明会がメインだった。損保アクチュアリーの基礎知識講座も行われた。座学が多かったが、あいおいニッセイ同和損保の強みがわかって良かった。

2日目にやったこと

データハンドリングスキル研修を行った。1日目に習ったこと（アクチュアリーの基礎知識）を実践していく内容だった。保険料の計算や損害金額の概算など、損保ならではの研修だった。

3日目にやったこと

あいおいの商品説明があった。テレマティクス保険の研修がメインだった。他の日程の方はグループワークがあったようだが、台風の影響で短縮されたため、私たちの日程では省略された。

なし

1人1人メールでフィードバックをくれたこと。実際に絡んだ先輩アクチュアリーの方が、私の発言や行動を見てコメントを下さったので、参考になった。また、アンケートにちらっと書いた疑問点にも丁寧に答えてくれたのが、印象に残った。人に対して優しい社員が多いように感じた。

台風で日程変更が2回あったため、スケジュールを合わせるのが大変だった。直前での連絡が多かったので、辞退した人も多かったようだ。インターンシップ自体は、無理のないスケジュールだったが、社員より学生と話す時間が長く、あいおいの雰囲気を掴むのに苦労した。

アクチュアリーの「保険料の計算」という仕事は、いずれAIに任せることになるということが理解できた。アクチュアリーの存在意義は、新しい保険を考案することや、クライアントに専門的な内容をわかりやすく説明することなのだということが、座学や社員との会話で実感できた。

基本的な保険料の計算。実際にアクチュアリー試験に向けて勉強している人が多かったので、ついて行くのが大変だった。

実際に働いている様子を見れたわけではないため。広い会議場に集められ、課題をこなす、座学を行うというスタイルだったので、現実がよく見れなかった。ただ、社員はどのような質問にも答えていたため（給料の話などぶっちゃけたことも言っていた）、積極的に質問すれば想像できたかもしれない。

学生・社員の雰囲気と自分とが合わないと感じた。最低限のコミュニケーション能力はあるものの、黙々と作業をする人が多かったため、人とのディスカッションを重要視する私は、会社とマッチしていないと感じた。ただ、上述の通り、AIにアクチュアリー業務の大半が取って代わられる時代になれば、また変わると思う。

志望度が下がった理由は、人と協力して仕事をする場が少ないから。また、社外に出ることが少なく、出ても同じコミュニティ（アクチュアリー業界）の人としか関わりがないから。社内の他の部署と絡むことも少なく、個人プレイな印象を受けたから。この3点は、すべて社員の会社説明から、感じ取りました。

インターン参加者のみのイベントに招待されたため（夏）。ただ、インターン参加者自体の数が結構多いため、必ず本選考に通るというわけではないと思う。冬ごろに、もう一度面接対策イベントへの招待が来ていた。

理系として研究開発職に就くことを想定し、食品業界を志望していた。中でも、基礎研究を重視しており、今後10年の伸び代が大きいであろう企業を志望していた。ただ、研究職インターンに参加するうちに、本当に自分のやりたいこととマッチしているのか不安になり、今回のような業界・職種の異なるインターンに参加してみた。

実際に損害保険会社のアクチュアリー業務を体験してみると、自分の求めている要素がないことがわかった。私は人と話し合いながら一つのものを作りあげるのが好きで、だから研究開発職に就きたいのだと実感した。あいおいのインターンは夏開催だったので、自分の就職活動を見直すタイミングとしては、周りより早い方でよかった。