16卒 本選考ES
編集(ノンフィクション)
16卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
講談社を志望するにあたっての決意を書いてください。
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A.
皆が上に伸びるというのなら、私は左斜め上くらいに伸びる杭になりたいです! 続きを読む
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Q.
あなたが講談社に入社して「一番やりたい仕事」をできる限り具体的に書いてください。
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A.
やりたい仕事:現代新書の編集 その詳細とやりたい理由 私が貴社で一番やりたい仕事は、流行っているものが今なぜ流行っているのかをその知見がない人にもわかりやすい本を作ることです。現象がわかる人に分析・説明をしても「これは合ってる」「ここは違う」という議論にしかなりません。しかしそれを外に向けて行えたら、例えば娘がハマっているVOCALOIDについてよくわからないお父さんが、本を通して自分の聞いていた音楽との接点を見つけて娘と一緒にVOCALOID音楽を楽しめるようになるかもしれません。流行しているものの中には、外側から見たらよくわからない文化がたくさんあります。むしろ流行が乱立している今だからこそ、その「わからなさを」語り・伝えていく重要性は増しているように思えます。トピックのひとつひとつを解きほぐし、流行の外側にいる人にもその文化を受け入れてもらえるような本作りをしたいです。年齢層だけでなく、他分野への関心を持った「読者」のいる現代新書は、こうしたことに取り組める最適な場と思っています。 続きを読む
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Q.
あなたが講談社に他の会社(出版業界以外の会社も含む)よりも魅力を感じる部分はどこですか。 そう考える理由も書いてください。
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A.
私が特に貴社に魅力を感じた部分は、規模と幅広さです。私は新書以外にもたくさんやりたいことがあります。大学でメディア論を専攻し、実際の製作や執筆なども含めてアニメ・漫画・ゲームなどに触れてきた経験を活かし、コンテンツのメディアミックス事業にも強い関心を持っています。また、バンドコンテストの運営をやった経験から、書籍イベントの仕事にも興味があります。そして特に電子書籍に積極的な貴社で、デジタル・メディア論ゼミや授業で培ったデジタル分野についての知識を電子書籍の発展に活かす仕事もしたいです。そうした私の現在の、そして今後働いていく上で新たに生まれる興味分野をカバーし、それらの分野のどこも強いのが貴社の魅力であると私は考えます。 続きを読む
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Q.
第一、第二志望分野以外に興味のある分野を書いてください(分野名だけで可)。
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A.
国内ライツ、デジタル、男性コミック誌 続きを読む
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Q.
「本」を好きになるきっかけとなった一冊を書いてください。
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A.
書名: 『現代思想のパフォーマンス』 著者:難波江和英・内田樹 出版社:光文社新書 読んだ時期:高校3年生 理由:この本は有名な5人の思想家の理論を解説するだけでなく、文章を読むときの実践例まで提示してくれています。その中のソシュール「言葉はものの名前ではない」という章に私は感銘を受けました。自分が見ている世界や常識は他の人とは違うかもしれないという考え方を知り、そのことが大学でメディア論などを学ぶきっかけにもなりました。 続きを読む
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Q.
あなたのお気に入りの人物を一名挙げ、その人に執筆を依頼したい企画を書いてください。
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A.
著者:さやわか 企画タイトル:「スマートフォンゲームにあるのは『物語』なのだろうか」 企画の内容(できるだけ具体的に、なぜその企画なのかの理由も書いてください): 現在スマートフォンで無料のゲームが増え、ヘビーユーザーからカジュアルユーザーまで多くの人々に楽しまれています。しかし初めからアップデートを見込んで作られているため、それらのゲームの物語は完結することなく宙吊りになっているものがほとんどです。そこでスマートフォン(ネット)ゲームと、現在まで人々を感動させてきたコンシューマーゲームでその物語を比較したいと考えました。そしてその物語の描かれ方の違いやそこから人々が受ける影響とはなにかを、ゲーム好きで『僕たちのゲーム史』などを書き、ポップカルチャーを消費者目線でわかりやすく書くことに長けたさやわか氏に執筆してもらいたいです。そして、その本を通して私たちは「なぜゲームをするのか」、「ゲームは本当に子供に悪影響なのだろうか」といった問題を考えたいと思います。 続きを読む
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Q.
この一年間に発売された本の中で、最も感動した一冊を書いてください。
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A.
書名:『メディアミックス化する日本』 著者:大塚英志 出版社:イースト新書 理由: 私は「N次創作」という概念に違和感を持っています。N次創作とは、ある作品(一次創作)に影響を受けた創作が網のように広がっていくネット特有の現象です。しかし他のコンテンツも同じ構造で生み出されていて、N次創作は普遍的なものではないかと漠然と考え続けていました。そんな時、口承文芸の物語創作の仕組みなどから、物語はメディアミックス(二次創作)的に語られるものであるとこの本に書かれていました。 続きを読む
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Q.
デジタルでこそ読みたい一冊を書いてください。
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A.
書名:『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』 著者:柴那典 出版社: 理由:この本は、ハイパーリンクを利用して実際に本に載っている曲や映像を見聞きしながら読んだ方が理解しやすいからです。他の音楽書では著作権の問題で全ての音楽を聞けるようにすることは難しいでしょう。しかしVOCALOID音楽を多く配信しているニコニコ動画では曲を聴くためにお金は発生しないので、比較的実現可能だと考えます。更に「電子の歌姫、初音ミク」のいる電子世界でその本を読めることは、テクノロジーの発達した現代を直に味わう本源的な経験になるはずです。 続きを読む
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Q.
大学生活最大の失敗はなんですか。また、それからなにを学んだか書いてください。
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A.
私の大学生活最大の失敗は、悩んでいる友達に無責任なことを言ってしまったことです。ある日友達から悩み相談を受け、「やりたいようにやりなよ」と励ましました。しかし後日、その友人と一切連絡が取れなくなったのです。どうやらその通りに行動した結果、後ろめたさが募ってしばらく学校にも行かず、悩みを相談していた人には合わせる顔がなくなったからだそうです。そこから、私の励ましは一般論でしかなく、友人の性格や精神状態を考えることの大切さを学びました。アドバイスをする点にばかり意識を向けずに、話に耳を傾けてあげることだけで十分だったのかもしれません。 続きを読む
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Q.
あなたがこの社会で真っ先に変えたいと思うことはなんですか。理由も含めて書いてください。
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A.
私がこの社会で真っ先に変えたいと思うことは、有事の際にも平常を装おうとすることです。例えば、東日本大震災の時に「放射能被害が怖いから関東から西に引っ越す」という人をネット上などで叩く事件がありました。引っ越した人の根拠が正しいかは別として、その判断に周りが口出しする権利はありません。仕事での失敗、体調の悪さ、言いようのない不安感など、よくないことを抱えていても「大丈夫」と言って強がるのは、自分にそう言い聞かせているだけではないでしょうか。一人で抱え込まずに、「大丈夫じゃない」と言える社会に私はしたいです。 続きを読む