【20卒】品川リフラクトリーズの総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.6658（日本大学/男性）（2019/6/25公開）

学業の内容/学生時代に打ち込んだこと/自己PR

OpenESが提出可能だったため、元々用意していた文章を、耐火物業界や堅実な社風に沿うように少しだけ手直しして提出した。

どんなテストが出るか情報がまったくなかったため独自の対策は諦め、他の企業のためにSPIとCABの対策をしただけだった。

教養試験(10分)、SPI風の試験(65分)が行われた。教養試験は恐らく独自に作成されたもので、4択で10問が出題され、政治経済と時事問題が主だった。新聞やニュースを見ていれば解けるレベル。SPI風の試験は、SPIだったかどうか確証が無いが、英語と国語と図形の問題が細かく時間を区切って出題された。

まったく緊張しなかったため素直に強みも弱みもさらけ出せた。その上でそつなく応答をこなしたために、的確に相手の知りたいことを伝えられたため、とりあえず二次面接にあげようと思われたのではないか。

説明会→ES提出→筆記試験→一次面接と一日で同じ人事の方が担当されたため、和やかな雰囲気だった。志望動機、会社を知った理由、学生時代に力を入れたこと、アルバイトから学んだことなど、基本的な質問が主で、人物像を軽く把握するための面接みたいな印象だった。

友人といるときの立ち位置を教えてください

私は、エントリーシートにもある通り、部活の副部長や学部の運動部連盟の委員長などをしていましたが、実はトップとしてリーダーシップを取ってぐいぐい引っ張るタイプではありません。
というのも芸術学部の特性上、発信する意欲に溢れた人物が多く、私はそれらの意見を上手くまとめるのが仕事だったため、普段はひっそりとみんなを見守ることが多かったです。例えば部員全員で部活としての活動方針を決める際には、自分のアイデアを披露したい気持ちを抑え、議論が尽きるか過熱しすぎるまで発言を待ち、尽きた時にはみんなが提案したアイデアを纏めたり、過熱しすぎた時にはクールダウンの時間を設けることなどを心がけていました。逆にみんなが消極的な場合には突拍子もないアイデアやくだらないアイデアを提案し、会話の呼び水となるようにしていました。
全体として、その場の熱量が一定となるようバランスを取ることが多いです。

あなたの短所は何ですか？

私の短所は、嘘をつくのが苦手なところです。嘘をつくというよりも、感情が表情に出ているとよく指摘されるため、考えていることをよく他人に見透かされます。例えば授業中に教授が発した言説に対し、どうにも納得がいかず思案していたところ、憮然とした表情だったのか、失礼だと怒られたことがあります。
逆に、なぜか年上の方に可愛がられることもあります。私がアルバイトをしているガソリンスタンドでは格安レンタカーもやっているのですが、ある時、お客様にレンタカーの利用料金の問い合わせをいただきました。詳細な条件を聞いて見積もりを出したところ、「そんなに安くないねぇ」と言われてしまいました。困惑した笑顔になったのが自分でも分かったので、「今回の利用時間ですと、○○(他社のサービス)の方が確かにお得です。が、もしこういう条件での利用でしたら当店の方がお得なので、使い分けていただければ……」と正直にアピールをしたところ、それ以降しばしばご利用いただけるようになりました。
我ながら短所と長所とが表裏一体になっているとは思いますが、困ることもあるので改善しようと思います。

留年などの弱みを前面にさらし、笑いも取れたので、「かわいいやつだ」とでも思われたのかもしれない。以前に受けた筆記試験でそれなりに得点できた自信があり、最低限の教養を証明した上での行動なので上手くいったのかもしれないが、普通なら落選していてもおかしくなかったと思う。

砕けた口調で親しみやすい面接官が一人いて、他の二人は真面目な堅い口調だったが、リラックスして素を見せてほしいとは言われた。また、当日に手書きの履歴書を求められたが、面接はESを主に参考にしているようだった。

在学年数が少し長いですが、よろしければ理由を聞かせてください。

（前提として、私は一年ほど留年しており、上記の質問の後に気を使ってか「学部の運動部連盟の委員長だったということで、部活に力を注ぎすぎちゃったとかですかね？」と面接官から付け加えられた。）特別な病気や留学などの理由はございません。気がついたら、というのが正直なところでしょうか。確かに部活やサークルなどには精力を注いでおりましたが、専門課程の授業やゼミにも本気で取り組んで参りました。ただ、いま考えてみると、やりたい事や将来の自分の糧になりそうなことを全てこなそうとするうちに、あまり興味の無い授業の優先順位が下がってしまい、取得単位数が少なくなって留年してしまったように思います。今年は卒業することを一番に、就職活動を二番に考えて学生生活を送っています。

