【夢と現実が融合する航空革命】【21卒】日本航空（JAL）の夏インターン体験記（理系/企画総合職）No.11098（大阪大学大学院/男性）（2020/7/21公開）

航空会社に興味があったため、とりあえず応募してみた。大手二社のうち先にインターン募集が目に入ったためこちらにした。また、技術系、事務系に分けてではなく、一緒にワークをすると聞いて、まだ業種を絞れていない自分にはよいのではないかと思った。

会社のことを事前に調べた。一度経営破綻をしているため、それがなぜ起こったのか、どのようにして立て直したのかを勉強してから選考に臨んだ。

・新しい航空会社を立ち上げる

1日目にやったこと

未来の航空会社や空港がどのようになっているか、それぞれのグループでパワーポイントを作成し、発表した。形式は自由で、夢のあるようなアイデアの班もあったし、数値に基づく現実的な発表もあった。

2日目にやったこと

新しい航空会社を立ち上げるというテーマで路線図を考えた。航空機やシートの値段や、便数の制約などが与えられ、条件下で売り上げが出せるような路線図を考えた。グループでアイデアを用紙にまとめて展示する。

業務企画職の社員

なし

1日目のワークで、自分たちの班はあまり具体的な案を出せなかった。そのため、プレゼンの内容がほかの班と比べて抽象的なものになってしまっていると指摘された。班員と話し合って、2日目のワークでは同じことを指摘されないよう取り組んだ。

グループワークは時間が少し短く感じた。限られた時間内にアイデアをまとめることが難しかった。特に2日目のワークは新しい航空会社を立ち上げるという内容だったが、ターゲットやマネタイズ、便の時間制約など考える要素がおおく、うまく分担してやらないと終わらなかった。

会社の歴史について学べた。なぜ経営破綻をしたのか、どうやって再起したのか、そして今は同じことが起きないようどのような取り組みが行われているのかを勉強できた。インターネットに書いてある情報だけでは不十分だと感じた。また社員それぞれが危機感をもって仕事をしているということが感じ取れた。

特に準備しておくことはないと思う。しかい、本選考まで視野に入れるのであれば、社員に直接質問したいことなどもまとめておくとよいかもしれない。インターンの終わり際に、個人的にアポを取っている学生もいた。

業務企画職全体としてのインターンだったため、実務についてはあまりわからなかった。社員が働いている様子も見ることができなかったため、グループワークと講義の受講をしに来たという印象だった。特に技術系と数理系を志望している人にとってはあまり仕事内容についてわからなかったのではないかと思う。

この会社ではチームとしての団結力や経営に対する危機感、社会の変化に対する対応力などが求められていると感じた。いずれも自分が常日頃大事にしている要素だったため、アピールしやすいのではないかと思った。技術系であれば自分の専攻分野とも近しいものがあるため、さらに有利ではないかと思う。

航空会社の地上職といえば、事務職なら空港のグランドスタッフ、技術系なら整備士のイメージだった。しかし実際には業務企画職の仕事は、（現場研修はあるが）それらを企画する立場であるということがギャップだった。よりいろんな人と関わり、大きなプロジェクトを動かせるという点で魅力的だと思った。

インターン参加者にはフォローアップのイベント案内がくる。それに参加して、うまくいけば早期選考にのれるという話を他の学生から聞いた。本選考にはまちがいなく直結する。

ほとんど志望業界・会社は決めてなかった。インターンシップに参加してみて、自分に合った業界を見つけていこうというスタンスで夏季インターンには応募した。なんとなく興味があった業界（海運・航空・マスコミ・不動産・IT）にエントリーをした。理系・文系も定まっていなかったため、なるべく偏りが出ないようにインターンの内容や業種を選んだ。

航空業界は本選考でも受けてみようと思った。今回は日本航空だったが、もう一方の大手航空会社も受けてみたいと思った。インターンを通して、メーカーではなく、いろいろな人とかかわりを持てるユーザー視点での業務の方が自分に向いているのではないかと思い、海運や航空会社を就活の軸の一つにしてみよかと考えるようになった。