【教材開発の新感覚】【23卒】さなるの夏インターン体験記（文系/教育＆教材開発の仕事を理解する）No.32306（非公開/非公開）（2023/2/10公開）

教材開発に興味があったものの、教員免許を取るのには遅すぎた時期であったため、民間の教育業界で教材開発部門のある会社を選んでいた。このインターンは、プログラム内容が「教材開発の体験」であったため参加を決めた。

選考はなかったため、選考に受かるために工夫したことは特にない。事前に会社情報を軽く確認し、口コミサイト等でインターンシップ内容を調べた。

選考がなかったため、重視されたと判断できるポイントはなかった。

教材開発の新規立案型グループワーク

8人ほどの班で教材開発の案を考え、1人一回は発言するように割り振ったうえで全員の前で発表

教材開発の流れとどのような意図でその会社の商品が開発されたか

さなるで教材を新しく発売するなら、どのようなもので、どこをターゲットに行うかを考える。

1日目にやったこと

時間を細かく区切られ、テーマについて自分で考える→隣の人と考える→グループで考える→グループで発表するを繰り返す形であった。業界研究につながるクイズがあり、正解数で順位をつけたりと楽しめる場面もあった。

人事、現役国語講師

なし

自分たちのグループワークが滞ると、社員の方が様子を見に来てくださる場面があった。また、グループワークの成果発表の質問が社員の方から行われた。価格設定など、現実的な質問が多かった。

グループワークの人数が多く、対面ということもあって、普段オンラインで少人数ばかりを体験していた自分にとっては、発言する人と発言しない人のムラをどうにかすることが難しかった。やはり積極的に意見するのは3名程度で、ほかに話を振っても、テーマのアバウトさから黙られてしまうことが多かった。

８名ほどのグループワークを行ったことと、隣の人と意見を言い合い、他己紹介をするというかかわりがあった。皆課題に真摯に取り組んでいる印象だった。

経営目線で、教材を見れるようになったことが、参加してよかったと思えることである。使用する子供にとって効果的かということだけではなく、保護者のことや経営のこと、国の教育方針のことまで考えて教材が開発されていると知ることができ、興味深く思った。

事前に現在の教育のトレンドについて知っておくことが有効であると考える。それについての説明は軽くあるものの、やはり付け焼き刃では案に取り入れることは難しいため。

インターンシップでありながら、会社の説明や、働いている人のキャリアについての解説の時間が多く設けられていたため。特に、実際に進行役の方が、今まで何の部署で仕事をし、何に関わり、転職理由まで話されていたことには驚きだった。説明を経て、ホームページなどではわからない実際の仕事内容について学ぶことができた。

インターンシップの参加学生を見ていると、教員志望や教育業界に絞っての就職活動をしている人が多く、まんべんなく見ていた自分の志望動機は周りに比べて浅いと感じたため。社員の方も、解説で「「教材開発をやりたい」という学生はそれだけの志望理由で来るが、それでは浅い」と言っており、まさに自分はそれだろうと感じた。

志望度に変わりはなかった。仕事内容に官民に関われる部署への配属が含まれていたことには興味を持ったが、教材開発の現実性を知り、自分には向いていないのではないかという気持ちの方が大きかった。自分と企業のマッチ度合いを知れたことはインターンシップの大きな成果であるとも感じる。

早期選考の案内はあったものの、少なくとも自分は選考についての優遇をもらっていないため。また、話し合い内容や発表内容を社員の方がメモを取っている風には見えず、一応全員名札はつけていたが、あくまでグループワークのためであるだろうと見えた。

教材開発部門や、教科書作成ができる出版部門を抱えた民間の教育業界、学習塾、通信講座を設立している会社を見ていた。就職活動を始めて間もなしであったため、いろいろな業界を見ている途中であり、志望業界はコロコロと変わっていた時期だった。そのため、飲食や製造、ITも見ながら、Z会や公文、ベネッセ、学研、ユーキャンなどのインターンを見ていた。

教育業界に就職すると、一生教育以外に関われなくなる（そのことはほかの業界にも言えることだが）のではないかという不安が、このインターンで学習塾の仕事内容を細かく知ったことをきっかけに湧き上がるようになり、教育業界に志望業界を絞ることは早計なのではないかと考えるようになった。ほかの業界も見ていたものの、本腰を入れて業界研究をしようと感じるようになった。