【20卒】ニトリの総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.6438（関西学院大学/男性）（2019/4/12公開）

自ら目標を設定して取り組んだ経験を教えてください(300)

就活の準備を進める中で用意していたガクチカをベースに使いました。目標→困難→対処法→結果のプロセスを意識しました。設問は1問しかなく、あまり重視されていないと思います。
早期選考のESに関しては1次面談が終了してから提出の指示があり、合否を連絡されることもなく、次のステップに進みました。なので合否連絡方法・時間に関しては無視して大丈夫です。

自己ＰＲに関しては、前回の面談時にフィードバックを受けた部分をしっかりと改善して来たことを終了後に評価されました。そのため、面接を受ける中でのフィードバックを吸収し、次に反映することが重要です。

面接は若手の女性社員が担当でした。面接が始まる前から、「今日の質問は2つだけです」などと付け加えることで緊張をほぐそうとしてくれていたと感じました。また、面接終了後に丁寧なフィードバックをくれました。

企業選びの軸は何ですか。

世界中の人々に、まだ知らなかったような新しい価値を提供できる商品を扱う企業に入りたいと考えています。国際学部での生活や留学生活の経験の中で、外国人に日本の製品を紹介したり、それらを使ってもらうことで彼らが喜ぶ姿を何度も目にし、自分もうれしい気持ちになりました。そのため、自分が扱う優れた商品を世界に広め、それを手にした人々に喜びを与えることができるということを軸に設定しています。
この軸に基づき、幅広い種類のメーカーや、商社を志望しています。中でも、留学中に不十分な家具に囲まれた生活で不便な思いをしたことから、世界中に家具や生活雑貨などの生活用品を提供することができる家具メーカーを志望しています。

自己PRをしてください。

取り組みに対する方策を実行に移し、成果を出す力があります。
国際学部に入学し、多くの帰国子女や留学生に囲まれる中で「海外経験ゼロ・英語ができない自分」に不甲斐なさを感じました。その変革を求めて挑戦したカナダ留学では、成長度においては誰にも負けたくないと思い、「人並み以上」の成果のために
①日本人のいないクラスへ所属を変更し日本語に頼れない環境を作る
②軍事学校の社交ダンス参加で地位の高い人とも話す機会を持つ
③アメリカ一人旅で英語を使い自力で問題に対処するよう自らを追い込む
の3点を実行し、アウェイ環境に身を投じあらゆる切り口から英語力向上を目指しました。その結果、英語を通じた対応力や話題の幅広さも身に付けることができ、この留学を通じてＴＯＥＩＣスコアは大学入学時から１年半で４００点以上向上させることができました。この強みを活かし、入社後も取り組みに対し「自らの考え・行動」をもって成果を出すことに全力を尽くします。

キャリアプランに関して根拠をしっかりと説明できたことと、他社との比較をしっかりと自分の中でできていたことが評価されたと思いました。

聞き取りやすい口調で話す方で、こちらの話す内容を反芻して会話をしてくれたので話しやすかったと感じた。

キャリアプランについて教えてください。

私はニトリの商品を通じ、世界中のより多くの人々に快適な生活を提供したいです。ニトリのロマンを実現するには、海外において「ニトリの存在感を高める事」と「多様なニーズに的確に対応する事」が必要であると考えています。そのために私が先頭に立ってニトリを世界に周知させていき、各地域のお客様のニーズに合わせた適切な価値提供を行いたいです。まず店舗開発部に所属し、集客力の調査やお客様を知る業務に携わることでいかに多くの人々に快適さを提供していくかを学びます。その後商品部のバイヤーとしてニーズを汲み取り商品を生み出すスキルを身に付け、ゆくゆくはグローバル販売統括事業部のスペシャリストとして「より多くの人に」快適さを提供するための販路を開拓したいと考えています。

業界の中でもニトリを志望する理由を教えてください。

2つあります。まず、ニトリの挑戦する姿勢、そして、製造物流小売業という業態です。
1つ目に関して、ニトリの目指す「2032年までに店舗数・売上高を現在の3倍に伸ばす」という目標の高さに惹かれました。同じように海外に挑戦し、高い目標を掲げている企業は他にもありますが、その中でも伸びしろの大きなニトリに魅力を感じました。
2つ目は、製造物流小売業という業態によりコストを削減し、低価格を実現していることに魅力を感じました。ニトリのようにシンプルなデザインを売りにする企業は他にもある中で、最後に自分が手掛けた商品を受け取ってもらいたいと考えた結果、価格競争力のあるニトリであれば、お客様に選んでいたただくことができると思いました。

