【研究心を伝える】【23卒】ＡＧＣの創業食の最終面接詳細 体験記No.25585（名古屋大学大学院/女性）（2022/5/13公開）

接続テストから、面接

最終面接では、研究内容について深く聞かれました。研究所なのでその実績や向上心をよく見られていた気がします。自分を飾らず、わかっていることは自信をもって研究室で先生と議論する感覚で話せば向こうにも伝わりやすくなると思いました。

優しい気さくなおじさんで、どこに住んでいるの、横浜はどう？といった優しい質問も多かった。面接でも教授と話しているような感覚で、リラックスできた。

なし

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研究内容をおしえてください。

「分子シミュレーションによるエンドソーマルエスケープ機構の解明」を行っています。簡単にご説明すると、薬は飲んで患部まで届けますが、単体では不安定である薬、例えば、核酸医薬品などは、脂質ナノ粒子というカプセルに包んで、体内に投与することで、体の中の狙った細胞まで運びます。これをドラッグデリバリーシステムといいます。昨今では、脂質ナノ粒子（ＬＮＰ）は、新型コロナウイルスに対するワクチンに採用されており、癌治療や再生医療への応用も期待されています。ただ、医薬品を包んで、狙った位置に届けた後、到達した細胞内で医薬品がカプセルから放出される効率は、実は２％未満といわれています。そこで、私は、分子シミュレーションでこの放出効率を向上させるために、薬剤放出メカニズムの解明に取り組んでいます。

学生時代に力を入れたことは。

「意見や気持ちを伝えるために、自分らしい生きた英語を習得する」ことに取り組みました。将来はグローバルな視点で仕事をしたいと考え、大学入学直後から英語学習に力を注いでいました。ＴＯＥＩＣは300点近くあげて、810点を取得できましたが、点数の割に、英語で気持ちや意思を思う様に表現できませんでした。そこで、英語を楽しむことが重要だと感じ、憧れだった国際交流と私が好きな化学分野での使用に目を向け、パリやモスクワ、上海など５か国へ海外の大学訪問や学会参加をしました。当初、会話を成立させるだけで精一杯でしたが、共通分野である化学により会話は弾み始め、様々な国の人と打ち解けた話が出来るようになりました。この活動で、英語力の習得だけでなく、文化の異なる人々と共通の課題を討議する楽しさを知り、将来、グローバルな舞台で活躍したいという初期の想いも一段と強くなりました。

他者に内定が決まったから。