1次面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】若手人事/中堅人事/人事部長【面接の雰囲気】1対1の面接を1日に三回行うというハードな形式でかなり疲労したが、面接官はみな穏やかで非常に話しやすかったです。【なぜ証券業界・マーケットインフラ業界を志望するのか、その中でなぜ証券保管振替機構が第一志望なのか。】証券業界を志望した理由は、人々の生活を豊かにする証券業に魅力を感じたからです。証券に興味を持ったきっかけは、日本証券業協会主催のセミナーにて、証券とその役割について勉強したことでした。現代において、少子高齢化等により、年金のみでは老後生活が厳しいことを当セミナーで知ったことで、自助努力による資産形成の必要性を感じ、それに助力できる証券業界を志望するようになりました。銀行や保険業界も視野に入れていましたが、前者は既に成熟した業界のイメージあります。また後者は、大手損害保険企業のインターンシップに参加した際に、利益追求の姿勢が見受けられ、私のやりたいことと合致していなかったので、この意味においても金融業界の中で、証券業を希望しています。 他方で、証券市場を健全に発達させるには、その取引や決済を根底から支えるインフラが必要不可欠です。私の就職活動の軸は「公共性の高い仕事がしたい」ですので、証券会社ではなく、証券業界を裏から支える貴社を志望します。 証券業界を牽引する立場としては、貴社の他に日本証券業協会が挙げられると思います。しかし私は、より直接的に、証券業を根底から支えるように関わりたいと考えています。ですので、自主規制ルールを定めている日本証券業協会ではなく、証券決済システムを支えている貴社で、国民経済の健全な発展と投資者の保護を促す仕事をしたいと考えているので、貴社を志望致します。 【自己PRしてください(学生時代に力を入れたことを交えて)】私はチームや個人の課題を見つけ、解決するために主体的に行動することができます。サッカー部にて、上級生からの一方的な直言に頼って反省をする点に改善の余地があると考えました。そこで私は副部長として、スタッフに練習を撮影してもらい、撮ったビデオを基に反省することを導入しました。この取り組みにより課題の可視化に成功しましたが、下級生が遠慮して発言できないという新たな問題が発生しました。これを解決するために、上級生が雑用を行い、下級生にミーティングに集中させることも導入しました。反対する上級生は何人かいましたが、話し合いの中で、余裕のない下級生の負担を増やすより、発意を促してチームの底上げを図るべきという考えを伝えると、次第に共感してくれたようでした。これらの取り組みによってチームの雰囲気も改善し、皆を一つにまとめることができ、昨年度は所属リーグ準優勝を獲得できました。 またゼミにて模擬国際会議を行った際にもこの力を発揮しました。アメリカを担当した私は、文献調査のみでは国家として行動するには理解が不十分だと感じたので、それを補うために次の3つを行いました。一つ目は、日本の外務省や同国の大使館にアポを取り、訪問・インタビューを行ったことです。現場のリアルな国際事情を伺うことができました。二つ目は、学内のアメリカ政治が専門の教授に直談判し、兼ゼミをしたことです。国家の行動パターンを国際政治の理論を用いて勉強し、会議の理解に努めました。さらに3つ目として、英語で運営される会議についていくために、卒業単位に含まれない英会話の授業を4つ受講し、語学力を養いました。会議では激しく国益が対立しましたが、上記の取り組みによって、最終的には調整役を果たし文書採択にこぎつけ、会議の成功に多大な貢献をすることができました。 私は貴社においても、ただルーティンワークをするのではなく、常に改善すべき点を考えながら業務をすることで、貢献したいと考えています。 【評価されたと感じたポイントや注意したこと】1日に3回面接するので、内容の一貫性には気を付けていました。特に評価されたと感じているのは、自己PRの説得力です。自分の強みが企業で生きることを過去の経験を交えて論理的に主張できたととが選考通過の要因だと考えています。
続きを読む