18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 上智大学 | 女性
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Q.
【志望動機】
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A.
本を読むこと、人と話すことが好きだったので、本や雑誌を作りたいと思うようになり、出版というものに夢を感じてきました。御社の名前を知るのは大学生になってからですが、思い返すと私のこれまでの人生は御社の本に囲まれて生きてきたことを知りました。 幼少期にアメリカのカリフォルニアに住んでいた際、フジ系列の日本の番組が放映されるチャンネルがあり、そこでよく『ESSE』のCMが流れており、そのCMソングをよく口ずさんでいました。それを母が気に入り、日系書店で『ESSE』を購入し、一緒にレシピを見て料理をしてきました。 小学生になると、駐在員たちの間で動物占いが流行し、私もハマり込んで貪るように読んでいた『これで決まり!!新動物占い』は、今でも実家の本棚にボロボロになって置いてあります。 中学生に入るとミステリー小説に傾倒し、特にスティーブン・キングの別名義リチャード・バックマンの『死のロングウォーク』や『バトルランナー』を好んで読んできました。 そして大学に入ってから卒論制作でライフヒストリー調査というインタビューの手法を学び、あらゆるインタビューの書籍や記事を読んでいくうちに、『SPA』(2014年9月9日号)の記事『30歳前後[若者の貧困化]が止まらない 必死に働いても越えられない「月収20万円」の壁。 アラサーの困窮は壮絶だった!』のように、社会をミクロ・マクロの両方の視点から追求した過激なタイトルが付けられた特集の、聞き取りインタビューには毎回驚かされました。 あらゆる年齢の人に対して、いつも情報を提供し、歴史のある王道的な出版社ながらも、常に挑戦的な御社の姿勢には、大きな夢を感じます。数ある出版社の中でも御社を志望するのは、御社の刊行物と共に育ってきたためです。 続きを読む
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Q.
【会社に入ってやりたいこと】
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A.
雑誌『SPA』の編集を志望します。1.これまで『SPA』では、「スイートスポット」、「だめんず・うぉ~か~」、「アラサーちゃん」のように、女性漫画家の職業と恋愛にコミットしてきた作品がヒットしてきた前例に倣い、元AV女優の社会学者、鈴木涼美の社会学者とAV女優の両立時期を漫画化してみたいと考えます。元AV女優という肩書ばかりが取り沙汰されますが、彼女が東大大学院で学者を目指しながら、AV女優としても働いてきたという人生は興味深いものだと思います。 2.また、同誌では若者の貧困やブラック企業などの特集を組むことも多いため、ブラック企業問題に取り組む社会学者の今野晴貴による、ブラック企業に勤める若者からの労働相談を対談形式で特集したいです。相談内容と対策を語ってもらうことで、同様の問題を抱える若い読者の解決にもなると思います。彼は同誌にもよく登場する山田昌弘のように、流行語大賞を獲得しており、更に上述した2人はアカデミックの世界でも、地位を確立しかけている段階で注目度も上がっているため機会としては今がベストだと思います。 3.今後の展開を考える上で、避けて通れないのが雑誌離れという状況です。これによって出版業界は今、大きな変革時期を迎えており、これをチャンスと捉える必要があります。 インターネットへのアプローチが重要になりますが、『日刊SPA』は早くから展開をしており、誌面で速報性に欠けても、インターネットで補うという流れを現在までに確保しているので、ここから電気書籍化という展開ではなく、週刊誌というツールの新たな役割を見出す必要があると考えます。 インターネット上でまだ注目度の低い事象に小出しで取り組み、認知されだした頃に、それまで調査してきた結果を記事として掲載するようなことが出来るのではないかと考えます。 続きを読む
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Q.
【人生で一番衝撃を受けたこと】
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A.
ひかりの輪へのフィールドワーク 卒業論文を制作している際に、同様に新宗教をテーマに執筆している友人が「ひかりの輪」の信者たちにインタビューを行っている折から、勉強会に誘われたらしく一緒に参加しようと言われて千歳烏山の本部に行きました。 テレビでよく見て来た3つの垂れ幕が掲げてある建物に入ると、そこは道場のようになっており、インドの神々が描かれた幕などが飾られ、本で読んだことのある元オウムの幹部たちがいました。 数分後、作務衣のような服を着た上祐氏が現れました。初めて生で見る彼は、別段オーラを放っているわけでもなく、町中で会っても分からないだろうなと思える程素朴でした。 そこから上祐氏による宗教哲学と銘打った講義が行われ、終了後に幹部の方の計らいで私と友人は上祐氏と直接話す場を得ました。 不機嫌なのか通常通りなのか、上祐氏はムスッとした表情で私達を迎えてくれ、私と友人はオウムのこと、彼の宗教観、賠償等、色々な質問を投げかけました。すると彼はそれらの質問に端的に答えた上で、「宗教は暴走する。イスラム国はオウムより危険だ」「オウムのようなカルトの出現や、エヴァンゲリオンのブームは社会における必然だった」「世間が新宗教を怪しいと感じるのは、それが社会の縮図で見たくないからだ。ブラック企業も同じだ」と、予想もしなかった言葉の数々が返って来ました。講義の最中の彼と、直接話しかける上祐氏は別人のようでした。彼の意見に賛同するも反対するもなく、言いくるめられるわけでもなく、ただただ圧倒されてしまい、15分はすぐに終わり、私達は足早にその場を後にしました。 言葉数少なく帰りに友人とラーメンを食べている時、「陳那や最澄の法論ってこんな感じだったのかな」とふざけて言ってきたのが、今でも忘れられません。 続きを読む