19卒 本選考ES
総合職
19卒 | 青山学院大学 | 女性
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Q.
志望動機(200〜800字)
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A.
『人がより豊かな人生を送るためのヒントを与える仕事をしたい』からです。私は幼い頃から、知りたいことがあるとすぐに調べる好奇心旺盛な子供でした。とにかく知らない世界に触れることが大好きな私は、もっと大勢の人が何かを「学ぶ」・何かを深く「知る」ことの楽しさを知ってほしいと考えるようになりました。その後私は大学生になり、書店のアルバイトを始めました。そこで本というのは小説に限らず、非常に多くの実用書や新書、ムックなどが存在することを知り、また興味を持った人たちが毎日書店に足を運んでいる光景を目の当たりにしました。そこで私は、人の学びを助け、人が豊かな人生を送るためのヒントを与える手段として、「出版」という方法で挑戦してみようと考えました。 まず、ただ出版社でいいというわけではなくて、これからの出版業界を担っていく力のありそうな、『一つ大きな強みを持っている会社』を探しました。そこで、出版にあたって様々な情報を集めやすいと思われる、グループ会社が特徴的な会社に絞っていきました。すると、特に依然として国民の関心の高い芸能や映画といったエンタメ系の情報の豊富さや速さが強みである貴社こそが、これからの出版業界の中で将来性があると感じました。貴社で出版の仕事をすれば、フジサンケイというグループの情報量を生かして他社より魅力的なコンテンツを作れる可能性が高いのではないかという点、そしてフジテレビの番組と協力し合えることから貴社の出版物は手に取ってもらいやすくできるのではないかという点、この2つから貴社を志望させていただきました。またそれ以外にも、紙かデジタルかなどは意識せず、多角的な情報発信に意欲的な姿勢もHPや扶桑社通信から読み取ることができ、成長性を感じました。 続きを読む
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Q.
入社後にやりたいこと(200〜800字)
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A.
入社後は新書の刊行に携わって、くだらないような身近なテーマから深刻な社会問題までを広く取り扱い、読者にわかりやすく伝えたいです。 新書を作るとしたらという仮定で、企画を一つ考えました。テーマは『現代SNS女子のイライラ事情、最前線〜それでもなぜSNSを続けるのか』という仮のタイトルです。著者は「博報堂ブランドデザイン若者研究所」が思い浮かびました。この内容を思いついたきっかけは、私が受講していた文化人類学の授業の課題で、これをもっと簡単に軽くまとめたレポートを提出したことです。インターネットなどでよく見かける鉄板ネタとしてのSNSでの嫌われの代名詞は、大きく分けて二つ。「自撮り」と「カップル」です。私は単純にこの2つについて、これ自体にイライラしているものとばかり思っていました、しかし、女子大生17名にLINEを使ったアンケートに回答してもらったところ、少し事情が違うようでした。「自撮り」に関しては、自撮り自体にイライラするという意見は少なく、自分の容姿を貶すような言葉と共に自撮りを載せるといったような、投稿した文章と載せた自撮りが一致していないときにイライラする人が多いことがわかりました。また「カップル」についてですが、イライラする投稿に挙げた人がほとんどいませんでした。ただ、SNSにイライラしやすい時期という質問では、「カップルの投稿が増える」クリスマス時期という意見が増えました。時期にまで限定しないと、イライラしていたことを忘れる程度のイライラだということです。さらに興味深いのは、クリスマス時期にイライラする理由に、カップルへのひがみの投稿が増えるという意見が寄せられたことです。これはカップルにイライラする人種へのイライラであり、SNS女子の世界は複雑化を増していることがわかります。この内容を膨らませて、現代SNS女子の実像をあぶり出すような本を世に送り出したいです。 続きを読む
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Q.
わたしを変えたもの(600〜800字)
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A.
大学時代に受けた「近代文学概論」という授業です。私は元々、明治から昭和周辺の文学を扱う近代文学概論には、あまり興味がありませんでした。選択必修であったため仕方なく取った授業でしたが、この選択が私のものの見方を180度変えるようなきっかけを生みます。 この授業の教授は、変わった人でした。芥川龍之介や太宰治、井伏鱒二、宮沢賢治などの有名な近代文学の作家を扱うのですが、ただテキストを読む授業ではありませんでした。この教授は「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」、「シンデレラ」など多くの名作アニメ映画、ヒッチコック、トムとジェリー、黒澤明と、様々なジャンルの映像を流します。また、尾崎豊を聴いたり、4コマ漫画を紹介されたり…。これがいったいどうして芥川や太宰に関係するのかと何度も疑問に思いましたが、その度に何度も現代と近代の共通項を説明されました。また、自分で共通性を見出すような、難易度の高い課題も多く出されました。教授の持論を聞いて、納得のいくものもあれば、こじつけだと思うこともありました。しかしこの授業は、『一見全く関係のないように見える2つの事象も、実は関連性がある場合が存在する』ということを私に教えてくれました。普段私たちが生活している日常の中には、実は本質は同じだったり共通しているものでも、全くかけ離れているように思えるものが多くあります。私はこの授業を受けてから、いろんなことを結びつけて考えるようになりました。私はサークルの副代表をしていたのですが、テレビ番組で聞いた地方創生の在り方についての一言を自分のサークルでも意識したり、都知事選からリーダーの選び方について考えたりするようになりました。共通性を意識することで、自分には関係がないと思っていた時事問題も身近に感じるようになりました。これが、「私を変えたもの」です。 続きを読む