1次面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】企画部所属のプランナー【面接の雰囲気】場の雰囲気としては非常に和やかなもので、また今年は「オンラインでの面接」というお互いに慣れない環境でもありましたのでその中で気を遣い合いながら面接を進めていくような形でした。しかしながら。だからと言って「なぁなぁ」でやるのではなく、しっかりと気になるポイントや注意事項などはご質問いただき、冷静に、シビアに応募者の能力や将来像を見られているのだなぁということが感じられました。【提出していただいた企画書はゲーム的な面白さは当然として商業的な観点にも触れられており非常に評価の高いものであった。この能力はどこで、どのような過程で身に付けたものなのか?】私は学生時代を通してずっと漫画を描いていて、その終盤においては専ら各出版社の編集者の方と打ち合わせをしながら作品を作っていくという作業でした。……そうすると、「自身が作りたいもの」と、「実際に世の中で売れるもの」の差というのは明確に認識せざるをえなくなる訳です。特にタムソフトさんはディベロッパーですから、こうした「自分達の作りたいもの」「クライアントの要望」というのは通じるものがあると思います。そうした時、どのようにその差を埋めていくか、というのは、結局「市場を観察、分析し、商業的な計画も合わせて立てる」しかない。これらはその中で身についた能力でした。そもそも漫画もゲームも単なる芸術作品ではなく、明確な「商業製品」な訳ですから、前提としてそこを切り分けて考えることなどできない、というのが私の個人的な考えになります。【好きなアクションゲームはありますか】基本的にはゲーム好きなので、アクションゲームも一通りは遊ぶし好きですね……ただ、実は私はFPS等の対人アクションゲームだけは苦手で。「ワンミスで死に至る選択に常に圧迫されながら、反射神経を研ぎ澄ましてボタンを入力し闘う」というのが不得意なんです。……ただ、逆に言えば「考える」ことができるゲームは好きで、同じ対人型のアクションゲームであっても、例えばバンダイナムコさんからリリースされている基本無料の対人アクションゲーム「機動戦士ガンダムバトルオペレーション2」などは、「重厚感のある巨大ロボットを操り、じっくり考えつつ対戦していく」という点において非常に魅力を感じ、よくプレイしています。余談なのですが、こういった「考えながら闘うアクションゲーム」というのは今現在あまり開拓されていないジャンルだと感じていて……ひょっとするとここに商機があるのではないか? という風に考えています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】如何に論理的に自分の強みをアピールできるか、というのは当然なのですが。それに加えて、面接というものへの対策として「自分という存在を覚えてもらう」ことも重要だと感じました……例えば、「創作」にまつわる話について少しユーモアも交えて笑いが取れた際には、大きく手応えを感じましたね。自己PRシートもそうですし、話ぶり、合間合間に挟むエピソード等もそうなのですが……面接とはやはり「能力」と「人柄」の両輪評価なのだな、と受けてみて改めて強く思った次第です。また、タムソフトさんはアクションゲームについて非常に定評のある会社ですので「好きなアクションゲームはありますか」という問いには前もって答えを用意しておくと良いでしょう。
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