【19卒】三菱ケミカルアクア・ソリューションズの総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.5345（北海道大学大学院/女性）（2018/9/13公開）

履歴書や成績証明書、面談アンケートに沿って質問されました。学生が4人いるので、印象が残るように回答することや端的に回答すること、受け答えや第一印象などが評価の対象だと思います。

面接を始める際に雑談を話してくれ和やかな雰囲気であったが、気になったところは厳しく質問している部分もあったと思います。集団であったのでコミュニケーション能力を見ているように感じました。

大学の学部生活を振り返って、10分割で割合を教えてください。

「学業6：アルバイト3：趣味や課外活動1です」と回答しました。「大学の学部は教育学部で教職課程を履修していたのでとても忙しかったことや、大学に入ったからにはきちんと勉強をして良い成績を取りたかったため、学業に力を入れていました。またアルバイトでは大学4年間ファストフード店で働いていました。一人暮らしをしていたこともあり、できるだけお金を自分で稼ぎたかったことやこれまでの学校生活では部活をやっていたが大学では所属しなかったのでその分学業とアルバイトをどちらも手を抜くことなく両立させるように決めました。アルバイトでは最終的に学生リーダーを任されました。残りの趣味や課外活動では、ボランティアなどに充てました」とその割合について具体的に説明をしていきました。

大学での興味深かった授業、ためになった授業について教えてください。

「教職論」という授業です。この授業は教職課程の中で最も単位取得が難しいと言われている授業でした。で私は特に、「教員の現状・課題」について考えさせられました。教授が実際に教員生活の中で体験した話や新聞記事やテレビのニュースをもとに、「あなたはどのように考えるか」と自分の意見をレポートで提出することが求められました。実際にレポートを書いてみると、自分の意見を表現するのは難しく、教員という職に求められる専門性や聖職観、子供を預ける保護者の方や世間の声を考え、かつ自分の意見を書かなければなりません。説得力のあるレポートを書くために、多くの教育書物を読むことで自然と知識も身に付きました。教員になりたいという思いだけでなく、現実をしっかりと考えられた授業でした。

一次面接が集団であったため端的に応えていた部分を深堀された印象があり、それに対してきちんと答え対話できたことが評価されたと思います。また1対1で時間も十分にあったため逆質問もいくつか用意し、会社のことを知っているアピールをできたことも評価されたと思います。

部長面接であったが堅苦しい雰囲気はなく、終始和やかで雑談のような感じであった。面接官が気になったところは厳しくつっこまれました。

修士研究について教えてください。

履歴書にも書いており、また面接官が事前に履歴書を読みこんでいる様子だったので、その内容を話し言葉で伝え直しました。「私は現在、北極域の氷河氷床について解析しています。特に氷河氷床から掘削された氷試料から大気物質循環の復元を目標としています。氷河氷床の氷には雪が降り積もった当時の環境情報が保存されています。私は現在、約1600個の試料の分析とそのデータ解析を行っています。分析機器が使える時間が決まっているため、試料をどのように分析していくか細かくプランニングし取り組んでいます。」その後面接官が純粋に興味を持った「氷はどのくらいの長さか、どうやって持ち帰ってきたか、実際に掘削に行ったのか」など質問をされそれに答えていきました。

どの職種を希望しているか教えてください。

私は特に営業を志望いたします。そこにはもともと人が好きで、人と関わり合いながら仕事をしていきたいという思いがあります。もともと教員志望でしたが、教育は「先生対生徒」の関係の中だけで発生するものではなく、「営業マン対お客様」という関係でも発生すると考えます。自分の今持っている力は存分に営業で活かせると思います。また、お客様に会社のことをきちんと伝えるためには、会社のことをすべて知っていなければならないと思うので、技術のことも積極的に学んでいきたいと思っています。営業として経験を積んだのちには、海外事業に関わることが目標です。海外の水環境の基盤を整えて、水の力で社会を豊かにしていきたいと思っています。

最終面接であったので、会社をどれだけ知っているか、働くイメージが持てているかなどが評価されたと思います。また、まだ就職活動序盤であり、面接等始まっていない企業もある中だったので、自分の就職活動に対する姿勢を偽りなく伝えたことも評価されたと思います。

最終面接であったので少しピリッとした雰囲気があったが、どの面接官の方も相槌を打ってくれ、しっかりと話を聞いてくれていたので話しづらくはなかったです。

会社を知ったきっかけや志望動機などを教えてください。

私は現在2つの軸を持って就職活動をおこなっています。以前から教育に関心があり、学部時代、教育学部に所属したことから1つ目は教育業界です。また学部でも修士でも環境科学を専攻しており環境に関わる会社で働きたいと考えていました。その中でも現在北極域の氷河氷床の氷の融解水の分析を行っていることや海外渡航での日本と海外での水の違いに興味を持ったことから2つ目に水ビジネス業界です。就職活動サイトで探している際に御社からオファーメールをいただき、初めて御社を知りました。企業紹介ページで御社の事業を見ていると、事業内容が直結して社会貢献になっていることが分かり、会社とお客様と社会のすべてがwin-win-winの関係であり、この事業を自分で営業したいと思うようになり志望致しました。

学業以外に力を入れたことについて教えてください。

履歴書にも書いていたアルバイトの話を回答しました。「私は大学4年間、ファストフード店でアルバイトをしており、特にクリスマス時期の販売促進活動に力を入れました。大学4年時には「どういう人が買ってくれるか」改めてニーズを考え、サークルなどの団体や家族で暮らしている人をターゲットに絞りました。また声をかけた人に買ってもらうよう勧めるだけではなく、周りの人にも販売促進活動を行っていることを拡散してもらうようお願いをしました。4年目には250本以上売り上げ目標を達成することができました。」「また自分の中で様々なマニュアルを作り、いかに早く、効率よく仕事ができるかを考えて働き、そのノウハウを高校生や大学の下級生に教えるようにしました。」

内々定の連絡をいただいた後推薦状の提出を求められましたが、回答を保留する時間もしっかりともらえました。その後就職活動を続け、辞退する運びとはなりましたが、最後まで就職活動を応援してくれるスタンスであったと思います。

水ビジネス業界はもともとニッチな業界であるため、業界研究と企業研究はしっかりと行った方がいいと思います。また少数精鋭の会社であるため、面接の段階からキャリアについて説明出来たり、自分が働く姿を面接官がイメージできるような対話ができることが重要であると感じました。面接自体は和やかな雰囲気なので、ある程度緊張感を持ちながらも自分の話をハキハキと伝えられることが重要です。また海外事業についても積極的な回答をした方が良いと思います（勤務地なども同様にです）。

自己分析や自己理解がしっかりと行えていて、自分の軸がぶれていない就職活動ができている人が内定していると思います。そういった人は話し方や振る舞いも堂々としているためかなり良い印象だと思います。立派なエピソードがなくても自分の人となりがしっかりと伝えられることが重要だと思います。

どの面接も終始和やかな雰囲気であったが油断せずに望むことが重要だと思います。またSPIやwebテストの受検がないので、学業の成績証明書について聞かれることも多いです。成績は良いに越したことはないですが、良くない部分や単位取得に偏りがある場合は説明できるようにするべきです。面接官と自分を繋ぐものは履歴書のみなので、他社のエントリーシート同様、字も含めて美しく詳細に仕上げる必要があります。