【設計現場を体験！】【20卒】タカラスタンダードの冬インターン体験記（理系/設計職）No.6894（京都工芸繊維大学大学院/女性）（2019/7/25公開）

もともとインテリアや内装の会社を探していて、そのなかでキッチンやユニットバスを扱う住宅設備機器の会社を見つけ、住宅にも興味があった。この会社のインターンはオフィスに二日間通い、実務に携わられている方が実際の現場を見せてくれるということだったので参加した。

選考はなく先着順。当日にむけてはインテリアや内装の会社との比較をし、自分なりに住宅設備機器メーカーについての疑問を挙げておいた。

設計現場の体験

1日目にやったこと

会社の紹介やショールームの見学といったパブリック向けの案内から、学生2人に対し社員さん1人に必ずついてもらう形で実務でのパソコンの操作の紹介など研修のような濃い内容まで教えて頂いた。

2日目にやったこと

1日目に引き続きパソコンの操作のあと、社員の方に案内してもらいマンションの建設現場での打合せに同行させていただいた。現場に収める予定のキッチンの最終の打合せをそばで聞き、働くことのイメージが湧いた。

なし

社員の方とお話する機会が多くあり、社内で今取り組んでいることから学生時代の就活の話までしていただいた。良い面だけではなく悪い面についてもお話いただき、自分のやりたいことを見つめ直す機会を頂いた。

社員さんについてもらうかたちで常に受け身のような内容だったため大変だったことは特にない。挙げるとすれば、実務に携わられている社員の方のお仕事を邪魔する形でのインターンであり、社員の方は研修のような細やかさで教えてくださるので所々ついていけない部分があり申し訳なかった。

もともとインテリアや内装の会社だけを見ていたため、住宅設備機器メーカーについてあまりイメージが湧かなかったが、2日間という短さで住宅設備機器メーカーについて濃く深く知る機会になったので参加してよかった。ネットなどでの企業研究には限界があるので実際に足を運ぶ大切さを学んだ。

他の住宅設備機器メーカーのついてもリサーチしておけばよかった。インターンに参加するまでこの業界を視野にいれていなかったため、あまり比較・研究できず参加した。

設計職としてのインターンであったが、想像していたよりもシステマティックだった。メーカーなので規格に沿って設計を行うのは当たり前なのだが、大学で建築を学んでも建築士を取得する人がいないと社員の方が仰っていて、設計をしたい自分には違うと思った。

難易度的には難しくないかもしれないが、自分はもう少しフレキシブルな空間の設計や建築の企画の部分に関わることのできる職種を探していたので、規格化された住宅設備機器メーカーでは面白くないかな、と感じたのでそれぐらいの熱意であれば受からないと思った。

ハウスメーカーは規格化された間取りにある程度自由に「クライアントごとに対応して設計できる」設計職であるのに対し、住宅設備機器メーカーは納品先の図面の寸法に対応する形で「必要に迫られて個々に設計する」設計であると感じた。自分はどちらかというとある程度の自由さが欲しいなと感じたため。

インターン参加後は解禁の早期選考の案内が来た。インターンでは職場にお邪魔して実務体験をさせてもらえ、また社員の方と多く話せるので面接において大いに役に立つと思った。

建築設計を専攻していて建設業のなかでもインテリアや内装の企業への就職を考えており、空間の内部に携わることのできる企業を探していた。建設業はそもそもブラックな体質であるため、比較的プライベートの時間を持てそうなハウスメーカーなどに興味を持ち、そこから派生して住宅設備機器メーカーがあるのを知り、就職を考えるようになった。

建材の素材や色の組み合わせを考えることができ、自分の設計したものが多くの住戸に納品されるという充実感や社員の方が仰っていたプライベートの時間を持つことのできる点は魅力的だが、どうしてもシステマティックな設計には違和感を感じてしまい、住宅設備機器メーカーは自分には向いていないと感じた。このインターンに参加してメーカーをみるのはやめた。