【損保の未来を拓く】【23卒】三井住友海上火災保険の夏インターン体験記（理系/MSインターンシップ Premium）No.18911（名古屋大学大学院/男性）（2021/11/24公開）

損害保険会社に興味を持っていたため，その具体的な業務を知りたく参加を決めた．また，複数日インターンの参加で就活仲間を作りたかったため．その中でも三井住友海上は間口が広くかつインターン中の残業も多いことから仲良くなれると予想し応募した．

ESを論理的に書くこと．また，選考にGDが組み込まれているため，周りを見ながら自分の意見を出す訓練もした．

他社は面接やGDがなく参加できるタイプのものもあるため，比較的人柄も見られていた印象を受けた．

損保の仕事の体験ワークが多い．全てグループワーク．法人営業ワーク，損害サポートワーク，代理店営業ワーク，最終プレゼン（損保のこれからの在り方）

各日異なるワークを行う．まず社員からレクチャーを受け，実際にグループで体験するという流れ．

損保の仕事のほぼすべてを体験できた．

業務体験および最終プレゼン

前半にやったこと

最初に会社について・損害保険についての講義を3時間ほど受ける．1日目は法人営業（リスクコンサルティング）のワークを行った．まず社員から概要や講義を受け，グループにて考えられるリスクを挙げ2日目にプレゼンをする．2日目は損害サポートワーク．事故を起こした仮想の相手に対し，保険金支払額を各グループで考えプレゼンする．

後半にやったこと

代理店営業の体験ワークがある．他業界の営業職の仕事と比較しつつ，代理店営業の特徴が理解できた．最終日はプレゼン大会．SDGｓに絡め，損保のこれからの在り方について各グループでプレゼンする．

人事部若手～中堅

なし

各グループに毎日メンター（内定者）がつく．常にグループに張り付いており，質問があれば都度聞くことができる．また，毎日最後に一人ずつフィードバックがもらえる．そのほか昼食時などに雑談をすることが可能．人事部からFBをもらう機会はない．

残業が多かったこと．各ワークごとにプレゼンがあり，その内容決めや資料作成のためにインターン時間終了後も残ってやっている人が多い（半強制）．特に最終プレゼン前はどのグループも日付を越し3時ごろまでやっているようだった．プレゼン大会では順位がつくため，内容を磨き上げるとそれに比例してかかる時間も増える．

同じグループの学生としか話す機会はない．ただ，グループ内で非常に仲良くなれる（たぶん班次第だが）

損保の仕事を学ぶことができ，さらに実際に体験できるのは大きい．おそらくこれまで学生は損保に触れてこなかった人が多いので，BtoBとはなんぞやというところまで学ぶことができる．また，グループで話し合いプレゼンまで行うという経験を短期間で多く積めるため今後の就職活動に生きる．

会社の下調べ．世の中の経済動向や世界の課題について目を向けておくと，最終プレゼンの内容がよりコアを突いた素晴らしいものになると思った．

課題解決型インターンや新規事業立案インターンと比較して，実際に毎日業務として行っているようなことを体験できたため，良くも悪くもイメージがしやすかった．社員の方も多く出席し，会社の雰囲気を感じ取ることもできた．インターン中の残業時間が多いことは何を表すのかと考えてしまう．

仕事を体験したうえで志望動機を述べられるため，その点は有利に働くと思った．また優秀な人と4日間話し合いをし続けたため，議論する力やコミュニケーション力を磨けた．これは本選考でも必要なスキルだと感じる．企業研究をする際，このインターンでもらった資料を読み込めば相当な完成度になるのではないか．

損保の仕事は元々面白いと思っていたが，さらに魅力的に映った．人と関わる仕事で，かつ世の中の助けになる仕事がしたいと思っている人には大変おすすめできる．また，インターンを通じて会った社員がどなたも人柄がよく，さすがは「人の三井」だと実感した．

このインターンに参加したからと言って優遇はない．ただ，参加していた内定者はほとんどがこのインターンに参加していた気がする．参加人数が1000人規模と非常に多いため，インターン参加で差別化を図るのは無理．

自分は土木専攻と文系ではないが，人と話す仕事がしたいと思い営業職を見始めた．中でも損保はtoCへの直接営業がなく代理店営業のため，比較的ホワイトであると考え志望していた．また，リスクコンサルティングを通して幅広い業界に関わっていける点は魅力的だった．夏の時点では3メガしか知らなかったためその一角である三井住友海上を受ける決断をした．

志望度は下がった．正直，マリンと比較すると足元にも及ばないと言わざるを得ないのかもしれないと思った．マリンは圧倒的な強者であり，三井住友海上と損保ジャパンはそれに追いつくために必死なように見えた．ただ，人柄は非常によく定年まで働くのも精神的には可能．肉体的な面では残業時間だけが気がかりである．また，転職スキルがつくかどうかは微妙かもしれない．