日本放送協会の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒日本放送協会のレポート
公開日:2020年7月14日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 技術職
投稿者
選考フロー
企業研究
国営放送ということで、他の民放との違いやNHKでなければいけない理由を探す事や考える事に力を入れました。また、テレビ局をいくつも受けている人の場合は違いますが、理系からの技術職希望の場合、テレビ局はNHKのみ受けているという人も多いと思うので(自分もそうでした)、そういう場合は、選考を受けている他の企業との共通軸、その中でも特にNHKが良い点を自分の中でクリアに整理しておくことが大切かと思います。実際に面接でも複数回聞かれました。また、技術職の場合だと入社後に何をしたいのかという事を特に聞かれるので、NHKが潜在的または将来的に抱える課題を自分なりに考え、その課題と自分のキャリアプランをリンクさせて話す事が出来るようにするのが良いと思います。ただ、NHKでは内部の職種が多岐に渡るのでどの部署でその業務を行っているのか、または自分のしたい業務が実際に行われているのかわからない場合がありました。そういう時は可能であれば実際に働いている人とコンタクトを取るといいかと思います。
志望動機
私は、大学で情報通信技術について学んできました。その中で、自身が身に付けた技術を出来るだけ多くの人の生活の中で活かしたいと考えました。数ある企業の中でも、NHKでは公共放送を担う特殊法人である事から利益に捕らわれず公共的価値を追求する事が出来る点、放送やサービスを通じて多くの人々の身近から豊かな社会づくりに貢献できる点に魅力を感じ、志望しました。
更にNHKは情報端末や個々の多様化など変化の激しい現代においても、素早く対応しつつ公共メディアとして公平公正な情報を人々に届け、国境を越えた課題の共有化を図ります。
例えば、現在、私は実家を離れ一人暮らしをしており、兄は単身海外に住んでいます。両親はNHKのTV放送を視聴し、私と兄はNHKのスマホアプリを利用していますが、これによってお互いの身の回りの出来事を把握し連絡をとる事が出来ています。私は、このように情報をあまねく発信する事によって人と人をつなぐ事業に、自身の専門を生かしたいという気持ちから、その要となる放送システム開発・運用に携わりたいと考えています。以上の事から、NHKにおいてなら私の志向を満たしつつ、通信に携わるエンジニアとして自身の興味と専門を活かせると思い志望しました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
ESの内容・テーマ
あなたが働く場としてNHKを志望した理由と。NHKでやってみたい仕事を具体的に述べてください。
ES対策で行ったこと
自分で1から書いたものを、とにかく他人に読んでもらった。この時、複数の人に見てもらうと修正が逆に滞るので誰か一人ないし二人くらいに読んでもらって改善していった。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
WEBテスト対策で行ったこと
実際に受けたのはテストセンターでした。某就活サイトのeラーニングのようなものしかやりませんでしたが、無料で数百問解けたので十分だったかと思います。
WEBテストの内容・科目
テストセンター、英語無し
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自分の話の中で矛盾を作らない事は前提として、面接において端的に答える事は重要であるが、NHKではそれよりも自分の言葉で自分の考えを一生懸命に伝える事が評価されると感じた。自分の場合は、聞かれた事に対して少し長いとも思える答えを返したが、自分が言いたい事は全て伝えるようにした。この点が評価されたと思う。
面接の雰囲気
web面接だったので何とも言えませんが、アイスブレイク等なく唐突に始まった感じでした。ただ、口調や雰囲気はとても穏やかな方たちで、リラックスしたて受けこったえする事が出来ました。私の話したことに対して、その都度、こう言う事ですかね?という風に確認しながら進めてくれたので両者にとって誤解のない面接が出来たと思います。
1次面接で聞かれた質問と回答
リーダーシップがあるように見えるが、実際にチームで行動する際はどのような立ち位置なのか。
私自身は周りを引っ張っていくリーダーというよりも、縁の下の力持ちというイメージでチーム全体の雰囲気をよくする事や、アイデアを積極的に提案していくムードメーカーであると思います。私自身もその方が自分の良さを発揮できると思っていますし、友人からも似た事を言われます。例えば、学部時代所属したインカレサークルで幹部を務めた際に、幹部メンバーでの話し合いの場では、その場を取り仕切る事は他のメンバーに任せ、自分は話し合いの雰囲気が悪くならないように配慮しながら参加ました。やはり、大学生が何人も集まって話し合いをすると意見が衝突する事も多かったですが、自分は時々冗談を言ったり、折衷案を考える事で貢献するようにしてきました。
希望した職種と違う業務を任される場合もあるが、大丈夫か。
私自身、一つだけの領域のエキスパートになりたいとは思っていません。というのも、企業という一つの社会の中で働く上では必ず他部署や他業務との連携が大切ですので、異動前提で、幅広い業務に触れられる事はむしろ魅力であると考えています。例えば私は、放送システムの保守運用の業務を希望していますが、ただ電波を送るだけの仕事ではつまらないと考えています。NHKでは実際にどのような番組を作っていて、その制作のためにどのような苦労、どのような思いがあるのかを知る事も大切だと思います。そして、何より視聴者に寄り添ったサービスを提供する為には自社でどのようなサービスを展開しているのかを詳しく知る事、視聴者の声に耳を傾け期待に最大限に答えられるだけのNHKへの理解が必要だと思います。なので、自身の興味の軸はしっかりと持ちつつ、幅広い知見を得るためにも多くの業務を経験したいと考えます。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 10分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
