【自己努力をアピール】【21卒】ニトリの総合職の1次面接詳細 体験記No.10105（明治大学/女性）（2020/7/13公開）

ニトリは人柄重視の採用を行っていることから、ガクチカでいかにスキルやキャリアを気付き上げたかでなく、いかに自分が努力したかをアピールすることが重要だと思いました。

第一印象としては少し厳しそうな女性だと思いました。志望動機やガクチカなどを話しても、あまりいい反応が得られず、正直落ちたと思っていました。

学生時代頑張ったこと

私が学生時代に力を入れたことは、関東学生マーケティング大会です。関東学生マーケティング大会とは、関東圏にあるマーケティングを専攻するゼミが集結して、研究発表・討論を行う大会です。私は大学3年生の4月から11月の約半年間、関東マーケティング大会に向け6人班で活動しました。今年は40を超えるゼミが参加し、私たちの班はその中でも3ゼミしか得られない「総合賞入賞」を目標としました。前年度、ゼミナールの先輩方が予選敗退と悔しい思いをしたこともあり、入賞という目標に対して強い思いがありました。私たちは農学部で経済を学んでいるということもあり、「Eコマースサイトにおける生鮮食品の購買阻害要因と促進方法の解明」を題材にしました。本番に向け、私たちはアンケート調査や分析、論文執筆、プレゼン準備を行いました。私は主に論文執筆とプレゼン準備としてパワーポイント作成を行いました。具体的には、Eコマースの研究が日本よりも進んでいるアメリカの論文を読んだり、過去に入賞したゼミの論文を集め、「どこが入賞に値する点か」を洗い出し、それを元に論文を執筆しました。またパワーポイントも初心者だったので、アニメーションや色彩を自分なりに学び、見ている人に伝わりやすい発表を考え、試行錯誤しながら作り上げました。チーム研究ということもあり、活動を進める中で議論の停滞や衝突がよく起きました。例えば、分析結果が思うようにいかず、設定した仮説が全部不支持になってしまった時、完全に行き詰まってしまい、議論が紛糾してしたこともありました。しかし活動を通して、「チーム内の歪みや不協和音に対する調整や議論を前に進めるチームワーク力」と「議論が行き詰まったときや想定外の問題が生じたときに、自分なりの立場で工夫して対処する問題解決能力」が得られたと思います。関東学生マーケティング大会の結果としては、惜しくも入賞は逃し、悔しい思いをしました。しかし他のゼミの発表ももちろん素晴らしかったですが、比較してみると私たちの班も「単身世帯や共働き世帯、高齢者が増加する今後の日本においてとても役に立つ研究が出来た」という点や、「学部の特性を活かした研究が出来た」という点において、胸を晴れる研究であったと感じました。約半年間の関東学生マーケティング大会に向けた活動で、先述のチームワーク力や問題解決能力、そしてチーム一丸となって同じ目標に向かって努力したり、時間を共有する楽しさを学び、私にとって意義のある経験となり、社会人になっても活かせる力が得られたと思います。

チーム研究で思うようにいかないこともあったと思いますが、チームのために具体的にあなたはどんなアクションを起こしましたか

私はアンケート項目を作成していない立場から、「アンケートの項目を見直すこと」と「得られた結果を捨てて全く新しい仮説を立てるか、その不支持となった結果をベースとした仮説を立てるか決めること」を提案しました。他にも、「誰々が活動にあまり貢献していない」という衝突が男女間で起きた際も、このままではチームとして得られるものは何もないと思い、男女中間の立場に立ち、お互いの意見を取りまとめたり、参加率の低い人に対して「なぜあまり参加できないか」を聞いて理由を明確にし不満を抱くような環境を改善したり、全員の参加できる日にちをもとにスケジュールを作成したりしました。チーム内の溝を埋める作業は決して楽ではありませんが、チームのためにアクションを起こすことはチームのためでもあり、自己の成長にもつながったと感じています。