【種から未来へ、挑戦の舞台】【21卒】タキイ種苗の夏インターン体験記（理系/事務系総合職）No.12279（広島大学大学院/女性）（2021/1/14公開）

自身の興味のあった食の原点は種苗にあるという考えが生まれ、種苗メーカーに興味を持ち始めたが、タキイ種苗はその中でも歴史のある会社であると感じていたため。業界内の規模感はわかっていなかったが、自身の研究室でも取引のある会社で身近に感じていたため。もともと営業か技術系かで悩んでいたが、タキイの営業は「1都道府県１人担当」の裁量のあるスタイルに魅力を感じ、実務を体験したいと感じたためインターンシップに応募した。

選考がESのみであったため、文章が論理的か、伝えたいことはアピールできているかなど、何度も確認の末提出した。

営業体感ゲーム。どの野菜をどの時期にお客様に売り、どんな農業資材を販売することで収量を上げるかなど、メーカーと商社の両方の機能を持つタキイならではのワーク。

1日目にやったこと

到着すると6,7人の班に振り分けられており、チームでアイスブレイク後、会社説明に入った。
社員食堂で社員さんとともに昼食をとったのち、本社にある種の管理倉庫を見学した。
そこでは質疑応答の時間もたくさんあった。戻ってきたらワークが始まり、チーム内で議論をしながらゲームを進めた。途中途中でチームの戦略や方向性について代表者が発表する時間が設けられた。

新卒採用担当 / 現場社員（肩書きは不明だが結構年配の社員さんたち）

優勝チームに会社グッズ、そうでなくてもシールをいただいた。

やはりどの班も完璧な販売戦略をとることができなかったことから、実務の難しさを学んだが、それに対して、「この難しい営業を1人ですることができる」ということをおっしゃっており、タキイの裁量権の大きさを身を持って体感できた。

ゲーム型のワークで、種苗の販売という川上のところから、実際にどのくらい収量を得られて利益が出るかという最終まで一貫して学べるものであった。たねまきや収穫から逆算してタネを販売する時期を考えたり、病気などを防ぐための適切な資材を考えたりと、多方面からのアプローチが必要であり、なかなか班の中で意見がまとまらなかった。また、1dayということもありワークの時間も限られていて、ずっと忙しなかった。

2年目から1人で任される仕事の実務をワークで体感できたため、タキイ種苗で働くイメージはとても明確になった。最終形態の農産物の知識だけではなく、その農産物の種はいつ捲くのがベストか、どんな強さ弱さがあるかなど、農家さんにきちんと説明する必要があると感じた。農家さんは1品種だけを育てるわけではないので、その他に栽培している作物との兼ね合いも大事であると感じ、営業というより経営コンサルタント色のある仕事でもあると学んだ。

作物が育つまでにどのような障害があるか、そして、その時にどのような商材でそれを防ぐことができるかを少しでも理解できていればスムーズだったように感じた。また、質疑応答の時間が予想よりもとても多かったうえ、社員の方もたくさん見にこられていたため事前に聞きたいことをまとめておいても良かったと感じた。

営業は基本的に本社勤務であるが、その本社を見学できたり、滅多に行けない社員食堂でご飯を食べることができたため。また、ワークでは実際現場で社員の方々が考えるようなことを体験できたため、実務のイメージを明確にできたと感じている。参加している学生ともとても馬が合い、雰囲気も合っているなと感じることができたため。

自身の価値観と会社の価値観が合っていると感じた。
ワーク中も気持ちよく発言できたし、チームのメンバーもよく、協調性を示すこともできたため。また、人事の方に質問する機会もあり、雰囲気が合っているように感じたため。
自身が発表する時は論理的に端的に話すことをきちんと意識できたため。

参加する前は昔ながらの堅い会社というイメージがあったが、それがいい意味で払拭されたため。1人でここまで責任を持って仕事ができる会社はなかなかないと感じた。年に100日程度出張があったり、海外営業では駐在もできるということが自分の志向性と合っていたため。

特別ルート等は存在しないと思うが、人事は学生の特性を深く観察しているように感じたため。また、インターンシップ後のアンケートでは他社のインターンシップ参加状況や脂肪業界など、細かいところまで問われたため、何か関係があるのではないかと感じた。

食品メーカー・飼料メーカー・種苗メーカー・商社
食品メーカーとしては幅広く見ていた。味の素、キッコーマン、キユーピーなどの調味料大手や、森永流業、雪印メグミルクなどの乳業メーカー、日本水産やマルハニチロなどの水産も見ていた。飼料メーカーはフィードワンや日清丸紅飼料など民間でシェアの大きい会社を見ていた。商社は主に食品を卸している三菱食品などを見ていた。

大きく志望業界は変わらなかったが、種苗メーカーの志望度がとてもあがり、サカタのタネなど他の会社も見るきっかけになった。また、タキイ種苗が商社機能を有しており、ワークで商社の仕事も体感できたため、商社をもっと深くみるきっかけにもなった。自身は裁量権の大きい会社に惹かれるという気づきも得ることができた。