【22卒】信越化学工業の技術職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.15117(東京工業大学大学院/男性)(2021/7/4公開)
信越化学工業株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
2022卒信越化学工業株式会社のレポート
公開日:2021年7月4日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 技術職
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施していない
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
選考はすべてオンラインだった。
企業研究
化学業界は基礎化学品を生産する川上の部分、それを誘導品へと変換する川中の部分、その誘導品を最終製品へと変換する川下の部分に分けられるのだが、信越化学工業は川上の部分に分類される。面接の際も「なぜ化学業界の中でも川上の部分を選ぶのか」という質問をされることが多かったので、その部分を説明できるようにしておくと良いと思う。また、信越化学は半導体を扱っているが、他にも半導体の会社はあるのでなぜ信越化学なのかを説明できるようにしておくと良い。また、研究職を志望していたので面接ではかなり研究内容について聞かれた。そのため、自分の研究内容については知らない人にもわかりやすく伝えられるようにし、その上できちんと質問にわかりやすく応えられるよう何度も練習しておくことをお勧めする。
志望動機
御社の事業内容や社会貢献度が装置開発経験で得た自身の価値観と合致していると考えたため、志望しました。私は研究活動において、自身が開発した装置によって研究室で新たな測定が可能になり、周囲に貢献できたという経験があり、自身の成果を目に見えて実感できるところがモノづくりの魅力だと思っています。御社は様々な事業で世界No.1シェアを誇っていることから世界規模で貢献しており、また売上や経常利益が年々増加していることからさらに成長していく企業だと思っています。そのため、今後より多くの人に貢献していくことができると感じ、自身の想いを大きく実現できると考えています。また、御社のインターンに参加して、開発、製造、営業が三位一体でモノづくりを行うため、より消費者に近い位置で研究開発に携わることができることを知りました。これは日々の業務でやりがいを感じる機会が多く 、自身の装置開発経験で得た周囲の役に立つことにやりがいを感じるという自身の価値観を大きく実現できると考えたため、御社を志望しました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2021年04月 上旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
興味のある当社の事業、製品/就きたい職種/志望動機/自己PR
ESの提出方法
採用サイトのマイページから提出
ESの形式
Webで入力
ESを書くときに注意したこと
志望動機は300文字しかないので、なぜ信越化学なのかを端的に伝える文章作りを意識した。
ES対策で行ったこと
就活会議に登録して、そこにのっていた信越化学工業のエントリーシートを参考にして、論理的な文章を書くよう意識した。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
就活会議
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年05月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 年配の人事/年配の技術職の方
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
会場到着から選考終了までの流れ
面接開始3分前にWebexに接続し面接開始。30分面接を行い、終了後Webexを退出。
評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。
研究内容を分かりやすく伝えることができたことと、相手の質問に丁寧に答えることができたのが評価されたのではないかと考えている。
面接の雰囲気
厳かな雰囲気ではなかったが、笑いが起こるような雰囲気ではなかった。研究内容に関する質問時間が長く、研究スキルを重視しているような印象であった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
就活会議
1次面接で聞かれた質問と回答
どのような業界を受けているのか
私は現在、化学業界を主に見ている。これ自身の新たに装置を開発した経験が化学業界に興味を持った大きな理由となっている。この経験を通じて、新たに何かを生み出し、周囲の役に立つことに大きなやりがいを感じたため、自身が作ったものが多くの人々の手に渡れば、さらに大きなやりがいや達成感が得られると考えた。特に化学製品は身の回りのほとんどの製品に利用されているため、社会への貢献度が大きく日々やりがいを感じることができると思った。そのため、化学の知識を生かしてモノづくりに携われる化学業界を志望した。その中でもスマホは1人1個確実に持っていて身近な存在であるし、研究する上でパソコン、モニターは必要不可欠である。そのため、自分はこの分野の生活への貢献度は大きいと感じるため、半導体業界を志望している。
研究内容について詳しく説明
私は○○から○○を電気の力を用いて一段階の反応で合成する研究を行っています。○○は○○と略されることが多いのですが、○○はクッション材などに幅広く使われる○○の原料であり、莫大な需要がある。現在主に2種類の方法で製造されているが、両製法とも複数の反応段階を経由するため、多くのエネルギーが必要となる。また副生成物を多量に排出するため、環境負荷が大きいという課題もある。そこで私の研究室ではこの課題を解決するために電気の力を用いて○○を一段階で合成するクリーンな触媒プロセスの開発に成功しています。ただ、本系の○○生成速度が低く、実用化は困難であるというのが現状である。
そこで、私は○○生成速度を向上させることを研究の目的としました。多くの先行研究では高性能な新規アノード触媒の開発が行われてきたのですが、私は反応原理に立ち返り、アノードへ移動してくる○○の量に着目して研究を行いました。これは、本系では酸化剤である○○がカソードの電極を通ってアノードへ移動するのですが、電極は疎水性の高い成分で構成されているため、○○の移動が阻害されてPO生成速度の低下に繋がっている可能性があると考えたからです。そこでカソードの電極作製条件を検討した所、カソード作製時に添加している○○を除去したことで、○○生成速度が約2.5倍に向上することを見出しました。
