【学生の人数】1人【面接官の人数】5人【面接官の肩書】会長,社長,開発部長,製造部長,人事【面接の雰囲気】最初は会社までどのようにしてきたかなどを聞かれ,少しリラックスしたところからのスタートでした.面接官の人数は比較的多かったため,緊張はしましたが,エントリーシートの内容から掘り下げて聞かれるものがほとんどでしたので,質問にぱっと答えられるかというところが重要視されていたのかと思います.【不要になった牛乳瓶を用いて何かできるか提案してください(容器を加熱などにより変形させることは不可)(開発職希望の方に発想力を見るため聞いているそうです)】まず,プリンやゼリーなどのお菓子の容器にすることができます.お菓子のだけではなく,様々なパーツや蝋をいれてキャンドルにすることができます.若い世代にはあまりなじみのない牛乳瓶ですが,このようにすることで,かわいらしさや流行りのインスタ映え効果もあり,話題性のある商品をつくることができ,売り上げも伸びると思います.また,逆さにした牛乳瓶にライトを入れたり,ライトを入れた牛乳瓶を吊るしたりすることで,光の拡散により一風変わったライトが楽しめます.家庭用だけではなく様々な色のライトを用いたり,たくさんの牛乳瓶を並べるとオブジェを作ることもでき,地域で出た不要な牛乳瓶からプチ観光スポットを作ることもでき,集客にもつながると思います.【研究テーマを具体的に話してください】土壌に含まれる塩分を植物の力で取り除くという研究をしています.日本では例えば,東日本大震災の際の津波により,土壌に塩分が多く含まれてしまい食物などが育たないという塩害が問題になりました.その土壌の塩分を植物が根から塩分を吸収する力を利用して取り除くことができます.過去の研究によりアブラナは塩分吸収能力が高いことが知られていますが,その効果をより高めるため,食品廃棄物から抽出した成分を土壌に与えています.実際に塩分を含ませた培地でアブラナを栽培し,育てた植物のNaなどの金属量を測定することでどのくらい塩分を吸収する力があるのかを確認しています.抽出など基本的な操作から,精密な機械を用いた金属量の測定まで幅広い操作の技術を身に着けることができました.【評価されたと感じたポイントや注意したこと】私は,研究内容について様々な質問を受け,かなり詳しく聞かれました.本当にすべて理解したうえで研究を行えているのかというところがポイントだったかと思います.また,牛乳瓶の質問では,予測してない質問であったためあまり良い案を出せませんでしたが,すぐに答えたところが評価されたと思います.深い回答ができずとも考え込んでしまうよりはすぐに答えたほうが評価は高いと思います.
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