企業研究で行ったことは、以下の6点です。
1つ目が、「OKIが掲載されている業界地図のページを調べたこと」です。OKIは、規模の大きい会社ですから、業界地図に情報が載っています。どのような業界でどのくらいの立ち位置にあるのかや、競合他社はどこかなどの情報、業界の市場規模や将来性はどの程度か、などの情報を頭に入れるところから企業研究を始めました。例えば、OKIの場合、あまり知られていませんが潜水艦用ソナーなどの国防関連の製品も扱っており、防衛省との取引額も日系企業の中では上位です。いきなり企業のホームページを見ても、そういった情報を見落とす可能性があるので、業界地図をはじめに読んでおくことをお勧めします。
2つ目が、「四季報を見ること」です。これに関しては、平均勤続年数や平均年齢、勤務地や平均年収など、会社の基本的な情報を調べることに使いました。勤務地や年収に問題がないかなど、本選考を受けるか否かを決定する際に便利でした。
3つ目が、「企業の、新卒採用サイトをくまなく調べること」です。当たり前かもしれませんが、OKIがどのような事業を持っていて、どのような製品・サービスを提供しているのかや、企業理念はどのようなものかを知るために使いました。実際に面接でも、「自社の気になる商品・サービスはあるか」という質問がされたので、製品名を調べておいてよかったと感じました。また、OKIの場合、商品・サービスを技術領域別に区別してくれているので、自分が気になる技術領域の製品やサービスを詳しく調べることが可能になっています。
4つ目が、「企業の(新卒採用向けでない)ホームページをくまなく調べること」です。これに関しては、例えば企業のIR情報や中期経営計画、プレスリリースなど、他の就活性があまり見ない一歩進んだ情報を手に入れるために利用しました。また、これらの情報を見ている際に疑問に思ったことをメモしておき、面接の逆質問で使うということをしていました。実際に面接官の方にも、「中期経営計画やプレスリリースにまで目を通されているんですね。素晴らしいです。」とほめて頂いたので、企業研究がきちんと行えていることをアピールできたと実感しています。また、中期経営計画には、会社の課題とそれをどう克服していくかが明示されており、OKIが「AIエッジに力を入れていくこと」及び「ハードだけでなくソフト領域の技術に注力し始めていること」などの情報を得ることができました。
5つ目が、「日経新聞を調べること」です。私の場合、日経新聞に登録していたので記事を見ることができました。「OKI」で検索をかけると、OKIに関連した記事がヒットしますが、企業のホームページよりも”批判的”に物事が書かれているため、客観的な意見を取り入れるために読んでいました。
6つ目が、「OKIの特許情報・特許出願状況を調べること」です。利用したサイトは、「IPフォース」及び「J-Plat Pat」、「パテント・インテグレーション」です。IPフォースは、特許出願数のランキングを見ることができ、国内でどれだけ技術力が優れているかを特許の数で比べることができます。OKIの場合、日系企業の中でもかなり上位に食い込んでいます。J-Plat Patは、OKIが出している特許の詳細を調べることができます。「パテント・インテグレーション」は、どの技術分野でどれだけ特許が出ているかを知ることができ、企業の強みとしている技術が何なのかが分かるようになっています。OKIの場合、通信技術などで特許がたくさん出されており、技術的な優位性がある領域なのだと判断することができます。実際の面接では、「特許情報を調べたところ、〇〇の技術に優れていると判断したため、○○の業務に携わりたいです。」という風に答えることで、特許まで調べていることをアピールしました。面接官の方の反応もとてもよかったです。
上記のように、徹底的に企業研究を行ったため、もっと調べておけばよかったと感じたことはありません。
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