【夢を追い求める記者の軌跡】【18卒】朝日新聞社の夏インターン体験記（記者コース）No.728（立命館大学/男性）（2017/12/14公開）

興味関心の広い私が唯一ずっと持ち続けてきた夢が新聞記者だった。記者になりたいという思いが強かったため参加しようと思った。

毎日朝刊読んでいた。その中でも、連載と自分の体験談を結び付けて書けるように日々思考を巡らせていたこと。

「ひと」欄の取材

前半にやったこと

インターンシップ前半は、業界の理解度を深めるための座学をした。基本的に現役の最前線で仕事をする記者の話を聞き、作文にまとめることを行った。

後半にやったこと

後半の期間は、実際に街に出て、取材をするという経験をした。すべて一人で行う取材で、うまくいかない人も多々いたように思う。

なし

ジャーナリスト学校の講師の人から「デジタルネイティブとしてこれからジャーナリズムを発展させるために何ができるか真剣に考えてほしい」と言われたこと。

各々、インターンシップ先から自分の名刺をもらい、取材現場に出されるのだが、取材相手を選ぶ能力がないと取材することができず、発表の時間に人事部の人に大きな負の評価をつけられてしまうことが苦しい。

印象に残っていることは、地方総局に行った時に、一日一年生記者とともに行動したしたことである。新人の仕事がこれで想像できるようになり、就活のことなどもしっかりとアドバイスをもらった。

とにかく新聞をしっかりと読むこと。そこで自分なりに疑問を考えておきメモに残して置くこと。それが最も大事なことだと思う。

ブラックと言われるマスコミ業界ではあるが、好きなことをしていると疲れを感じない性格であるため、好きを仕事にできるこの業界で働きたいと思った。自分の足で稼ぐという意味が良く理解できた5日だった。

ジャーナリズムの将来について考えている人間が学生の中には少ないと感じた。給料や会社の知名度で就職活動を進めるような人間には、万が一にも負けたくないし負けないと思う。人事部もどれだけ業界の将来について考えているかを見ていた気がする。

志望度が上がった理由は、組織力があるだけでなく、企業として個人の多様性が担保されている会社だと感じたからだ。ジャーナリストとして絶対に成長できる企業はここだと真剣に思えた。多様性のある企業は絶対に成長する。

インターン参加者のみのシークレットセミナーに招待されたこともそうだが、先輩の情報からインターンシップに参加して優秀だったものは筆記後すぐに最終面接に進めると聞いている。

インターンシップに参加する前の志望企業と業界は、地方紙志望で新聞業界志望だった。地方紙を志望していた理由は、読者に近い新聞記者が理想像だったからだ。読者のことを第一に考えるなら、地方紙だと思っていた。

全国紙のインターンシップに参加してみると、読者から遠いイメージは払拭された。全国紙にも、それぞれの総局があり、地域の人と密着した紙面づくりが可能なのだと勉強になった。自分のやりたいことは全国紙でもできる。