【海運の挑戦、連携の鍵】【23卒】川崎汽船の冬インターン体験記（文系/インターンシップ（第4期））No.29859（非公開/男性）（2022/8/9公開）

大学での合同OB・OG訪問会に参加した際に川崎汽船の社員の方がいらっしゃったのが知るきっかけとなった。海運業界の話を聞く中で規模の大きな仕事に携われることや会社の雰囲気が良さそうという理由でインターンに参加しようと考えた。

ESを書き応募する形であり、選考は抽選制であるというアナウンスがあった。ESが見られているのかは分からないが、参加したいという意志を論理的に説明できれば特に問題ないと感じた。

同業他社のインターンには応募していないため分からないが、他の海運会社よりも規模が小さく少数精鋭の雰囲気があるためそれを踏まえた上でインターンへの志望理由を考えた方が良い。

海運業界の仕事体験

10人程度の班に分かれる。班の中で営業、オペレーション、チャータリングの３つの役割に分かれる。３つの役割が連携しいかに収益をあげられるかを競う。

他の役割と連携していくことが難しかった。具体的な海運の仕事のイメージが湧いた。

海運の仕事体験

1日目にやったこと

仕事体験ゲームの説明が午前、午後から体験ゲームを開始した。ゲームは１週間を１ターンとし、１０ターン程度でどれだけ効率良く収益を上げられるかが問われる。毎ターンアクションする時間と議論する時間があり、議論する時間で連携が取れていないとアクションが取りづらいようになっていた。

2日目にやったこと

会社説明会と質疑応答。1日目の一週間後程度に参加した。午前中だけで終了する程度の内容であり、1日目のゲームの内容を引き継ぐようなコンテンツは無かった。質疑応答の時間も長めに取られていた。

なし

全体を通して３つの役割の連携が重要であるとフィードバックがあった。私は営業担当であったが、細やかな言葉遣いや交渉の仕方といった基本的な言動を教わった。収益性だけでなく言動の観点でも評価をしていただいた。

1日目の仕事体験ゲームでの他の役割との連携である。限られた時間の中で情報を共有するだけでも大変なのに次のアクションに向けてどの案件を引き受けるのか、必要な船を確保できるか、そのルートはどうするかを協議することが大変であった。主体性を持って全員が発信するのでなかなか意見がまとまらなかった。

多くの学生が主体性を持って発信しており、場の空気に飲まれずに自らの意見を発信することが大切であると学んだ。

結論をまとめるスピード感の大切さを学んだ。ただ発信するだけでなく、一人ひとりの意見を定量的に評価し、状況に応じた最適解を出せるような人間になりたいと感じるようになった。他のインターンシップの場ではここまで学生が主体性を持って参加するような場では無かったので参加して良かったと思う。

海運業界への理解度が不足していた。仕事体験のイメージすら全く分からない状態で参加したため、より体験ゲームでのパフォーマンスを上げるためにはもう少し海運について知っておけば良かったと感じた。

体験ゲームが非常に良くできていたためである。実際の仕事でもオペレーションや営業が連携をとり、経済の動向や予想外の天災に臨機応変に対応しつつ仕事をこなしていると実感できた。ゲーム自体ではそのようなアクシデントは起こらないような設計だったが、社員の方々がゲーム終了後のフィードバックで本来であればアクシデントもあるといった事例を説明してくださったので明確なイメージが湧いた。

主体性に欠けることが一番の懸念点である。他の学生と自分を比較したときに川崎汽船によりマッチしている学生がいると感じた。また、英語に関する資格等を取得していないため、英語への学習意欲をどれだけ明確にアピールできるか（資格の有無は関係ないといいつつも、意欲の裏付けのないことは不利であると感じた）が課題である。

社風と福利厚生が良いことである。実際の仕事に関してインターンシップに参加したことでより興味を持つといったことは無かったが、社員一人ひとりの温かい人間性や少数であるがゆえの風通しの良さ、そして社員を大切にする会社の雰囲気を魅力に感じたため、総合としては志望度が上がった。

有利になることはないと社員の方々が明言していたためである。インターン参加も抽選という形をとっていることやインターンでの仕事体験ゲームから、優秀な人材をインターンを通じて引き抜きたいというよりも海運の仕事理解を促進したいという目的ではないかと考えたため。

参加前は食品業界、化学業界をはじめとするメーカーを主に見ていた。実際に形あるものづくりに携わることでやりがいを感じることができると考えたためである。インターン参加後も特にこの志望は変わらなかった。川崎汽船は社風や福利厚生制度は素晴らしいと感じたが、仕事の内容としてやりたいものでは無かったため、本選考を受ける予定ではあるものの志望度が高いものではない。また、海運業界として志望するものでもない。

大学でのOB・OG訪問会がきっかけとなり温かく穏やかなイメージを期待してインターンシップに参加したため、期待通りの雰囲気だったという印象を受けた。海運業界としてはかなり自律した思考能力と主体性を掛け合わせた能力が必要であると感じた。（それまで海運業界の人材のイメージは無かったため、ここで初めてイメージが湧いた）