1.私は学生時代、フリーランス映像クリエーターとしてのビジネスに取り組んできました。大学で映像学を学び、スキルを身につけるために制作会社の手伝いをしていましたが「自らのアイデアをもって、依頼主とその先のお客様に喜んでもらいたい」と思ったことがきっかけで、個人での活動を始めました。初めは福岡で小規模な案件をして地道に人脈を広げていましたが、学生ということで舐められないようにハイスピードハイクオリティを徹底していた結果、最近では電通、バンダイナムコ、富士通、ムンディファーマ、フリューなど、大手企業に仕事を依頼して頂く機会が増えました。技術的な問題で仕事を断ることは絶対にあってはならず「できないことはない」と勉強に実践を重ね、映像表現における武器の幅を広げていきました。受け身ではなく求められているソリューションを積極的に把握し、いかに映像表現という手法で解決するかに関して試行錯誤を行いました。自らビジネスの機会をつくり難解な課題にも真摯に挑戦し続け、仕事の度に毎回自分の進化を実感していました。その結果、映像に関することだけではなく何事においても強い自信を抱くことができるようになりました。
2.プロの報道現場での経験です。個人での映像制作経験とは別に、九州朝日放送の報道でカメラアシスタントを3年間続けています。大学で映像を学び、プロの現場を経験したいと考えたことがきっかけです。報道は映画やCM撮影とは違い、事前に緻密な撮影計画がないため現場で最適な判断を常にしていかなければなりません。映像の基本的なことは理解していたつもりで始めたものの、現場の1回きりという緊張感や判断ミスでカメラマンや記者の足手まといになってしまいました。映像が好きな分、全く使い物にならない自分があまりに不甲斐なく悔しい思いをし、どうにかこの状況を打開しようと大ベテランで周りから一番恐れられていたカメラマンに敢えて付くということを毎回実行することにしました。厳しく叱られながらもプロは現場をどう見ているのか、話したくないはずの被害者からどう話を引き出すかという、ものづくりに対するプロ意識や心配りを徐々に学んでいきました。その結果、現場現場で先を見越したアシスタントができ、認められるようになりました。この経験で、技術的なことだけではなく「現場判断力」「不利な状況でも求められる人材になり得る力」を身につけました。
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