22卒 本選考ES
R&D職
22卒 | 同志社大学大学院 | 男性
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Q.
大学生(大学院生)として,成果に関わらず自分自身は頑張ったといえること (学業・研究・課外活動など)について,400~700文字で記載してください
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A.
粉体の流動性向上について研究している.粉体は粒子の集合体で,食品,医薬品など様々な製品の原料に用いられる.品質や生産性の向上のためにサイズの小さな粉体が求められるが,小さくなるほどお互いに付着しやすく,流動性が悪化して生産工程でトラブルが起こる.そのためサイズの小さな粉体の流動性向上を促す手法の確立が重要である.そこで私は【エアレーション】に着目した.これは粒子間に気体を含ませて付着作用を軽減することで,流動性向上を促す手法である.カップ麺の粉末スープを振ると,流れやすいのはその例だ.気体封入のみで不純物の混入を防ぎ,生産工程で有用である.しかしメカニズムの詳細が不明なため,粒子層を振動や回転させることで,発生条件や流動性に及ぼす影響を検討し,メカニズム解明に励んでいる.まず論文調査を行ったが,詳細に関する記載はなく,弊研究室にも先行研究がないため,既存装置での振動実験を試みた.しかしエアレーションはどの条件でも生じず,生じなければ発生条件や流動性の検討が不可能だと判断し,手動の振動実験を考えた.縦と横の2種で,いくつかの条件の振動実験を行うと生じ,そのうえ横振動は,縦の半分の大きさの振動で発生した.これより横振動の方が,エアレーションが生じやすいことがわかった.次に同程度の力で粒子層を回転させると,振動の結果以上に流動性が向上した.これは振動と比べて,回転では粒子層に複数方向の力が働き,気体を含みやすくなったからだと考えている.以上より,振動撹拌よりも回転撹拌を行うとエアレーションが効果的に発生し流動性向上が促されるため,生産工程での流動性のトラブルを改善しうると考えられる. 続きを読む
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Q.
50年後のあなた.孫にこっそり伝えたい「人生で大切なこと」は何ですか? その理由と併せて教えてください.
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A.
【人を思いやること】 50年後の私も今と変わらず【人を思いやること】を大切にしていると思う.VUCAの時代となり,50年後の状況も想像がつかない.変わりゆく世界だが,変わらないものもきっとあり,【人を思いやること】がその1つだと考えている.私は電車で急病者に遭遇することが多く,その時は必ず寄り添って手助けを行う.ある時いつものように電車で手助けを行っていると,気品あるご婦人が私の元に近づいた.『お兄さん,あなたの迅速な行動に感動したわ.これすごく有名なお店のパンなの,私からのお礼,ありがとうね.』と声をかけてもらい,1つのクリームパンを頂いた.このときかつてないほどの喜びを感じた.これまで【思いやり】の対象となる人に感謝されることはあったが,第3者の心を動かしたと感じられたことは初めてだった.【人を思いやること】は,対象となる人に喜びをもたらし,その喜びが自分の喜びに繋がる.それだけでなく,この経験からどこかで見ている誰かに感動を与えることができ,その感動が自分の元に向けられ,2倍の喜びを得られることを学んだ.変わりゆく今後の世界でも,【人を思いやること】を大切にし続けてくれる孫であってほしいと考えている. 続きを読む
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Q.
他の人からは「どうでもよくない?」と言われそうだけど,自分の中で 大真面目に考えていることは何ですか?お題とその理由を教えてください.
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A.
【小さな暗黙のルール(を守ること)】 私は公共の場での【小さな暗黙のルール】に敏感である.具体的には,「整列乗車・詰めて座席に座る」などである.きっかけは長時間の電車通学だった.【2列でお並び下さい】と記載がある電車のホームには,必ず1列で並ぶ人々がいる日常.また詰めればあと1人座れる所に足を広げて荷物を置き,【座席は詰めて座りましょう】という電車内のポスターではなく,スマートフォンに視線を奪われる車内.これらの小さなルールは破ればどう,ということは特になく,何も思わない人が多いことも現状である.しかし,小さなルールを守るだけで,他者が快適に過ごせて,真面目で正直に守っている人も報われると感じている.子供でも理解できて簡単に満たせるルールだが,見本となる大人が守れていない現状に私は満足できない.そのため私は【小さな暗黙のルールを守り続け】,さらに私と関係のある人々にはこの現状を伝えて共感してもらい,現状を変える工夫をしている. 続きを読む