【日常を彩る新提案】【23卒】大王製紙の夏インターン体験記（理系/【商品開発】夏季1dayセミナー）No.31669（非公開/男性）（2023/1/10公開）

日用品を作っている会社にとても興味があったのが一番の動機です。身近にある様々なものを振り返り、より多くの人々日常的に使用する機会が多いトイレタリー商品を多く扱っているため、インターンシップに参加しようと思いました。

とにかく、企業のHPを隅々まで読み取り、企業が求めている人物像や扱っている商品はもちろん、企業理念と照らし合わせて、どのような商品をどのようなコンセプトでこれまで作り続けてきたのかを深く理解するようにしました。

面接選考がなく、ESのみで参加できたので、よく聞かれる質問であるガクチカや志望動機を明確にする必要があると感じた。特に、製造メーカーであるため、志望動機の欄で商品と自分の実現したいことを絡めて説明できるようにすると良いと思った。

トイレットペーパーに関する新しい商品のアイデア提案のグループワーク

最初に会社概要や取り組みが紹介された後、グループワークに入った。その後、トイレットペーパーに関する機能やニーズの抽出、場面設定などの細かな具体的なワークのレクチャーを受けた後、グループで話し合いを進めた。

商品開発における場面設定とニーズの抽出と把握、そして各アイデアに対する点数化によって定量的に商品を評価することの出来る考え方。

トイレットペーパーのアイデア提案

1日目にやったこと

冒頭に会社説明や部門の特徴などのレクチャーを受けた後、商品開発のワークに入った。そこでは、最初トイレットペーパーに対する細かい説明を受けた後、グループでアイデアを出し合い、それをプレゼンテーション形式で社員の方々へ発表する流れであった。最後に、社員の方々へ質問する時間が合った。

商品開発部の社員

なし

新たなアイデアのトイレットペーパーをプレゼンした後、社員の方からメリットだけではなく、デメリットに対するフォローアップや従来品・競合他社との比較も必要であるとの指摘を受けた。また、ターゲット層を明確にしそこから商品使用やイメージを描くことによって上流から下流へと戦略を作ることが大事であるとのフィードバックを受けた。

午前から昼食を挟んで午後に至る長いグループワークであったので、オンラインということもあり、雑談などのワーク以外の話がほとんど弾まなかった。また、話し合いも強い発言力を持つ学生の意見に引っ張れる場面が多く、それを全員で意見を共有するような形にすることが難しかった。

6名ほどのグループに分かれ、ワークを行ったが、後半になるほど発現をする人が限られてきた印象。あまり発現できていない人に対しても、積極的にアプローチをすることが必要であると感じた。

商品開発はターゲット層の抽出や場面想定など、想定することが多岐にわたり、非常に大変な業務であることを痛感した。また、それに加えて、実際に出したアイデアが実現可能かどうかを技術的な側面からも検討しなければならないので、商品やそれに付随する物理的・化学的知見は必須であると感じた。

トイレットペーパー、特に紙に対する化学的な知識が不足していると感じた。実際に出したアイデアでも実現不可能な機能を持った商品を提案することもあり、議論の停滞や悪循環のもととなった場面もあった。

実際の商品のアイデアを出し合うこと自体は非常に楽しく、それをグループ全員で一つの形にしていく工程がとても魅力に感じた。商品やそれに付随する物理的・化学的知識を深めることによって、より実践に即した提案が出来ると感じ、そのような商品開発を通じて、社会に対する自分自身の貢献や存在意義を感じることができると強く思った。

インターンシップに参加する学生を見る限り、比較的学歴層が高く、また、院生が主であるなど同じような特徴を持った学生が多かったため、研究内容が企業の業務内容に直結したりといった他の学生と大きく差別化できるような特異点がないと厳しいと感じたから。

商品開発自体は非常に楽しかったが、この企業の扱っている商品群に限ったことではないということをグループワークを通じて感じた。また、このような商品群は、すでに形や機能が確立されているものが多く、将来的に付加価値をつけて大きく市場に浸透させることが難しいということもグループワークでのアイデアを考えるときに強く感じた。

インターンシップ参加者であっても本選考と同様なスケジューリングでの選考日程が連絡されたので、このインターンシップで大きく本選考に対して有利に働くと言うことはないと思ったから。

やはり、多くの人に身近にある日用品を扱うメーカーに対しての志望度が上がった。これは、紙・パルプ業界に限らず、食品業界も含めた全てのBtoC業界に対して同様の想いを持った。その理由としては、新たなアイデア一つで一人一人の暮らしひいては、社会全体の仕組みまでもを変えることが出来る力があると強く思ったためである。

日用品メーカーであり、ありきたりなアイデアはあまり歓迎されていなかった印象がある。反対に、誰も思わなかったようなアイデアは非常に優遇される印象。しかし、社会常識があることは必須で、パワーポイントの作り方や見せ方などプレゼン能力といった社会人として必要不可欠なスキルに対しては、丁寧にフィードバックをもられたことから、そのような社会人スキルもまた大事にしているといった印象。