クイズや文学や部活など色々やっていますが、自分は体育会系だと思いますか？

私は中学時代は剣道部、高校時代は弓道部と、武道系の部活にずっと所属してまいりました。特に弓道は中国地方の新人大会の個人戦に県代表として出場するほど熱中しました。ですが読書は幼少期から好きですし、クイズも高校時代に始めてから部活と同じぐらいの情熱で取り組み、高校生クイズの全国大会にも出場しました。どれも同じくらいに好きで、根気を持って取り組み、実績もそれなりに残したと思いますが、総合的に考えると、今は文化系のフィールドを主としていますが、根っこは体育会系となるのかもしれません。
（面接官「本籍地は体育会系みたいな？」）
そうですね、本籍地が体育会系、現住所が文化系というのが一番しっくりくる表現ですね。

一番はじめに志望動機を聞かれた時に、なぜか頭が真っ白になり、用意していたものの半分程度しか喋れなかった。そこで開き直ってウケを狙いにいって実際に笑いを取り、それでいて真面目な回答もしていたのが、高評価だったのかもしれない。

前回までと全く同じく、リラックスするように言われたが、面接官全員から真面目で堅物のような印象を受けて、重圧を感じた。ただ、アイスブレイクのような雑談が時間の半分ほどを占めていて、結果的には一番人物像を重視された面接のようだった。

もしも貴方のミスで取引先を怒らせてしまったら、どう対処しますか？

そのミスによる損害の程度や過失割合によって細かくは変わってきますが、まず相手の感情を少しでも抑えられるように、迅速かつ丁寧な謝罪を行います。
そして当方の過失が100%だと仮定して、その後、恐らくは取引先のほとんどが数年、数十年の付き合いになっているところなので、取引を続けていただけるように論理的な対処をします。そのためにミスの原因を洗い出し、再発防止策をまとめます。その頃には相手方の激情も少しは収まっていると思うので、その再発防止策などをロジカルに説明して次に同じミスはしないと説得します。そうして、相手方が恐縮するほど丁寧な謝罪を、改めて行います。
長く親密な関係の取引先が多くを占める業種では、こうすることで次の取引に結びつくのではないかと考えます。

貴方がストレスを最も感じる状況と、ストレスの解消法を教えてください。

私は日常でストレスを感じることがあまり無いのですが……理不尽なことや道理にかなわないことを要求されたり、要求されている人を見ることはかなりストレスに感じます。例えばコンビニなどの小売店で明らかに言いがかりや差別としか思えないようなクレームを店員さんにつけている人を見ると、私とは関係の無いはずなのに、かなりのストレスです。そういう時はかえって事を大きくしないために注意などはできませんが、その後にその店員さんに接客してもらうことになれば、一言労いの声をかけたりします。ストレスの解消法としては……家で歌って踊ることです。
(面接官「家はアパートみたいだけど、大丈夫？」)
まぁ、小声で控えめなステップを心がけているので大丈夫だと思います。
(面接官と他の学生、爆笑)

電話で入社の意志を聞かれたが、「いついつまで他社の選考があるため待ってもらえませんか？」と答えたら、それまで待ってもらえた。

あまりにニッチな業界で、しかも商材の差異はそれほど大きくなく、シェアも二番手なので、企業研究や志望動機の練り上げはそれほど重要ではないかもしれない。徹底的に人物像を把握しようとし、社風に合うか否かを見られている気がする。そのため、自分がどんな思考で就職活動をしているか、仕事に何を求めるかなどの自己分析を綿密に行い、また、面接官が求める程度の答えを過不足無く伝えられるかどうかが鍵だと思う。社風としては、古き良き、家族的な雰囲気の日本企業だと感じた。

バリバリに意識が高く、転職などによるキャリアアップを考えている人は、まず社風と全く合わないと思う。悪く言えば泥臭い気風の会社なので、仕事をじっくり粘り強くこなせて、それでいて論理的な思考ができる人間を求めている気がした。

文系のインターンもOB訪問もなく、説明会と筆記試験と一次面接を同時にやる選考フローなので、自主的に下調べなどの準備を行わないと通過できないように思う。また、面接は最初から最後までグループ面接なので、苦手な人は注意。