22卒 本選考ES
校閲職
22卒 | 千葉大学 | 女性
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Q.
校閲の仕事に活かせるアピールポイント、過去の経験など
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A.
校閲の仕事に活かせる私の強みは一つのものにとことん向き合い、粘り強く取り組める点だと考えます。 大学では日本語学を学んでおり、文献やデータに常に向き合って研究テーマについて調査してきました。江戸時代の読本で使用されている漢字表記について分析して発表した際には、『類聚名義抄』などの古辞書類や中国語の辞書などといった21冊の文献を用い、テーマについて明らかにしました。一か月かけて調査した結果を発表した際には、貴重書なども含めた幅広い文献に当たって調査した点を評価していただけました。一つのものについてとことん追求できる自分自身の強みを活かせた経験だと感じています。 校閲とは出版物と真摯に向き合い、その信頼を損なわないよう最後に確認する縁の下の力持ちのような存在だと考えています。校閲の仕事に対しても妥協することなく一つのものを追求していく姿勢を持ち続けたいです。 続きを読む
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Q.
最近のテレビ・新聞・雑誌・SNSなどで印象に残ったニュース、面白かった本など
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A.
夏川草介の『臨床の砦』は最近読んだ本の中で特に印象に残りました。新型コロナウイルスと最前線で戦う臨床医たちの姿を描いており、ノンフィクションなのではないかと思えるほどのリアリティと、文芸書としての読みやすさや面白さを備えた一冊で、面白いと同時に心に刺さる書籍でした。この本をきっかけに、どこか他人事だと感じていたこの状況を、自分のこととして捉えた人は多かったのではないかと感じています。実際に臨床医として働いている作者が手掛けたとはいえ、新型コロナウイルスが流行し始めてからおよそ1年という短い時間で、これほどまでに正確な情報を手に取りやすい形で書籍にまとめられるのかということに驚き、本の持つ力というものを改めて実感しました。 続きを読む
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Q.
志望理由
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A.
著者から安心して作品を任せてもらえるような校閲になりたいと考えて、貴社を志望します。以前大学生協のイベントで貴社の就業体験プログラムに参加したことがあります。参加するまで校閲は日本語の誤りを指摘する仕事だと思っていたのですが、出版物の信頼を高めるために事実確認等も含めて行うということを初めて知りました。自分が好きだった本という媒体に、そのような形で関われることを知り、もともと言葉に興味があったことも相まって校閲という仕事に興味を持つようになりました。イベントの際に、間違いは許さないが、それを単に指摘するだけではなくて著者の方が気持ちよく直すか判断できるように書き方も工夫するというお話をお聞きして、貴社の校閲部では著者との信頼関係も大切になさっているのだと感じました。そのような雰囲気を持つ貴社の校閲部で、安心して大切な作品を任せてもらえるよう、信頼される校閲になりたいと考えています。 続きを読む