18卒 インターンES
記者職
18卒 | 早稲田大学 | 男性
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Q.
あなたがNHKのインターンシップを志望した理由を具体的に述べよ
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A.
私は国民から信頼されるメディアの一翼を担いたい。近年、ネットの発達や誤報等の影響で既存メディアへの不信感が強まった。その顕著な例は、安保法制の成立過程において「偏向報道」という言葉が注目されたことだ。私はゼミの研究で「偏向報道とメディアの責任」をテーマに研究を行い、保守やリベラルな考えを持つ政治団体、メディアや憲法学の権威に自ら声をかけ、情報収集や議論の機会を設けて頂いた。研究の結果、マスメディアは絶大な影響力があるので、1つの視点でのみ報道すると視聴者の思考の硬直化につながると考えるに至った。 貴社は唯一の公共放送で、他の民放各社と異なり視聴率に囚われることなく番組作成ができる。ポピュリズムのように大衆受けする意見の放送やコメンテータの起用も必要ない。多角的な視点から報道すると共に、世論におもねらず自らの正しいと考えることを主張することにより、視聴者から信頼を勝ち取る報道に携わりたい。 続きを読む
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Q.
NHKのニュース番組について考えていることを具体的に述べよ(具体的な番組の批評感想でもよい)
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A.
大河ドラマ「真田丸」の歴史へのアプローチの方法に独自性があって面白いと感じた。例えば、「私たちこれからどうなるの?」など現代風の話し方が作中に見受けられことや、コントのような一節を挿れていることである。ドラマなどで歴史を扱う場合、しばしば過去を忠実に再現することが求められ、時代にそぐわない表現は批判される。しかし、史実を知る者などいない以上、忠実に再現することは不可能だ。それならば、むしろ現代の表現を使うことで、過去の歴史が馴染みやすく感じられる方が生産的だ。 また、真田丸は例年の大河ドラマと比べ、ナレーションの回数が少ない。ドラマを現代の感覚に寄せて、ナレーションを少なくしても分かるように構成することで、ドラマがテンポよく進行する。大河ドラマは、多くの人が歴史に興味を持ついい機会なので、現代感覚のドラマで馴染みやすいものにすることはとても重要だと考える。 続きを読む
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Q.
最近関心を持った社会的な出来事や疑問に思うことをあげて、あなたの意見を述べよ。
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A.
米国等で実施されたソーダ税の日本への導入を考える。今日、世界の6人に1人の女性と8人に1人の男性、4200万人の子供が肥満である。糖尿病患者は30年で約4倍に増え、年間約150万人が糖尿病により死亡する。そんな中、今年10月、WHOは糖分を多く含む飲料水に課税するよう加盟国に呼びかけた。WHOによれば、糖分の多い飲料を1日1缶飲むと、ほとんど飲まない人より糖尿病になるリスクが25%高いという。 そこで、ソーダ税導入して、肥満、糖尿病の患者を減らすことを目指すべきだ。生活習慣病は先進国で顕著なので、日本での導入は他の先進国の模範となるだろう。「国民の好みへの干渉」という声があるが、酒税やたばこ税はそれに当たらないのか。また、税収の拡大と医療費の削減が見込めるので、日本の厳しい財政状況への補てんになる。そして、清涼飲料は生活に必須と言えず、消費税より影響は少なく経済的により良い処方箋になりうる。 続きを読む
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Q.
今打ち込んでいることや、これまでに熱心に取り組んだことを述べよ。
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A.
私は学生時代に積極的に海外へ足を運んだ。中でもアウシュビッツ強制収容所を見学した時のことは忘れられない。アウシュビッツへ行った契機は、大学の講義で「日本がドイツと過去の歴史の姿勢を比較される際、ドイツの取り組みが評価される」と聞いたその真意を知るためだった。 アウシュビッツでは、殺した囚人から剥いだ髪の毛や靴など、生々しい負の遺産が多く見られる。だが、ガイドの方に尋ねたところ、ドイツは今でもこのような負の歴史を残すことへ意見が割れており、日本などで語られるほどドイツの取り組みは欧州で評価されていないという。しかし、ドイツは日本に比べ、歴史を学ぼうとする姿勢があり、私が訪れた際も多くのドイツの若者が足を運んでいた。価値判断は人によるが、過去を学ぶ姿勢こそがドイツが評価される所以だと感じた。この経験は大学で講義だけでは得られない、自分の眼で直接見て、聞いて、触れることの重要性を認識した。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私は実行力に自信がある。その強みが生かされたのは高校時代に部活の伝統を改めたことだ。私の属した陸上部は上下関係が厳しく、部の伝統や規則が多く、その中に一年生が行うトイレ掃除があった。私はある時、上級生がトイレを汚しながら全く悪びれない態度を目にした。1年生だった私は上級生に注意できなかったが、1年生によるトイレ掃除は上級生に意見できない弱い立場の者を利用する因習であり改めるべきだと感じた。 そして、自分が三年生の時にトイレ掃除を上級生が行う改革を行った。同級生から反発を受けたが、上級生が掃除したトイレを下級生は恐れ多くて汚せないこと、上級生は汚せば自分たちで掃除しなければならないことを部長と先生に説得して改革を実現させた。実際、この改革によって掃除回数は約半分に減った。 上級生によるトイレ掃除は5年経った今でも続いており、小さなことでも一歩踏み出せば、大きな事を変える可能性があることを知った。 続きを読む