【エネルギー未来への挑戦】【23卒】東京ガスの夏インターン体験記（理系/2DAYS 東京ガス、ミライキカク）No.33534（九州大学大学院/男性）（2023/4/24公開）

もともとエネルギー関連の技術職に興味があり、エネルギーインフラや機械系メーカーなど、特に業界を絞らずにインターンへの参加を検討していた。そのような中、大学の先輩たちに企業の話などを伺い、また説明会で魅力を感じたこともあり、東京ガスのインターンに興味を持った。

事前にエネルギーインフラ企業の関係を業界地図等で調べておいた。特に、電力会社やガス会社と石油販売会社、石油開発会社の棲み分けと大まかな役割には目を通しておいた。また、東京ガスが最近力を入れている事業や地域についても企業ホームページなどで確認しておき、企業についての最低限の知識は参加前に把握した状態でESを書いた。

面接では研究について詳しく聞かれたので、自分の研究内容をわかりやすく端的に説明できる力が必要だと思う。

東京ガスの新規事業立案型グループワーク

１グループ5~6名に分かれ、東京ガスの経営体制やビジネスモデルを活かした新規事業を立案するグループワークだった。インターネットなどを使って東京ガスの特徴などを自分たちで調べ、どのような新規事業が収益化につながるのかを二日かけて考案し、プレゼンテーションにまとめて発表する内容だった。

東京ガスの強みや弱みを考慮した市場調査や競合調査の考え方

東京ガスのビジネスモデルを活かした新規事業を立案せよ

1日目にやったこと

5~6名のグループに分かれたあと、各グループにメンターとして社員さんが1人ついてくれた。その後は基本的に自分たちでインターネットや参考資料を使用しつつ話し合いを進めたが、わからないことや気になることはメンターの社員さんに質問できた。議論中はgoogleドキュメントを使って意見共有をした。時々人事の社員さんが見回りにきたが、特に具体的な指示などはなかった。昼食時にはメンターの社員さんと軽く雑談した。

2日目にやったこと

引き続き各グループにはメンターがつき、インターネットや参考資料を使用しつつ話し合いを進めた。議論や発表用のスライド作成にはgoogleドキュメントを使用した。発表後、人事の方から各グループに対するフィードバックを受けた。

人事の社員

東京ガス特製の枕のようなもの

メンターとして若手エンジニアの社員さん1人がインターンシップの間担当についてくれた。資料作成に関する打ち合わせの中でも、雑談や質疑応答に付き合っていただいた。社会に出て苦労したことや学生時代のちょっとしたアドバイスなど、ためになる話もたくさんしていただいたが、工場付近での具体的な生活感に関する話が印象的だった。

話し合いの時間はかなり多めに用意されていたので、ワークの時間配分を決める際、アイデア出しの時間を長めにとった。しかしアイデア出しの時間に多くの案を出すことを意識しすぎたあまり、その後に案を絞っていく段階で結論が中々まとまらず、苦労した。グループワークの時間配分を見直す良いきっかけになったと思う。

グループワークの時間に、他の学生と話し合いを行った。他の学生たちは皆主体性があり、発言もハキハキしていて驚かされた。

大学の授業の中の新規事業立案と企業のフィルターを通して考える新規事業立案に大きな違いがあったことに気がつけたのが、大きな収穫だったと思う。企業の中で新規事業を考案する際は必ず採算性の点を考慮する必要があるため、思いついたことをそのまま実行できるわけではないということを痛感した。また、工場の立地条件などの細かいことについても、説明会で人事に聞くよりメンターさんに直接聞いた方がイメージを掴みやすかった。

新規事業立案の画期的なアイデアを自分自身は出すことができなかったので、競合他社との違いや独自の強みについて、自分なりにもう少し調べておけばよかったと思う。

今回のインターンシップで社員さんたちのお話を伺い、実際に自分も事業領域の開発を通じて将来のカーボンニュートラルに貢献できそうだと感じたから。私は脱炭素社会に向けて積極的に新規事業に挑戦するような雰囲気の中で働きたいと考えおり、東京ガスの雰囲気が自分に合っていると感じた。

インターンシップのプログラムを受ける中で、東京ガスが様々なクリーンエネルギーの利用に目を向けて理系学生の採用を行っていることがわかった。特に、自分の専攻してきた機械工学やエネルギー関連研究などの強みを生かせそうだと感じた。加えて、私の部活動や研究室の先輩たちにも東京ガスの内定者がおり、自分の経験も選考にあたって有利に働くと感じた。

社員さんたちと交流し、企業の気質が自分に合っていると感じた。もともと自分は積極的に新製品の開発に携わりたいという思いがあり、インフラ企業に対してはややネガティブなイメージを持っていた。しかし東京ガスの社員さんたちは新規事業に対して積極的な姿勢を示しており、グローバル展開を含めて魅力的な企業だと感じた。

インターンシップへの参加による書類選考の免除があったことに加え、企業理解や業界理解をかなり深めることができた。また、社員さんとの交流の機会も多いので、面接準備に当たって豊富に情報を仕入れることができた。

インターンシップ参加前は、機械系メーカーやエネルギーインフラ、プラントエンジニアリング業界の企業を幅広く志望していた。「エネルギー社会に貢献すること」「グローバルに活躍すること」「一つの目標に向け、チームワークを駆使して働くこと」「機械系の専門知識を培う＋活用すること」という自分の就活軸を基準としてこれらの業界・企業を志望していた。

もともと東京ガスに対しては、東京のガス需給を支えるガス会社であるというイメージぐらいしか持っていなかった。しかし実際にインターンシップに参加してみて、脱炭素に向けた事業領域の展開に対して非常に前向きな姿勢を、社員さんたちから感じた。参加後も志望業界や志望企業に大きく変化はなかったが、東京ガスへの就職志望度は高まった。