私の人柄にキャッチフレーズをつけると「努力家な面倒くさがり屋」です。自らがやらなければならないことは正確に遂行しますが、無駄なことや自分がやらなくとも問題がないことは何があってもやりたくないと考えています。そのため、そのような非合理的な事柄を回避するためにはどんな努力も厭いません。私は学園祭実行委員会に所属し、学園祭公式マスコットのグッズ制作から広報活動、学園祭当日のマスコット企画運営等、マスコットに関する業務を全て行うマスコット担当の担当長を務めました。担当長と言うとやるべきことが多く大変なように聞こえますが、私が行う必要のない仕事は担当員に割り振っていたため、彼らの方が担当長よりも大変だったかもしれません。重役の責任を持つこととと、メンバーをまとめる必要はありましたが、それで仕事を回避できるなら安いものだと思って務めていました。ただ、面倒くさがりだからといって活動に手を抜いていたわけではありません。例えば学園祭当日のマスコット企画ですが、以前のもの展示物が数点放置されているだけの粗末なもので、人気は乏しく来場者数も少ないものでした。これでは全く盛り上がらないと考え、私達の代では思い切って従来の展示を一新することを決めました。企画を変更するとなると、やるべきことは増えて、「面倒」ではあったかもしれませんが学園祭を盛り上げるためならばと企画の変革を打ち出しました。その際、小さい子どもが遊べる場所が学園祭内になかったことに着目し、ミニゲームなどで遊べる子ども向けの企画を立案しました。結果として、企画来場者数は例年の4倍になり、加えて当日販売したマスコットグッズの売り上げも伸び、大成功を収めることができました。面倒なことは避けたい正確ですが、根は真面目なため、やるべきことはしっかりと遂行しました。また、学科で実験レポートの課題が毎週課されていたのですが、とても量が多く、大変なものでした。周りには締め切りの前々日から着手し、内容の多さに焦り、徹夜をしてなんとかレポートを完成させている人もいました。しかし私はその徹夜するということすら面倒でした。時間を気にしながら焦って書く状況というのも嫌ですし、夜きちんと眠れないというのも面倒です。とにかく面倒なことは回避したいと思い、だったら早めに終わらせてしまえばいいということで私はレポートが課された日からそれに全力で着手していました。そのお蔭で周りがレポートを始める頃には私はレポートを終えており、周りが焦っているなか、一人余裕でいられるという優越感を感じていました。面倒な徹夜を回避するためには努力は厭いません。
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