今後はアノードの触媒活性をさらに向上させるため、新規触媒開発に取り組みたいと考えています。他にも○○の電解酸化反応を○○で○○測定し、反応中の○○の様子を観察することで有効な触媒設計指針に繋げていきたいと考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年05月 下旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 年配の人事/一次面接よりも年配の技術職の方
- 逆質問
- なし
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
会場到着から選考終了までの流れ
面接開始3分前にWebexに接続し面接開始。30分面接を行い、終了後Webexを退出。
評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。
最終面接でも研究内容がメインであったため、簡潔かつ分かりやすく説明するよう心がけた。また、人柄に関する質問もあったので一次面接よりは人柄も重視されているようであった。
面接の雰囲気
より年配の方であったため、一次面接より厳かな雰囲気であった。一次面接に続き、研究内容は重視されているようであった。また人柄を問う質問も少しされたので、一次面接に比べればその部分も重視されている感じであった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
就活会議
最終面接で聞かれた質問と回答
弊社のインターンに参加した感想
インターンシップに参加して、御社に対するイメージが大きく変わった。御社のインターンに参加する前は、世界トップシェアの事業をいくつも持っていて、営業利益率が20%を超える将来性の高い化学メーカーであることを全く知らなかった。そのため、インターンに参加して御社事業の社会貢献度の大きさに驚きを感じ、強く魅力を感じた。また、研究、製造、営業が三位一体でモノづくりを行うため、より消費者に近い位置で研究開発に携わることができるということを知った。これは自身の装置開発経験で得た、周囲の役に立つことにやりがいを感じるという自身の価値観を大きく実現できると感じたため、御社の研究開発職に就きたいと思うようになった。
将来携わりたい事業分野、製品
私が御社の事業の中で特に興味を持っているのはシリコーン事業である。シリコーンはスマホなどのデバイスだけでなく、化粧品、自動車等多くの身近な製品に使われている。この幅広い用途は世界中の多くの人々に貢献できることを意味するので、自身の想いと非常に合致していると感じている。また、国内1位のシェアではあるものの世界的に見ると4位であるため、世界No.1を目指して今後成長していくことができる事業である点にも魅力に感じている。特にシリコーンパウダーは衝撃吸収性や耐熱性など優れた特性を持つことから、さらに身近な製品に利用できる可能性を感じたため、シリコーンパウダーの研究開発や商品開発に携わりたいと考えている。
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2021年05月 下旬
内定を承諾または辞退した決め手を教えてください。
社員の人が明るく、人柄を重視してくれる企業の方が自分には合っていて働きやすいと考えていた。信越化学工業は人柄よりも研究内容をかなり重視しているような感じだったので自分の価値観とはずれていると感じ、辞退した。
内定後に課題・研修・交流会等があった場合は、その内容を教えてください。
辞退したため分からない
内定者について
内定者の人数をわかる範囲で教えてください。
辞退したため分からない
自分以外の内定者の所属大学をわかる範囲で教えてください。
辞退したため分からない
自分以外の内定者の属性をわかる範囲で教えてください。
辞退したため分からない
内定後の企業のスタンス
内々定の連絡後、一週間の承諾検討機関を設けてくれた。第一志望の会社がまだ選考中であることを正直に伝えれば一週間は待ってくれる。しかし、一週間以上待つのは難しいと言われた。
内定に必要なことは何だと思いますか?
最も重要なことは、自身の研究内容に関していかに分かりやすく説明するかである。また、研究内容に関しては何個も質問され深堀もされるので、研究に関しての理解は完璧にしておくとよい。先輩の先行研究から見直してどのような研究背景なのかまで調べることをお勧めする。それと信越化学への志望動機も同じように重要である。「なぜ化学業界なのか?」「なぜ半導体なのか?」「なぜ信越化学工業なのか?」という部分を流れで説明できるようにしておけば大丈夫だと思う。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思いますか?
志望動機や研究内容に関して論理的に話したうえで、質問に対してかみ砕いて話すことができたのが良かったと思う。相手の質問に対して分からない部分があればもう一度聞いて自分が質問の意図を理解してから答えるなど、相手のことを考えて受け答えできたのが良かったと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点はなんですか?
かなり研究内容への理解を見ていると思う。信越化学工業は有能な技術者を集めたエリート集団であるため、内定を得るためには日頃から熱心に研究に取り組むことが大事であると思う。また信越化学工業はインターンや説明会の機会があまりなく、面接ではあまり人柄を重視されていないと感じた。私は社員の雰囲気をあまり知らずに入社することに不安を感じて辞退したため、社員の雰囲気をOB訪問などを通じて知っておくとよいと思う。
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信越化学工業の 会社情報
会社名 | 信越化学工業株式会社 |
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フリガナ | シンエツカガクコウギョウ |
設立日 | 1926年9月 |
資本金 | 1194億1900万円 |
従業員数 | 25,592人 |
売上高 | 2兆8088億2400万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 斉藤恭彦 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目4番1号 |
平均年齢 | 42.2歳 |
平均給与 | 876万円 |
電話番号 | 03-6812-2300 |
URL | https://www.shinetsu.co.jp/jp/ |