【海運の舞台で挑戦】【23卒】川崎汽船の冬インターン体験記（文系/陸上総合職）No.29141（非公開/男性）（2022/7/19公開）

元々海運業界に興味があり、働き方やその概要を理解したかった為。その中でも川崎汽船は所謂「大手三社」の中で、唯一の非財閥系。財閥系とは異なる空気・社風・雰囲気がどんなものなのかを体感したかった（実際、このインターンを通して第一志望になった）。また、抽選形式でインターンに参加できるという点にも魅力を感じて応募した。

既述の通り、インターンは抽選形式で参加できる。しかし、志望動機を記入する必要があったため、そこに関してはしっかりと熱意を表現した。また働き方を知りたい！と正直に記入したのを記憶している。

何度か記述しているが、抽選形式で参加は出来る。しかし一応ESは書かされたので、そこだけちゃんと熱意を論理的に、またありのままに記入することが重要（本選考でもそう感じた）。

５～６人のグループに分かれて行う、海運の仕事のシミュレーションゲーム

一日目は企業の概要説明があってから、シミュレーションゲームを行った。８時間程度。二日目は２～３時間で社員との座談会。

実際の海運業の働き方と、働くうえでの考え方や持つべき視野の方向・幅。

会社概要の説明・実際の海運の仕事に近い、シミュレーションゲーム（会社がシステム構築してる？）・社員との座談会

1日目にやったこと

企業の概要説明ののち、５時間近くかけてシミュレーションゲーム。実際に貨物を運搬してみたり、その中で台風や海賊などのトラブルが発生したりと、ゲームではあるが非常に臨場感のある内容であった。非常に面白い。

2日目にやったこと

二日目は完全に座談会。様々な属性の社員が登壇し、zoom内で質疑応答を行う。社員・学生共にかなりラフな雰囲気の中で進む。またかなりぶっちゃけた話などにも答えてくれる。会社の雰囲気の良さはここから強く伝わった。

なし

インターンの内容（シミュレーションゲーム）に関するフィードバックというのは基本的になかったと記憶している。ただ二日目の座談会では本当に温かく、何でも答えてくれた。口調もかなりラフで、そういった社員を登壇させている人事側にも非常に好感が持てる。

本来の海運業においてもそうだが、本当にタイトな時間の中で意思決定を行う。その為、５～６人とそれほど大人数のグループではないが、意見をまとめて答えを出すのにはかなり苦労した。海運の本当の難しさを少し体験できた気がする（本当はもっともっと大変だろうが）。

５～６名のグループに分かれてシミュレーションゲームに臨んだため、終始相互的なコミュニケーションが交わされていた。全員がしっかり参加しているイメージ。

本来の海運の業務においては、一つの船・貨物を運搬するには様々な係が必要。今回のシミュレーションゲームでも本来と同じようなな形で、グループ内で役割分担していた。なので係ごとの視点からかなり激しい議論も交わされていた。インターンの内容もさながら、参加する学生のポテンシャルにも驚いたと同時に、高いレベルでの議論はこれほど楽しいものなのだと気づき、社会人として働くことが少しだけ楽しみになった。素晴らしい収穫である。

このインターンは、海運業の仕事がどんなものなのかをゼロから知ってもらうのが目的であるように感じる。その為、特に事前に準備すべきことはない。むしろ何も知らないまま臨んだ方が刺激的。

実践的なインターンの内容であったためである。様々なトラブルにぶつかったり、沢山議論したりする中で、本当の働き方に近いことが体験できたはずである。また、コミュニケーションが好きな自分にとって、これほど相互的、かつ活発なコミュニケーションが存在する働き方に非常に好感が持て、また働き方が具体的にイメージできた。

ラフな社風が自分に合っていると強く感じたからである。何度か記入しているが、社員の雰囲気が非常に温かく、それでいてラフである。非財閥系だからこその、いい意味での「抜け感」は非常に自分とマッチしていると感じた。社員の方も仰っていたが、海運の会社は基本的にやっていることはどこも変わらない。だから、我々が会社を選ぶ上でも、「社風」がより決め手となるはずだ。その中で社風が合う、と感じることができたのは大きい。

非常に志望度が上がった。理由は「本選考で内定が出ると思った理由」と同じで、自分の求める社風と、川崎汽船の社風が完全にマッチしていたからである。「どんな仕事をするか」は非常に重要だが、「誰と仕事をするか」も前者と同じかそれ以上に大事だと考えている。その中で良い「ヒト」に出会えたのは本当に大きく、志望度も非常に上がった。

インターンに参加したことによる選考の優遇などは基本的にない。しかし、インターン参加者限定で、社員訪問が可能となる。また何よりインターンの中でこの会社の魅力を沢山感じることができるので、自然と志望動機に説得力を持たせる事ができると思う。直接的な優遇はないが、必ずプラスになる。

元々総合商社を志望しており、インターンも総合商社業界をメインに受けていた。その中で、海運という言葉に出会い、調べてみたところ少しだけ興味が沸いた。しかし当初は、私の勝手なイメージで、海運の仕事は商社に入ればどうせできると思っていた（それを確かめるためにも当インターンに参加したが）。その為「結局商社でいいでしょ！」と考えていたのが当時の状況である。

インターン参加前にイメージしていた像を、完全に裏切られた（もちろんいい意味で）。海運業には海運業ならではの仕事、魅力、やりがいが沢山存在しており、非常に興味が沸き、またこの業界に携わりたいと感じるようになった。海運というのは人の生活を底から支えていくような社会貢献の形である。このインターンを通じ、自分はこうした形で社会に貢献したいんだという、一つの就活軸が形成される機会にもなった。参加してよかった。