21卒 インターンES
総合職
21卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
「成長」とは
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A.
成長とは未知の認識と適応である。自分にとって未知のものを正しく認識し,違和感を感じながらもそれらに適応し,自分の中に取り込むことで人は成長する。私自身が過去最も成長を実感したと感じている野球を例に考えたい。 投球において,速い球を投げようとした時に最も必要となるのが,より良い投げ方の習得である。現状自分自身に最も自然な投げ方と,良い投げ方との間に剥離がある時,良い投げ方とは自分にとって未知であり,実践すると違和感を感じてしまう。その違和感を理由に拒絶し,現状の投げ方を維持した場合,もしくはそもそも良い投げ方を正しく認識できていない状態で身につけた場合,自分自身に成長はない。しかしその投げ方を正しく認識し,感じ得る違和感を受け入れて練習を繰り返し身につけた時,投球における成長というものを達成できる。知識の拡大や精神面での成長など成長にも様々あるが,本質的な部分はすべて同じだと考えられる。 成長段階の1つ目の認識という段階は,個々人のセンスによりクオリティに差が生まれるだろう。一方で2つ目の適応という段階は,違和感に耐えて自分自身を変化させることが必要となるため,センスだけではなく忍耐力も大きく必要となるだろう。成長にはこれら2つの両立が最も重要であり,それらの積が個々人の成長速度を表していると考えられる。 続きを読む
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Q.
「旅」とは
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A.
旅とはアイデンティティの構築である。人間は旅を通して他を知り,意識的にか無意識的にかそれらの他に対して自分自身を相対化する。その相対化により,自身の中で新たな自分を発見しアイデンティティを構築する。私の経験に基づいて,旅によるアイデンティティ構築の例を考えてみたい。 私は以前フランスに旅したことがある。フランスでは困っていそうな人を見ると,躊躇いなく助けてくれる場合が多い。パリへ向かうTGVの中でコンセントの型が合わず困っていた時に,それを察した隣のマダムが自分の充電器を貸してくれた。シャンゼリゼ通りで店を探して立ち往生していた時にも,横にいた紳士が自分から教えてくれた。他にも様々同じような経験をしたが,およそ自分のそれまでの当たり前とは大きく乖離していた。その時,初めて自分と異なる存在としてフランスを認識したと同時に,その存在とは異なる自分の存在を初めて認識した。その時に初めて新しいアイデンティティを築いたのである。 既に知っていたことでも,それが自分特有のものだと認識していなければそれはアイデンティティとはなり得ない。しかし旅を通して未知を知り,同時に未知に対する自分の中の未知を知るのである。旅というと旅行が真っ先に浮かぶが,私は自分の知の領域外に踏み出す行為すべてが旅だと考えている。それらすべての旅は,私を自分自身の中の旅へと導いてくれる。 続きを読む
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Q.
・あなたがある新製品開発プロジェクトのメンバーに任命され、 自分以外に3名のメンバーをアサインする状況となったとき、どんな3名を選びますか? 回答に際しては、あなたをリーダーに任命した上司に対する説明を想定し、 なぜその3名を選んだのかが伝わるようにしてください。
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A.
開発する製品の分野の開発面でのスペシャリスト1名,その分野のマーケットを熟知した人を1名,その分野に興味のある新人1名の計3名を選びます。 新製品開発の最大の目標は自社にない素晴らしい製品を開発し,大きな収益を上げることです。そのため,まず第一に開発のスペシャリストとマーケットのスペシャリストが必要となります。どんなに良い製品であっても,マーケットがずれていては収益を上げることができず,またその逆の状態も他者に顧客を奪われてしまい,収益を上げることには繋がりません。これらの状況を避け,バランスの良い製品を開発するために,この二人による議論は常に必要となるため,プロジェクトのメンバーに任命します。 また,新製品開発は自社にとっても一大プロジェクトとなります。今後の自社の未来のためにも,有望な新人にプロジェクトを一通り経験させることが重要となると考えております。彼(彼女)を任命することで,自社が今後新たな開発プロジェクトを行う際に,中心人物となって率いてくれることでしょう。それと同時に,各スペシャリストとは違ったフレッシュな視点で,議論の方向性を柔軟にしてくれるというメリットも考えております。 以上の理由をもとに,これらの3名を開発プロジェクトのメンバーに任命します。 続きを読む