【数字に捉われず俯瞰力を】【21卒】麻生の夏インターン体験記（文系/総合職）No.9664（九州大学/男性）（2020/7/17公開）

就活を始めたばかりの頃は「M&A」に興味をもっており、それを経験できるような企業を探していた。実際に就活サイト等で検索してみると、M&Aをインターンシップで体験できる企業がなく、数少ない中で参加を決意した。

選考の中に面接があったので、そこでどうしてM&Aに興味を持ったのかやM&Aのことについて下調べを行った。

M&Aシミュレーション

1日目にやったこと

財務分析の基礎を学んだ。実際にインターンシップ参加者には事前に課題図書が配布されており、その本を基にした学習を行った。これは2日目のM&Aシミュレーションに活きてくるので、しっかりと取り組んだ。

2日目にやったこと

実際にM&Aのシミュレーションを体験した。ある企業が一部の事業を保有するかもしくは売却するかの価値を算出して、どのような意思決定をとる方が望ましいかどうかを考えるグループワークだった。

人事部長、M&A担当の社員

なし

当然、価値を数字で算出するわけであるが、数字だけには捉われてはいけないとのフィードバックを頂いた。物事を俯瞰的に見る力も身に付けることで、数字からは読み取れないことも見えるようになるとのことだった。

2日目のM&Aシミュレーションは丸1日行ったが、圧倒的に時間が少なくハードだった。価値を算出するための計算も膨大で、正直途中からはあまりついていけなくなった。ただ、1つの班に1人の社員さんがついてくれており、分からないことがあったら質問をすることができたので、その点は良かった。

個人的にはゼミでも財務分析を主に扱っており、自分の専門分野の理解をより深めることができたのは1つの得たものだと考えている。それに加え、実際の事例のM&Aの業務を経験することができたのは非常に貴重なことであったので、参加してよかったと感じた。

事前課題として送付された財務分析の本を、もうちょっとより熱心に学習した方が良かったと感じた。インターンシップでしっかりと扱うので、事前準備は大切だと感じた。

1日目は経理部の方と、2日目はM&A担当の方とお話をする機会を頂いたが、どのような業務をの部署で行っているのかなどを詳しく聞くことができ、業務理解も進めることができたため。
日目の後には懇親会もあり、企業の社風と自分がマッチしていると感じた。

社員さんとの交流する時間が長かったため、どのような業務を行っているのかの業務理解をはじめ、やりがいなどの仕事の面の質問もすることができ、ある程度企業のことを理解することができたから。実際に入社した後に何をしたいかのキャリアプランを立てることができた。

もともとはM&A業務に興味を持ち参加したが、麻生はその他にも様々な部署や事業内容があり、非常に興味深いと感じるようになったから。企業の内部の実情も社員さんとの交流を通じて見えてきたので、志望度は非常に上がった。入社して活躍する姿を浮かべることができた。

インターンシップ参加者は書類選考と1次面接が免除される。ただし、他の学生と不平等になってはいけないとのことから、形として1次面接は行われる。通過は確定なので、面接官への反応受けを確認できる場となった。

インターンシップ参加前は金融業界やインフラ企業を見ていた。金融業界は福岡銀行や西日本シティ銀行などの規模が大きな地方銀行、インフラ業界は鉄道からエネルギーまで幅広く見ていた。自分自身が人の役に立つことになるようなことをやりたいと考えていたので、社会に大きな影響力を与えることができるようなことをやりたいと思っていた。

麻生は一般的にはインフラ業界に属しているが、今回のインターンシップを通して、改めてインフラ業界の魅力を再確認することができた。インフラ業界はなくてはならないものを支えるものであり、それを仕事を通して行うことができるのは非常にやりがいを感じるものだと実感した。今後の就活もインフラ業界を中心に受けていこうと思った。