【部品メーカーの魅力を知る】【19卒】デンソーの夏インターン体験記（文系/DENSO AUTUMN EVENT）No.1592（名古屋大学/男性）（2018/2/1公開）

日本の代表的な産業である自動車の完成車メーカーではなく、部品メーカーとして世界トップクラスのシェアを誇るデンソーが何をやっているのかよくわからなかったので、インターンを通してどのような仕事をするのか知りたかったから。

なぜ完成車メーカーではなく部品メーカーのデンソーのインターンに行きたいのか理由を考えた。加えてインターンに応募するためにSPIを受ける必要があったため、本を買って対策をした。

デンソーで事務系社員がどのように活躍できるか

1日目にやったこと

デンソーの事業内容とデンソースピリットについて学んだ。デンソーの社員はこのデンソースピリットをとても大切にしているらしく、講義に力がこもっていた。３日間とも昼からの開催であったため、この日はほとんどデンソーについての説明で終わった。

2日目にやったこと

営業の仕事について学んだ。元営業の人事の社員から具体的な仕事内容について学んだ後に、ケーススタディで営業の仕事を体験するという内容だった。夜にはデンソーの福利厚生の施設で懇親会が行われた。

3日目にやったこと

海外進出についてとまとめを行った。海外進出について学び、ケーススタディを行った後に、そのケースで扱われた状況下で海外進出に携わった社員の方から海外進出についてと海外駐在のお話があった。その後、営業と海外進出の仕事をデンソースピリットに照らし合わせるまとめがあった。

人事

なし

多くの部署を巻き込みながらwin-winの関係を作るように考えるよう言われたこと。win-winを作るというのは営業の当たり前の仕事だが、デンソーの営業は顧客に応じた商品を作る必要があるため、社内の多くの部署とうまく連携を取りながらwin-winを作ることが大切らしい。

グループワークの課題に明らかな答えがあるものだったので苦労したことは無かったが、グループワーク中に社員の方が見て回りながらメモを取っているのがとても気になった。グループワークの時間になったときに知らない社員が入ってきて、パソコンでメモを取りながら各グループを見て回っていたのでやりにくかった。

デンソーの中で事務系の社員がどのような仕事をするのか学べたこと。デンソーは技術の会社というイメージがあったため、事務系社員の仕事が想像できなかった。営業は技術系の人が作った商品を売るだけだと思っていたが実際は、社内と顧客をうまく調整する重要な役割を担っていて、デンソーにおける事務系社員の重要さを学んだ。

自動車業界におけるデンソーについてできるだけ調べておいた方が良いと思った。他のインターンと比べても社員の方と話せる時間は短く、デンソーについて予習をして聞きたいことを準備しておかないと聞くチャンスと逃してしまうと思った。

インターンのメインはデンソーについてと営業、海外展開という職種についての概要を学ぶことで、実際に働く姿を想像できるような内容ではなかった。BtoBということもあり、その仕事内容のイメージがつきにくいため、3日間を通して目に見えにくいデンソーの仕事をある程度理解するという内容だったように感じた。

インターンの参加学生に目を見張るほどレベルが高い人はいなかったので、そういう点では大丈夫だと思った。留学経験がある学生が、他企業のインターンに比べて多かった印象があるので、ただ単に留学経験があるだけで評価される企業ではないと思った。しかし留学中にちゃんとした企業でインターンをしたようなレベルのとても高い学生もいなかったと思う。

志望度が上がった理由は、デンソーにおいて事務系の仕事の重要さが分かったから。デンソーは技術の会社だと思っていたため、事務系の仕事に良いイメージがなかったが、インターンでその重要さを学び、デンソーの持っている技術を形にするという重要な役割を担える仕事に魅力を感じた。

インターン参加者限定のイベントが複数回あったことから判断すると、インターンから一定数を囲い込もうとしている。それらイベント全てが交通費、宿泊支給のため相当な額をインターンに費やしていると思う。

特に志望業界は決めておらず、メーカー、インフラ、ITベンチャーなど幅広く見て、インターンもかなり幅広く応募していた。何となく金融やIT企業よりもモノを扱うメーカーなどが良いと思っていたが、インターンは自分が合わないと思っている業界を確実に切るための機会だと考えていたため、名前を聞いたことがあってなんとなく興味がある企業に応募した。

自動車業界は将来性を考えてやや敬遠していたが、少なくともデンソー社員はそれに関してはしっかりと考えていて、自動車の将来のことに関してそれほど悲観する必要は無いと感じ、それにともなって自動車業界の志望度がやや上昇した。中でもデンソーは自動車部品のメーカーで世界中のメーカーと取引があるため、トヨタなどの完成車メーカーよりも安定感があるように感じた。