株式会社毎日新聞社のインターン体験記
2019卒 毎日新聞社のレポート
- 2019卒
- 2017年09月
- 支局インターンシップ 5日間 「チャレンジ!最前線!!」
- 5日
- 毎日新聞社
- アクセンチュア
- 日鉄ソリューションズ
- 早稲田大学
インターンシップ参加前
インターンに参加した理由を教えてください。
新聞記者の仕事を座学ではなく、実践で体験したかった。大手新聞社では、どこでも記者のインターンを行っているが、その中でも毎日新聞のインターンは実際に事件・事故の現場で取材を行ったり、自分で記事を書いたものが、実際の新聞に掲載されるチャンスがあるといったことを聞きより実践的であると思ったため。
受ける為に準備したこと、また合格に繋がったと思うことはありますか?
- はい
- いいえ
インターンシップを受ける為の準備の具体的な内容を教えて下さい。
特に対策はしなかった。しかし記者志望なら当たり前だが、日ごろから各社の新聞を読んでおくことは必須であると思う。
選考フロー
書類選考 → 最終面接
最終面接 通過
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接官の肩書
- 人事部長
- 面接時間
- 10分
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイント
面接は合否を評価するというよりは、合格を出すための最終確認程度の雰囲気だったので、正直普通の受け答えをしていれば問題なかったと思う。
面接で聞かれた質問と回答
本当にインターンに参加したいの?
大学での専門がジャーナリズムであることや、それ以前から記者の仕事が社会を大きく変える可能性を様々な記事を読み実感していたこともあり、実際に自分がその現場に飛び込んでみたい気持ちは誰よりも強いと思います。5日間のインターンですべてが分かるわけはありませんが、せっかくの機会なのでぜひとも参加させていただきたいです。
実際の職場には色んな人がいるから自分に合わない人もいると思うけど大丈夫?
もちろん、会社という組織には多様な人がいることは理解しているつもりなので問題ありません。むしろ多様性がないほうが個人的には怖い気がしているので、合う人もいて、合わない人もいる環境のほうが面白いと思います。さらにいえば、細かい性格では違いがあるかもしれませんが、皆さん全員が御社に魅力を感じて働き続けている方々なので、そのような皆さんの多様な姿勢から多くのことを学びたいです。
逆質問の時間はありましたか?
- はい
- いいえ
インターンシップの形式と概要
- 開催場所
- 毎日新聞社さいたま支局
- 参加人数
- 3人
- 参加学生の大学
- 1人は法政大学、1人は大阪大学だった。そこまで学歴は見られていないように感じた。
- 参加学生の特徴
- 自分以外の2人は記者志望で特に、新聞社の記者志望で、業界も職種も絞っている人たちだった。
- 報酬
- なし
インターンシップの内容
テーマ・課題
特にテーマはなかったが 初日~3日間:記者の人に帯同して取材の補助 4日目~5日目:自分が取材したいテーマを決め実際に取材し記事を執筆 というタイムスケジュールだった
前半にやったこと
記者の方に帯同して、実際の現場で取材を行った。初日は、発生した殺人事件の聞き込みを行い、2日目は裁判所や県庁や県警を回った。3日目は、地域の教育機関で取材を行った。いずれもその日に入った取材に同行するものなので、内容はそのつど変わると思う。
後半にやったこと
4日目・5日目は、自分が取材したいテーマを決めたうえで、実際にそのテーマに沿った機関や人にアポイントメントをとって取材をし記事を書いた。そして、その記事を支局長に提出し、実際の新聞に載せてもらえるかジャッジしてもらった。
発表会はありましたか?
- はい
- いいえ
審査員の肩書
支局長
優勝特典
インターンシップを通して印象的なフィードバックは何ですか?
いつ・どこで・だれが・何を・どうした、という内容を事実ベース・証言ベースで記事に落としこめるように意図を持って取材を行うことの重要性を、口でも背中でも教わることができタメになった。
苦しい・大変だと思った瞬間は何ですか?
苦労は大きく分けて2つあった。1つ目は、記者の方に帯同して取材を行う際に、通行人などに体当たりで取材を申し込むこと。何度も断られたり、色よい返事をもらえない中で有効な証言を集める作業はなかなか骨が折れた。2つ目は、自分でテーマを決め、アポイントメントを取って取材を行うこと。面白いテーマがなかなかみつからず苦労した。
インターンシップを終えて
インターンシップで学んだこと
記者の方が日常的に行っている取材のテーマをみつけ、実際に取材を行う難しさと面白さを実感することが出来た。まず、取材のテーマは新聞に載せることが目的なため、公共性という視点が重要になるがそれをどう盛り込むかという難しい問題を実際に考えることが出来た。そして、実際に取材を行う段階では、対象者の人にどうすれば面白い・有益な言葉を引き出すことができるのかを必死で考える機会を持てた。
参加前に準備しておくべきだったこと
日ごろから新聞記事を読む際に、「この記事はどのような取材をもとに書かれたのだろう「この証言はどういう質問をしたことで得られたのだろう」といったような、記事が完成するまでの過程を自分の中でイメージすると良いと思う。
参加してみて企業で働いている自分を想像できましたか?
- はい
- いいえ
実際に記者の方に付き添って1日を過ごす時間が多かったため、自分も入社したらこのようなルーティーンで働くことになるのだというイメージが非常に湧きやすかったから。もちろん配属される部署や地域、支局ごとに働き方は若干異なるだろうが、基本的な記者の仕事内容を体験できたので非常によかった。
この企業に対する志望度は上がりましたか?
- はい
- いいえ
記者の働き方が自分にはあっていないと感じたため。具体的には、拘束時間が長く、突発的な事態が起こればプライベートを犠牲にしても取材現場にいかなければいけないなどの環境がそれに当たる。それに関連して、記者の方はやらなければいけない業務が多く、自分が書きたい記事や取材したいテーマにじっくり取り組むことは中々難しいと感じたため。
この企業を本選考でも受験予定ですか?
- はい
- いいえ
インターンへの参加が本選考に有利になると思いましたか?
- はい
- いいえ
先ほども書いたが、直接的に有利になることはないと思う。しかし、5日間のインターンに参加できる学生はそこまで多くないため、その経験を面接できちんと話せば面接官によい印象を与え、結果的に有利になることはあるはず。
参加後の社員や人事のフォローについて教えて下さい
11月にインターンに参加した学生を集めて、各自がインターン期間で執筆した記事を発表しあう機会はあった。しかし特に社員や人事から追加のフォローはなかった。
参加前の志望企業・志望業界を教えて下さい
ITコンサルティング業界とマス・メディア業界特に記者職という両輪を志望業界にしていた。コンサルティング業界は、具体的にはアクセンチュアや野村総合研究所、新日鉄住金ソリューションズなどに興味があった。マス・メディアでは、毎日・朝日・読売などの大手新聞社やNHK・日テレ・TBSなどの大手テレビ局の記者職に興味があった。
このインターンへの参加がその後の就職活動にどう影響しましたか?
マス・メディアの記者職は志望業界からはずれ、ITコンサルティング業界だけをみるようになった。その理由としては、記者職の実際の働き方を体験することができて、この長時間拘束され、自分のやりたいことが出来にくい環境は、自分にとってはあまり魅力的な働き方ではないということを感じたため。そのような環境を入社してから自分の力で変えることも難しいと思った。