【中国で学ぶ商社の魅力】【19卒】第一電材の夏インターン体験記（文系/総合職）No.1490（名古屋大学/男性）（2018/2/7公開）

インターンで中国に行けるから。就活ナビサイトでインターンの開催地を海外で検索したら第一電材が出てきた。中国で働くことに興味があったこと、専門商社に興味があったこともあり、この企業に応募することに決めた。

第一電材がどのようなビジネスを行っていて、中国とどのような関係があるのかを調べた。また深センに行くインターンだったので深センについても調べた。

メーカー機能を併せ持った商社の強みについて学ぶ

前半にやったこと

事前研修が出発の2週間ほど前に山梨の工場で行われた。交通費は自腹。中国に渡ってからの前半は主に商社ビジネスについてと、深センの歴史など基本的なことについて学んだ。中国にあるのは第一電材の工場なので中国人工員の方と一緒に１日2時間程度作業をした。

後半にやったこと

後半も引き続き作業は１日に2時間程度行いながら、同じ工場地区にある他の企業の工場を訪問した。最終日は香港のオフィスに移動し社長に向けて、このインターンで学んだことを発表した。

社長

なし

社長から本当の中国を見てほしいと言われたこと。メディアで取り上げられる中国は一部を切り取ったものであり、あれが中国の全てではないということを知ってほしいというのがインターンの目的らしい。実際に工場で関わった中国人やレストランの中国人はいい人ばかりで、自分の中での中国のイメージが変わった。

生活環境がとても悪かった。インターン中に宿泊する場所は中国人工員の方々が生活している寮で、一部屋に二段ベッドが6台並べられ、ベニヤ板の上にゴザをひいて寝た。深センは香港と近いので夏はとても暑いがクーラーもなかった。数年前まで温かいシャワーも無かったらしい。その為、初めて寮に入った瞬間、最後まで生きられるか不安だったが、後半からはその生活にも慣れ、今ではいい思い出になっている。

海外駐在での働き方の一つの例を知ることができてよかった。訪れた工場では中国人の工員が数十人に対し、日本人は2人で中国人とうまくコミュニケーションを取りながら仕事をしている姿が印象的だった。国にかかわらず海外駐在は現地人数十人と日本人１，２人で働くことになると思うので、異文化理解とリーダーシップが必要になると感じた。

中国語を話せると良いと思った。中国の工場で働く人たちと関わる機会は中々ないと思うので、中国語で彼女たちとコミュニケーションが取れると、学びが大きいと思った。

この会社に入社したらどのように働くことになるかは想像できたが、自分が第一電材で働く姿は想像できなかった。社員はタフな人が多い印象で、香港の自宅を5時台に出て深センの工場に通っている社員さんもいた。体育会系だが真面目な人が多い印象で、社長もそういう雰囲気の人だった。

どちらかと言えば体育会系の社員が多く、自分には合わないと思った。特に専門的な知識が必要ではなさそうだが、商社なのでタフさと人付き合いの良さが求められると思った。しかしインターンに参加したので、本選考を受けたら内定が出る可能性は十分あると思う。

元々専門商社の仕事を知るために応募したため、第一電材に対する志望度は考えていなかった。商社は基本的にBtoBなのでマーケティングに興味がある自分には合わないと思った。一週間のインターンを通していい経験ができたと思うし、多くのことを学んだがこの仕事の面白さは感じなかった。

電線を扱う専門商社ということもあり、知名度が低いのでインターンに参加したことがかなり有利に働くと思われる。インターン中に目立ち、社員に気に入られた学生は特に内定が出やすいと思う。

志望業界は決めておらず、メーカー、インフラ、ITベンチャーなど幅広く見て、インターンもかなり幅広く応募していた。何となく金融やIT企業よりもモノを扱うメーカーなどが良いと思っていたが、インターンは自分が合わないと思っている業界を確実に切るための機会だと考えていたため、興味がある企業、面白そうなインターンをしている企業に応募した。

自分にはBtoBよりもBtoCの方が合っているかもしれないと感じた。商社は商社のおもしろさがあるが、最終消費者の目に見えない部分を扱うため、製品開発やマーケティングができない点で自分の就活の軸と合わないと思った。専門商社だとずっと同じ分野のモノを扱うことになるので、まだ総合商社のほうが様々なモノを扱えて面白そうだと思った。