
23卒 インターンES
経営コンサルタント
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Q.
あなたの好きなものを、私たちも好きになるように伝えてください(1500~2000字程度)
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A.
私が好きなものはサウナだ。高校生の頃から温泉やサウナが好きで、テスト後によく友人と行っていた。上京した現在でも、月2回程度のペースで通っている。 自分がサウナに通っている理由、そしてコンサルタントである皆さんにおすすめしたい理由は主に2つだ。 1つ目は「ととのう」ことができるからだ。ととのうとは、サウナ→水風呂→外気浴というサイクルを繰り返すことでリラックス状態が極限に達し、多幸感や恍惚感を覚えることだ。2015年から連載を開始した、サウナを題材にした漫画「サ道」の作品中で使われたことが語源で、別名サウナハイ、サウナトランスと呼ばれることもある。ととのう感覚は決して非科学的なものではなく、医学的にも根拠がある。詳細は省くが、簡単に言うと上記のサイクルによって交感神経と副交感神経が交互に刺激された結果、「副交感神経によるリラックス」と「アドレナリンによる興奮」が共存している、日常的には起こり得ない状態になる。この正体がととのいであり、脳がしっかりと休まった「瞑想に近い状態」になるとされている。サウナに入ることで血流が良くなり、「疲れや肩こりが緩和される」「心の疲れが軽減される」「美容・美肌につながる」といったメリットを享受できる。特にコンサルタントという職業柄、業務時間が比較的長い上、デスクワークが多いため疲労の溜まりやすい皆さんには特におすすめである。 2つ目は強制的にスマートフォンから距離を置き、考えることに集中することができるからだ。自分は考えること、特に答えのない問いについて考えることが好きだ。絶対的に正しい解がないものの、自分の中での答えを見つけだそうとしたり、その過程で物事を多角的に捉えることで新たな視座が得られ、「世界をより深く理解できた」と思えることに喜びを感じる。考えることが仕事であるコンサルタントの皆さんの中にも共感できる方が多いだろう。しかしながら現代ではスマートフォンの普及で「考えること」に集中できないことが多い。みなさんの中にも無意識にスマホを触ってしまったり、ついついSNSの通知を気にしてしまう経験はないだろうか。サウナは基本的に電子機器の持ち込みが不可能であるため、強制的に距離を置くデジタルデトックスの作用がある。結果として、ととのって思考力が冴えた状態で思考に集中できるというわけだ。 ここまでは、私がサウナに行く理由とみなさんにおすすめする理由を述べてきた。ではサウナに行かない人は、ここまでメリットがあるにも関わらずなぜ行かないのか?私が考える理由は「認知をしているが魅力が伝わっていない」ことだ。 大抵の温泉に行けばサウナが付設されているから、サウナ自体を知らないという人はほとんどいないだろう。だがその魅力を知らなければ、高温の部屋や低音の水風呂という人間にとって負荷が大きい環境にわざわざ自分の体を置こうという発想には本能的にならないはずだ。彼らにとってサウナは「年配の方が入ってるよく分からない暑い部屋」くらいの認識でしかないだろう。魅力を知ることができるきっかけがなければ人間はサウナに入らない選択肢を取るのが当然だ。だが、ここまで私の文章を読んだ皆さんであれば十分サウナの魅力自体は伝わっているはずだから、ここの問題は解消されているだろう。 サウナの魅力が伝わった上で、行動のハードルになるのは主に3つだろう。1つ目はサウナの知識がないこと、2つ目は暑さや水風呂が苦手なこと、3つ目は一緒に行く人がいないことだ。ここからはそれぞれのハードルに対して私からの解決案を述べる。 まずサウナの知識がないことについてはネットでの検索で解決する。昨今のサウナブームに伴い、ネット上にはサウナに関する大量の記事やメディアがあふれている。正しいサウナの入り方やおすすめのサウナ施設、各サウナ施設の温度まで詳細に記述されている。わからないことがあればまずはインターネットで調べてみることをおすすめする。 次に暑さや水風呂が苦手なことについてだ。暑さに関しては「比較的温度の低い施設に行ってみる」「サウナ室内の下段に座る」という2つの解決案がある。サウナ室内の温度は施設によって様々であるため、先に述べたように事前に調べておくと良いだろう。また、階段状になっているサウナ室内では気流の関係上、上段よりも下段の方が温度が低い。最初は下段に座ってみて、慣れてきたら上段に座るといった風にステップを踏むと良いだろう。また、水風呂が苦手なことに関しては、まずは手先や足先だけ、下半身だけ水風呂入ってみる、水風呂に入るのではなく外気浴の時間を長くしてクールダウンするという2つの解決案がある。これらの方法でも十分ととのうことはできるので、慣れてきたら水風呂に浸かってみるのでも良いだろう。 最後に一緒に行く人がいないことだが、これは周りにサウナ好きな人を探してみるのが良い。ここ数年のサウナブームでサウナに行く人は増えているだろうから、同僚や上司にサウナに興味がある話をしてみればきっとサウナ好きの人がいるはずだ。仕事終わりや休日に一緒に行ってみてはどうだろうか。 続きを読む