【新たな価値を創造】【18卒】日本たばこ産業の冬インターン体験記（文系/事業企画コース）No.899（京都大学/男性）（2018/1/30公開）

JTのインターンシップはレベルが高いという噂を先輩から聞いたためです。このころは基本的にインフラを考えていましたが、時期がよかったこともあり、「1度力試し程度に受けてみるか」くらいの気持ちで応募しました。

ワンキャリア、unistyleなどで過去の選考がどのようなものだったのかを調べました。また、ESに関しては大学のキャリアサポートセンターで添削してもらいました。

たばこの本質的価値を訴求するための新規事業を立案しなさい

前半にやったこと

初日は講義がメインで、JTの会社概要について学んだり外部講師によるロジカルシンキングの講義がありました。その後懇親会で社員の方や学生と交流しました。2日目からは発表の準備を行いました。

後半にやったこと

3日目に副社長による講義があり、その後は発表準備がメインでした。途中でメンターの社員の方と面談があり、インターンシップの感想などについて話しました。最終日の午後から発表でした。

事業企画室シニアリーダー、社員など

特製高級ボールペン

「ビジネスプランはアイデアベースでなく、根本的に提供したい価値を明確にしてから立案するべき」というフィードバックです。先にアイデアベースで優れたプランが出てきたためそれをもとに価値を考えたのですが、順序が逆だと言われました。

インターンシップの課題である「たばこの本質的価値」をどのように定義するかでかなりの時間を費やしました。ブレインストーミングをしたりと様々な方法を用いましたが、意見が堂々巡りになってしまうことが多くありました。班内の空気も悪くなり、一番しんどい時期でした。

2点あります。1点目はたばこはいい面と悪い面を持った製品であるため、企画を考える際はその両面をどうマネジメントするかが求められるということです。2点目はたばこは法規制も多いため、その中でいかにして現実可能性がありしかしぶっ飛んでいて面白い案を出せるかということが重要だということです。

世間のサービス・製品がどういう意図で生み出されているのかということを考えておくとさらに有効にできると思います。

内容としては文句がない出来でしたが、大企業の1つの部署の体験であり、また期間も5日間しかなかったため、普段の業務を想像することは難しかったです。ただ、社員の方とは多く接することができたので、「この会社に入ったらどういう人がいるか」ということは想像できました。

内定は出ません。理由は「JTという会社のイメージを変えること」が目的のインターンシップだと感じたからです。参加者は「JTのインターンシップの評判がいいから」という理由で参加した人が多く、全員がたばこに興味があるというわけはありませんでした。

日系大手でありながら大胆な思考やチャレンジ精神を持っている会社であり、また社員の方も非常に優秀な人が多かったため、志望度は大きく上がりました。安定した基盤とチャレンジ精神とうまさに自分が理想としていた2つの面を持つ会社は、ここしか見つけられませんでした。

私の場合は面接が2回少なくなり、選考フローが大幅に短くなったためです。また、5月に他社から内定をいただいて1度JTの本選考を辞退しようかと考えて人事の方と電話をした際も、「面接に来れば内定は出す」といった口調でした。

「安定した基盤を持ちながらもチャレンジ精神のある企業」を志望していたため、全面自由化で競争環境となった電力・ガス業界と技術革新によって多くのサービスが生まれ続けている通信業界、その中でも特に携帯電話3キャリアの会社を特に志望していました。具体的には、大阪ガスや関西電力、NTTドコモやソフトバンクです。

先ほどの電力・ガス業界や通信業界の志望度は変わりませんでしたが、「チャレンジ精神」という観点からITベンチャーの会社や外資系企業、ゲーム業界なども見るようになりました。ですが、「安定した基盤」は重要視していたので比較的規模の大きな会社を見ていました。食品業界や嗜好品業界を志望することはなかったです。