NHKが今後直面すると思われる課題について、インターネット等に載っていなかった事項を独自で考えてみたので、話した内容が正しかったかは分かりかねたが、「なるほどよく考えているね」と言っていただけたので評価された点だったと感じた。また、NHKを第一志望として考えているという事をはっきり伝えた点も評価されたのではないかと感じた。
面接の雰囲気
まるで雑談のようだった。主に研究内容に関する質問だったが、これに関しては色々な企業で話す内容だったので特に苦労はなかった。
最終面接で聞かれた質問と回答
NHKでやってみたい事
私は、NHKで全国または海外にいる誰でもが正確な情報を得られるような社会を作りたいと考えています。そのために、放送システムの保守運用という業務から放送所における技術開発とカバーエリアの検討を行いたいと考えています。前者に関して、現在でも部分的にリレーとして利用されていますが、IPによる放送の需要が伸びてくると予想されます。そのためには、新しい変調方式や送受信設備が必要になります。具体的な、開発は技術研究所で行われると思いますが、私は自身の知識や学んできたことを活かして現場の立場から携わる事が出来ればと考えています。後者に関して、現在でも社会問題と言える高齢化社会や地域毎の人口の偏りのために放送のカバーエリアは更に流動的になると考えます。国営放送として、受信料を頂いて放送しているNHKとしてはカバーエリアの無駄は省くべきであると思いますので、大変大きな役割を担う業務になると考えています。そのため、この業務に興味を持ち是非やってみたいと考えました。
他の選考を受けている2社は、テレビ局とはだいぶ異なるだが、自分の中ではどのように考えているか。
私は、就職活動の軸として、「どれだけエンドユーザに近いものを提供できるか。」「自身の専攻や知識をどれだけ生かせるか」を考えていますが。〇〇社に関しては、就職活動を進める上で企業研究をするうちに自身の考える就活の軸とミスマッチがある事、そして実際に社員の方と話した雰囲気から自分の肌に合わない社風である事が分かったため、選考を辞退しました。××社に関しては、企業理念や実際に行っている取り組み、そして扱っているサービス等を含めて私の考える軸とマッチしているという理由から選考を受けています。ほぼ同規模の競合他社も数社あるのですが、それぞれ実際に行っている事業やサービスの展開のベクトルが私自身の軸とマッチしていないのでエントリーはしていません。××社では私自身の志向とマッチする仕事ができると感じたため、選考を受けていますが、やはりエンドユーザと近いものを提供したいという観点から、公共放送であるNHKの方を第一志望としています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
絶対にうちに来てくれという雰囲気ではなく、気のすむまで就職活動を続けてその中で一番いいと思ったのがNHKだったら良いな、と言われた。学生側の事情を十分に配慮してくれる雰囲気だった。
内定に必要なことは何だと思うか
人によっては業務内容が不透明であると感じるかもしれないが、インターネットにて経営戦略を熟読する事や、社員の方と会って話を聞くことで十分な情報を得られると思う。あれをやってみたい、これをやってみたいという風にハングリーな精神を持つ人を求めていると思う。可能であればインターンシップに参加する事を勧める。インターンシップでは多くの職種を実際に体験できたので、企業の雰囲気や実情を知る意味でも大変勉強になった。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
1を聞かれたら、1で返さない人が受かると思う。もしかすると話過ぎたかな、と思うくらいに自分の事を話すのが良いと思う。実際、質問もアルバイトや私生活の事なども触れられ、本当にその人の内面を見ていると感じた。
内定したからこそ分かる選考の注意点
資格や成績、学歴などの肩書でアピールするのではなく自分の人となりをアピールするのが良いと思う。面接官は中高年の方だったが、物腰の柔らかいか方ばかりだったのでニコニコとしつつもハキハキと話す事で好印象を与えられるのではないかと思う。
内定後、社員や人事からのフォロー
最終面接の合格通知後、他社の内定もありどちらにするか迷っていたが、自分の中で会社を選ぶ上で聞きたい事があればいつでも電話してねと言っていただいた。
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日本放送協会の 会社情報
会社名 | 日本放送協会 |
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フリガナ | ニッポンホウソウキョウカイ |
設立日 | 1950年6月 |
資本金 | 1億6337万5000円 |
従業員数 | 10,333人 |
売上高 | 7485億4300万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 前田晃伸 |
本社所在地 | 〒150-0041 東京都渋谷区神南2丁目2番1号 |
電話番号 | 0570-00-3434 |
URL | http://www.nhk.or.jp |
採用URL | https://www.nhk.or.jp/saiyo/ |