
23卒 本選考ES
技術系総合職
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Q.
研究テーマの内容をご記入ください
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A.
私は汗中の塩化物イオンを定量可能な転写印刷型ウェアラブル塩化物イオンセンサの開発および高精度化に取り組んでいます。汗は様々な生体情報を含んでおり、特に塩化物イオン濃度は、人の脱水状態の指標となり、測定することで熱中症予防に役立つと考えられます。そのため、ウェアラブルデバイスを用いて汗中の塩化物イオン濃度を測定することで、非侵襲的な健康状態のモニタリング法として期待されています。そこで私は、布上に高精度な印刷型センサの形成を可能にし、将来的には着るだけで使用可能な塩化物イオンセンサの開発を行い、センサの高精度化を目指しています。布のような繊維基板は安価でフレキシブルという利点からウェアラブルデバイスの基板に適しています。しかし、繊維は隙間がある構造のため、繊維上に直接電極をスクリーン印刷すると繊維中へのインクの浸透による精度の低下が問題点となりました。この問題を解決するために、転写印刷という新たな技法を用いました。転写印刷とは、スクリーン印刷により平滑な基板上に電極を作製し、それを熱と圧力を加えることで布上に転写して電極を布上に形成する手法です。このプロセスにより、繊維上にも高精度な印刷型デバイスの形成が可能となりました。印刷する電極は、AutoCADで設計し、作用電極(カーボン)と参照電極(銀/塩化銀)の二電極から構成されています。印刷した電極を塩化物イオンセンサとするために、分子間距離および立体障害などの要因によって塩化物イオンのみを選択的に補足できるイオノフォアという物質を含む塩化物イオン選択性高分子膜を作用電極上に形成しました。イオン選択膜の組成は研究室の教授と議論を重ね、実験を繰り返し行うことで最適化しました。このイオン選択膜を形成することにより、汗中の塩化物イオンのみを選択的に作用電極へ透過させ、塩化物イオンの濃度に応じた応答が得られ、電極電位の理論式から塩化物イオンの濃度が算出可能になります。しかし、開発したセンサの実用化にあたり、リアルタイムで汗をモニタリングするためにはセンサの汗検出部に少し前に発生した古い汗と新鮮な汗が混ざらないように、常に古い汗を排出し、新鮮な汗が供給される構造を考え、試行実験を数多く行う必要があります。そこで、現在ではそういった課題を解決するために、教授や先輩と話し合い、開発した塩化物イオンセンサの改良に尽力しています。 続きを読む
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Q.
DNPを志望する理由と入社してどのような仕事に取り組みたいですか ご記入ください
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A.
私は、印刷技術を用いたものづくりによって人々に良い暮らしを提供できる仕事をしたいと考えています。大学の研究で、印刷技術を用いたデバイスの設計から評価まで行ってきたことにやりがいと誇りを感じた経験から、ものづくりで社会に貢献したいという気持ちが生まれました。そのため、長年の印刷で培ったノウハウから、エレクトロニクスデバイスを生産する技術を確立した貴社で研究開発に携わりたいと考えています。入社後は私の研究分野である電気化学の知識を活かし、貴社の技術を用いて、モノに電気的な機能を付加して新たな価値を生み出したいです。特に医療分野に興味があり、印刷技術を用いたウェアラブルな医療機器や人体に無害で低コストなインクの開発に挑戦したいです。衣類や皮膚などにデバイスを印刷により形成できれば、あらゆる生体情報をリアルタイムでモニタリング可能となり、人々の健康管理システムを劇的に変化させられると考えられます。私は貴社の研究開発において、大学での研究を通して培った問題解決プロセスを考えて実行する力を活かしながら世の中が求める以上の製品を生み出し、人々のニーズを常に意識した商品開発を行いたいと考えています。 続きを読む
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Q.
学業・私生活問わず、自分自身を売り込むキャッチフレーズを考えてください その理由も合わせてご記入ください
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A.
私のキャッチフレ―ズは「フレキシブルなコツコツ努力型の人材」です。私の研究目標は、人汗中の成分を分析することで健康状態が評価可能な高性能なウェアラブルセンサを開発することです。そのためには、ウェアラブルセンサの性能をより良くし、作製したセンサの実用化に向けて数多くの実験を行う必要がありました。当初は、多くの課題解決に向けて1人でコツコツと文献調査と実験を進めていましたが、限られた時間で目標を達成するには、自分で勉強することに加えて、人の意見を柔軟に取り入れることで効率よく研究を進める必要があると感じました。そこで、私は実験を行う度に積極的に同じ研究室の仲間や教授に声をかけ、ディスカッションを行い、お互いの考えを共有しました。これにより、既存の知識の理解を深めるだけでなく、新たな知識の蓄積と課題の明確化に繋がりました。課題点を1つ1つ解決した結果、目標を達成し、これまでに4件の学会発表を行うことができました。貴社でも、先輩や同期とコミュニケーションを取り、自分の考えを主張するだけでなく他の人の意見も取り入れる「柔軟性」と持ち前の「コツコツ努力できる力」を活かして貢献していきます。 続きを読む