自己分析:日生協の選考は「どれくらい優れているか」よりも「理念に共感しているか」「マッチしているか」といった人柄を重視しているように思いました。そのため自己分析を丁寧に行うことで、「こんな経験から理念に共感しました」「私はこんな人です」とアピールすることが出来ると思います。組合員のより良い暮らしを実現することを念頭に置いているため、他人のために行動できる(行動したい)人がよりマッチしていると思います。
業界分析:私は食品企業への就活を考えており、食品事業(商品事業)も行っている日生協に興味を持ちました。ただ組合員の出資金によって成り立っているため企業ではなく団体という扱いです。
企業分析:インターンシップや説明会に参加した際に頂いた資料やネットでの情報をもとに分析を行いました。日生協から頂く資料は量も多く、かなり丁寧に書いてあるため、何度も読み通すことで質の高い企業分析が出来ると思います。また人事の方がLINEを通して定期的に情報をくださるため、常にタイムリーに企業分析を行えます。自己分析と企業分析を並行して行うことで、より自身に落とし込めると思います。
インターンシップ:ナビサイト経由で夏季インターンシップに参加しました。日生協だけでなく、コープみらいと合同のもので、選考なしの先着順です。具体的な内容はインターンシップ体験記に記載します。
説明会:12月開催の新卒採用セミナーに参加しました。インターンシップと同様に選考なしの先着順です。「本セミナーに参加しても選考において優遇することはありません」との文言がありましたが、セミナーの最後に小論文のテーマが発表されました。そのためこのセミナーに参加していないと、小論文はぶっつけ本番ということになります。
OB・OG訪問:日生協の方からOBOGを紹介してくださる制度はありません。そのためOBOG訪問を行いたいのであれば大学経由で行うと良いと思います。私はOBOG訪問せずに内定頂いているため、行わなくても選考に影響はないと思います。
選考:選考は第6タームまであり、第1タームが早期選考(2月以前)、その他が通常選考(3月以降)です。しかし21卒はコロナの関係でタームに変更があったようです。選考は、⑴ES(早期選考は記入さえすれば通過)、⑵小論文・グループディスカッション、⑶Webテスト、⑷1次面接、⑸役員面接、の5段階に分かれています。ESは趣味、特技、長所、短所、性格、自分を表す漢字1文字、研究テーマ、部活動(サークル)、アルバイト、部活・アルバイト以外の自己PRなどを問われました。自己分析をしっかりと行えていれば問題ないと思います。また文字数も少ないため、難易度は高くないと思います。小論文は上記にもある通り説明会でもテーマが発表されてます。21卒の場合は「日生協の事業でやりたいこと、やってみたいこと」を400~600字で書くものでした。自己分析を通して自分が興味あることを、企業分析を通して日生協の事業内容を、これらを組み合わせていくことで説得力のあるものが出来ると思います。(ESよりもアピールする場だと思います)。必ずしも新規性や独自性のあるものである必要はないと思います。また面接でも小論文の内容が深堀されることもあるので、ちゃんと自分自身の言葉で表現できる内容がいいです。600字にも及ぶ文章ですがグダグダにならないように、私は概要・理由・日生協でやる理由の3つに分けて伝わりやすいように書くよう心掛けました。グループディスカッションは5,6人で1組になり1つの議題を取り扱いました。21卒の場合は「会員生協スーパーの近くに新しくSMができ客が流出した際の対応策」でした。優れた回答より、議論の仕方を見られているように思いました。自己紹介→役割分担→ディスカッション→まとめ、という流れでした。役割によって選考が有利・不利になるというわけではなく、任せられた役割をいかに果たすかが大事だと思います。また日生協は他人を思いやる気持ちを大切にしているため、主体的に意見を出すことはもちろん、他の人が出した意見を尊重したり、また意見を引き出すことをより重要視していると思います。正直優れた回答が出せなかったなと反省していましたが、議論方法にはかなり気を使っていたためか選考を通過することが出来ました。Webテストはよくあるタイプのものです。模擬テストなどを活用して数をこなして慣れておくことで、コツや時間感覚がつかめると思います。1次面接は人事の方3名と就活生1名でした。雰囲気としては和やかで圧迫面接のようなものはまったくありません。自身の書いたESや小論文、企業分析のまとめを面接前に読み直すことで、大方の質問には答えられると思います。また自身のことについて深堀されたり、想定外の質問が来ることもありましたが、黙りこくってしまわす、多少時間をかけてでも自己分析の結果を落ち着いて話すことが大事です。すらすらと話せるに越したことはありませんが、目を見て話す、挨拶とマナーに気を付けるといった部分を心がけることが最重要だと思います。役員面接は役員の方2名と就活生1名でした。内容としては1次面接と大きく変わらず、ESや小論文の再確認などがありました。そのことからも選考というよりも、最終確認といった印象が強かったです。「日生協にこの人が欲しい」「こんな人と働きたい」と思っていただけるように心がけていました。
その他:キャリアやスキルより、とにかく人柄重視です。企業分析を突き詰めていくと、どんな人が求められているかが見えてきます。頑張ってください。
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