逆質問をたくさん用意していたことで、志望度の高さをアピールできたと思います。業界比較、他社比較など、予想していた質問はありませんでした。
その場で合格を告げられるケースはかなり稀なそうですが、質問に対し満点の回答ができたとも思いません。なので、やはり逆質問が鍵を握っていたと思います。
また、クイズと称して「ニトリで最も重要な部署はどこだと思う？」との質問がありましたが、これにしっかりと答えられたことも多少は影響しているかも知れません。

面接の雰囲気は明るかったです。リクルーターの方から事前に告げられていたましたが、かなり多弁な方で、私より話している時間が長いとすら感じました。

将来、どんな人間になっていたいですか？ そのために、ニトリでどんな仕事がしたいですか？

将来は、「自身の持ち味である挑戦心・行動力を活かして、世界の人々に貢献できる人」になりたいです。私の父親はレスキュー隊員として勤務しており、体の強さや身体能力の高さといった持ち味を活かし、身を粉にして働く姿を幼少期から見てきました。そのため、自身の強みを活かして広く貢献できる人間でありたいと思いました。
ニトリでは、将来的にグローバル事業統括本部で働き、ニトリをまだ知らない世界の人々へニトリの商品を届けるためのルートを切り拓いていく事に挑戦することで、この夢を叶えたいと考えています。そのために、国内で商品部バイヤーとして働くことで「多様なニーズに対応する力」を身に付け、その後店舗開発部を経験することで「ニトリの存在感を高める力」を習得します。そしてこれらの能力を身に付けたのち、海外に挑戦します。

何か質問はありませんか？

ニトリは31期増収増益を達成しており、素晴らしい数字だと認識していますが、この達成の裏に社員の方々が共通して持っているマインドのようなものはありますか？また、この成績を伸ばしていくために何か変えたことはありますか？

店舗を拝見した際、ニトリと帝人のコラボ商品を見かけました。製造物流小売業をアピールされている中で、このようなコラボは頻繁に行われているのでしょうか？

2023年に札幌にニトリが運営する複合施設が完成するとのニュースを耳にしました。どのような目的で計画されたものなのでしょうか？

私はバイヤーとして働き、海外のアイデアを持ち帰って商品を作りたいという希望がありますが、そのように持ち帰られたアイデアを基にして生み出された商品はどれくらいの割合で販売されていますか？また、その具体例を教えていただきたいです。

面接後はすぐに内定を頂いたわけではなく、「選考通過」として扱われます。早期選考は学生の早期獲得を目標としているそうで、基本的に入社の意思決定は最終面接通過後１週間以内に下さなければなりません。通過後手渡される入社希望書を提出して初めて「内定」となります。私は特例でこの期間を長めに設定していたただきましたが、それでも１か月しか待ってもらえませんでした。3月からの通常選考に関しては、この限りではないかもしれません。

また、すべての面接で逆質問の時間が設けられています。ここは積極的に質問をして志望度の高さをアピールした方が良いでしょう。最終面接に関しては逆質問の時間が途中で何度も挟まれ、１つ聞いても「他にはありませんか？」と聞かれます。すべてに対して惜しみなく答えてくれるので、質問は最低５個は用意していると心強いと思います。
面接の前に店舗に立ち寄ってみるだけでも、意外と質問のタネは見つかると思います。会場の近くに店舗があるなら、早めに行って見学するのも良いと思います。

他の内定者を見たわけではないので何とも言えませんが、お客様第一で考える姿勢を持っている人が求められていると感じました。「最も重要なのはお客様である」というニトリの考え方に対する理解度を面接でアピールすることができる人は、評価されるのではないかと思います。

就活の軸を聞く段階から「社会や人々への貢献」を求められます。少なくとも１つは「貢献」に当てはまる軸を作っておくべきだと思います。何よりもお客様の声を重視し、お客様第一の商売をしていると感じたので、ここは外せないポイントだと思います。