20卒 本選考ES
技術職
20卒 | お茶の水女子大学大学院 | 女性
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Q.
卒論・研究内容(600)
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A.
光反応と固相での分子配列制御に着目した立体選択的な有機合成を行なっています。本研究では、基質としてスチリルピリジンとその誘導体を用い、これらの立体選択的な光二量化を試みました。分子配列制御の方法として、共結晶を生成しました。共結晶とは2つの分子が一定の化学量論比で含まれる固体を指し、生成する方法は分子を溶媒に溶かし再結晶させる方法と、分子をすり混ぜる混合磨砕法の2種類があります。はじめ再結晶法にて、スチリルピリジンと1−ナフトールを用いた共結晶を生成し光照射を行うことで目的物の二量体を立体選択的に得ました。その他誘導体に関しても、同様の手法を用いて目的物を得ることに成功しました。またこの共結晶で、分子の二量化に伴う構造の変化により結晶内にひずみが蓄積され、それが放出されることで結晶が飛び跳ねる現象を確認しました。続いて、上記分子の組み合わせで、混合磨砕法による分子配列制御を試みました。2つの分子を乳ばちですり混ぜた固体に光照射を行うことで、目的物の二量体を立体選択的かつ定量的に得ました。この固体の分子配列を調べると、再結晶法で得た結晶と同じ配列を取ることが分かりました。以上より本研究では、再結晶法と混合磨砕法の2種類の方法を用いて固相で分子配列を制御し、立体選択的な光二量化反応を達成しました。特に混合磨砕法は反応において一切溶媒を用いないことから、環境調和型の反応であると言えます。 続きを読む
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Q.
志望動機(350)
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A.
モノづくりを通して人々の生活に驚きと喜びを与えたく、貴社への入社を志望します。幼い頃から工作など自らのアイデアを形にして人を驚かせることにやりがいを感じており、自分の仕事もモノづくりで人々の生活に貢献したいと考えています。貴社は電化製品や自動車に欠かせない、かつこの先更に発展が続く情報化社会で活躍する電子部品を作る会社であり、多くの人々の役に立つ未来を見据えた研究開発ができると考えました。加えて、貴社は海外売上比率がおよそ80%を占め、世界と関わり幅広く影響を与える仕事ができる部分に魅力を感じました。更に、キャリアステップが多様であり、貴社は自分にとって様々な職種に挑戦できる場所であると感じました。以上より私は新しい技術の追求に挑戦し、人々の生活に感動を与えたく貴社への入社を志望します。 続きを読む
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Q.
志望職種およびその理由(350)
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A.
電子部品に使われる素材の開発がしたく、基礎研究を志望します。素材は製品の性質やその良し悪しを左右するものであり、自身の仕事が製品に影響を与えるという責任感とやりがいを感じられる職種だと考えました。また、世に無い新規素材の開発は、更に新しい製品を開発するきっかけになると考えます。そのため、新しいモノづくりがしたいという自身の希望を実現できる職種だと感じました。私が学生時代行った研究は貴社の製品と直接関係するものではありません。しかし、研究活動や学生時代の経験を通して培った、壁にぶつかっても諦めずに考え続ける、多角的な視点で物事を捉える、そして粘り強く取り組む姿勢は、貴社で研究という職に就くにあたり必ず活かせると考えます。以上から私は自身の研究で貴社の製品作りを支えたく、基礎研究を志望します。 続きを読む
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Q.
学業以外で、学生時代最も力を入れたこと(400)
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A.
ダンスサークルでの活動に打ち込みました。私は大学に入るまでダンスは未経験でしたが、このサークルに入りました。周りは経験者が多く、練習中に自分だけが取り残されるような辛い気持ちになることも多々ありました。しかし、先輩方の励ましや、自分が負けず嫌いなこともあり、他人以上に努力しようと決意しました。全体での練習の後や休み時間などに先輩や同期、時には後輩にも積極的に声をかけ、苦手な技や振りの練習を積み重ねました。さらに、自分と同様に未経験でサークルに入った同期を集めて練習会を開催し、自分たち全員のスキルが上がるよう工夫しながら引退するまで3年間辞めることなく練習を続けました。引退前最後のサークル自主公演では、自分で振り付けや衣装デザインをし、出演者に教えて仕切るまでになりました。この活動を通し私は、たとえ難しいことでも、途中で投げ出さず最後までやり抜き、成果を出す粘り強さを学びました。 続きを読む
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Q.
自己PR(400)
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A.
私には人を思いやり、楽しませる力があります。ボランティアで企画した障害者の方々向けコンサートのエピソードを挙げます。初めて企画した年はバンド演奏を鑑賞するような受け身な企画がほとんどで、観覧中に飽きてしまう参加者がいました。また、会場全体で簡単なダンスをする企画は、時間が足りず雑な進行になり、参加者を悲しませてしまいました。これでは参加者全員が楽しく交流するという障害者支援の目的を果たせていないと考え、次の年にはより簡単な振り付けを考案し、教える人間を参加者の隣に配置しました。更に参加型の企画を増やし、他の演奏企画中も飽きないよう手持ちの楽器を渡して常に参加者に寄り添うようにしました。すると、前年は途中で席を立つ人もいたのが、この年は全員が最後まで笑顔でコンサートを終えることができました。このように私は人が喜ぶ姿を想像して、一人一人何をすれば楽しんでもらえるかを考え、企画するのが得意です。 続きを読む